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転職前のクライアントワークでは、お客様に「お願いして良かった」と言われる喜びを感じていました。しかし「デザイナーとしてもっと成長したい」と自社サービスを扱う会社への転職を決めました。
何社も面接を重ねたなかから選んだのが、サイバーエージェント。
なぜこの会社を選んだのでしょうか。
中途入社から2年半を経て、これから産休・育休を迎えます。休業の不安は全くないと言います。「もっといろんな仕事をしたい」とまっすぐに今後のキャリアを見据えている関。
サイバーエージェントとはどんな会社なのか、素直な思いを聞いてみました。
関 愛奈 株式会社サイバーエージェント UI/UXデザイナー。 2010年、制作会社に新卒入社。クライアントワークでwebサイト制作等を経験。2015年株式会社サイバーエージェントに中途入社。Amebaサービスのデザイナーを経験後、2016年株式会社プレイモーションにサービス立ち上げメンバーとして出向。
「デザインの力で世の中を盛り上げたい」という熱意に、自分も参加したくなった
——転職を考えたきっかけはどんなことでしたか?
デザイナーとしてのスキルをもっと伸ばしたいな、と思ったのがきっかけです。新卒で制作会社へ入社し、5年間デザイナーとして、金融やメーカーなどさまざまな業界のキャンペーンサイトやコーポレートサイトを制作していました。お客様に喜んでいただけることにはとてもやり甲斐を感じていたのですが、だんだんと納品した後のサイト運営について、「デザインしたものに対してユーザーがどう感じるかなどのフィードバックや納品後の課題解決に向き合いたい」」と思うことが多くなってきたんです。
自社サービスを持つ会社でデザイナーをしている方にお会いすると、発信力やサービスへの責任感という、私にないものを持っている方が多いなと感じていました。「私ももっとデザイナーとして成長したい。大好きなデザインを極めたい」と思い、転職活動を始めました。
——なぜサイバーエージェントを選ばれたのでしょう?
何社か受けた中で、面接での印象がすごくよかったのが決めてです。クリエイティブ執行役員の佐藤が面接官で、私の話を親身になって聞いてくれました。「これからサイバーエージェントはクリエイティブで勝負していく」ということを執行役員自ら熱く語っていて、デザインの力で会社や世の中を盛り上げたいという熱意が伝わってきたんです。自分もデザイナーとしてその一員に加りたい、という気持ちが膨らみました。
がんばる人を応援する制度が充実していることも決断の後押しになりました。ずっと働くことができる会社に入りたかったんです。面接で長く働きたい、と伝えたら、実際の事例を元に、いろいろな可能性を教えてくれたことも安心しました。デザイナーとして一生前に進んでいきたいから、この会社を選んだのは正解だったなと思います。
入社数ヶ月で、新規事業のメインデザイナーに抜擢
——サイバーエージェントの印象は、入社後に変化がありましたか?
みんなのびのび自由に仕事しているな、というのが最初の感想です。仕事をやらされているという印象がないんですよ。自分のやりたいことを突き詰めて、それを事業に活かすという環境は、すごく新鮮でした。上司が「これやっておいて」というように上から仕事が降ってくるということはなく、「これを解決するにはどうしようか」と同じ目線で率直な意見を言い合えるフラットさがありますね。
社内にはたくさんのデザイナーがいますが、みんな仲が良く、プロジェクトを越えた横のつながりがあります。自分だけで抱え込んでいても良いものはできないので、互いに意見交換をしたりします。ライバルとして刺激にもなります。
入社後は「Ameba Ownd」のデザイナーとしてテンプレートデザインを作ったり、コンテンツメディア「SILLY」のサイトデザインを経験したりしました。自社サービスの運用は初めてだったので、実は細かくて泥臭い作業が多いんだと勉強になりました。ちょうどサービスが成長していた時期で、少しデザインを変えるだけでユーザーの反応が変わっていくのを目の当たりにして、デザインの意味についてすごく考えましたね。前職ではサイトデザインを主に手がけてきたので、詳細なところまで見ることはできていなかったんだなと気づきました。
——入社して、仕事に対する気持ちに変化はありましたか?
AWAやAbemaTVが開発され盛り上がっていく様子を近くで見ていたので「自分もいつか会社を代表するようなサービスに関わりたい」という気持ちが膨らんできました。「関さんはどういうことをしたいの?」と聞かれると「新規サービスの開発・運用を担当してみたいです」と答えていましたね。
その後、入社1年もしないうちに、マッチングサービス「CROSS ME」の開発にメインデザイナーとして異動しました。新規サービスの立ち上げ、開発、運用までを一貫して、未経験にもかかわらず任せてもらい、良い階段を登らせてもらったなと思います。
クライアントワークでの経験が、今のチャレンジにつながっています
——前職の経験が、今の仕事に役立っていると感じることはありますか?
たくさんあります。とくに、クライアントワークにおいて幅広い業種の方と仕事ができたことでデザインの引き出しをたくさん持てたことは、糧になっています。また、クライアントと直接コミュニケーションをとってデザインを作り上げてきたことは、自社サービスの開発にあたってもデザイナー以外のメンバーに意図を伝える時にすごく役に立ちました。
実際にサイバーエージェントで自社サービスを担当するようになると、基本的に一つのプロジェクトにつきデザイナーは1~2人ということが多いです。デザインに関してはすべての責任を持つのでプレッシャーはありますが、それ以上に楽しくもあります。もちろんお蔵入りになったデザインもたくさんあります。その後、「なぜ実現できなかったか」を必ずチームで振り返るので、次に活かすことができます。大変さを乗り越えてリリースした時はとても感慨深いです。更に事業として成果も出ると、自信にもつながります。サイバーエージェントで自社サービスに携わるようになって、デザインで解決できることはとても多いんだなと実感しました。
——サイバーエージェントで求められているデザイナーとはどんな人材でしょうか?
ただデザインを作るだけでなく、いかにユーザーを巻き込んで楽しんでもらえるかを考えられる人ですね。
サイバーエージェントの組織は一貫して、良いものを作りたいという思いが強いです。愛情注いだサービスだからこそ、作っているものに責任を持っている人が多いというのが、サイバーエージェントにいるデザイナーの一番の特徴だなと思います。
私は今「CROSS ME」を運営する株式会社プレイモーションに出向しています。サイバーエージェントは事業ごとに責任も数字も売り上げも明確になるので、自分の関わる事業を伸ばすために最大限に責任を果たさなければいけない意識はとても強くなります。「もっとこうしたい」というモチベーションが強く、やりがいがありますね。
ずっとチャレンジを続けたい。デザイナーとして前を向ける環境
——今後のキャリアプランはどのように描いていますか?
入社してから、限られた時間の中でいかに成果が出せるかを意識するようになりました。これは一番大きな変化かもしれないです。実は私は妊娠中で、これから産休、育休に入ります。育休から復帰後の一定期間はおそらく時短勤務になると思います。限られた時間の中でデザイナーとしてどうしたら最大限の力を発揮できるかを考えています。「時間がない」を言い訳にするつもりはありません。実はサイバーエージェントでは、女性社員の3割が妊娠中もしくは子供がいるお母さんで、様々な職種・部署で活躍しています。私も一人のデザイナーとして、会社やサービスにデザインで貢献し続けていきたいです。
また、ありがたいことに社内にはお手本になる先輩がたくさんいて、その背中を見ていると「自分にはまだまだのびしろがあるぞ」と思うんです。前を行くデザイナーたちに近づくためにどうすべきかをすごく考えます。一本のサービスを責任を持って伸ばすことも重要ですし、もっといろんなプロダクトにも触れたいですね。
キャリアへの不安はなく、デザイナーとしてどうしていこうかと楽しみに感じています。
——中途入社の方々に、どんなことを求めていますか
サイバーエージェントは新しいことにどんどん挑戦していく会社なので、世の中のトレンドに敏感になってほしいです。同時に、今までの経験から積み上げられた自分のデザインに、自信を持ってほしい。自信があれば、自分の技術を会社の中でどう活かせるかが見えてくると思うんです。様々なバックグラウンドや価値観を持ったデザイナーと意見を言い合い、お互い刺激になる仕事ができると良いですね。
なにより、やりたいことは「やりたい」と口にすること。「こうしたいな」と思ったことをやらせてもらえる環境なので、挑戦できます。手探りでもためらわずにどんどん新しいことに手を出していくと、きっと楽しいですよ。