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先日ニュース番組で、「パタハラ」という言葉を軸に男性育休の話題が取り上げられていました。
「パタハラ」とはパタニティー(英語で父性の意味)・ハラスメントの略です。男性が育児を通じて父性を発揮する権利や機会を、会社や職場の上司などが侵害することを意味します。
具体的には、
「育休を取らせてもらえない」
「時短勤務を認めてもらえない」
「育児参加の希望を伝えたら、『出世できなくなる』というようなことをほのめかされた」
という声があるといいます。
活躍している社員が一時的に職場から抜けることに対して、困る・怖いという気持ちがあるのは正直なところかもしれません。しかしだからといって、子どもにとって一生に一度しかない時間、父親にとっても限られた機会を会社や職場が奪っていいのでしょうか。
今日のテーマは、そんな男性の育休についてです。
最近育休から復帰した社員に話を聞く機会があったのですが、その時に「そういう上司・仲間がいる職場っていいな」、「そんな気持ちで育休取れるっていいな」と思いました。
そしてなにより、「育休にはメリットしかない」と実感することができました。
なので、今回は実際に育休を取得した社員の声を、できるだけそのまま、みなさんに伝えたいと思います。
NSグループ独自の育休促進制度についてもわかる内容ですので、
「男性の育休って実際どうなの?」と思っているビジネスパーソンや、
「活躍している男性社員が急に『育休をとりたい』って言い出したらどうしよう」と考えている人事の方々に参考にしていただきたい内容です。
<育休の話を聞かせてくれる社員のプロフィール>
パセラリゾーツ・AKIBAエリアコラボチーム
上田 翼(37歳)
男性育休を取得した上田さん(写真右)
プロフィール:
中途入社5年目。NSグループではカラオケパセラやスポーツバーロスカボス、仮面ライダーザダイナーやフーズフーズなど、様々な店舗を経験。2018年からHUNTERS BAR-モンハン酒場の店長を務めた後、2021年春にパセラAKIBA コラボチームへ。
2020年4月に第1子が生まれ、3ヶ月間の育休を取得。その後、9月から店長の仕事に復帰した。「育休をとって良かった」という実感から、育休の魅力を伝えるロールモデルを目指す。
<目次>
①店長という立場で、3ヶ月の育休を取得した理由
②はじめて赤ちゃんに触れたのは、会社の新米パパ研修
③仲間の言葉で、本当の意味で育休をとれると思えた
店長という立場で、3ヶ月の育休を取得した理由
――「パタハラ」という言葉が注目されているように、男性の育休は社会ではまだまだ珍しいものだと思います。上田さんはなぜ育休をとろうと思ったのですか。
理由は2つあります。
まず1つ目は純粋に「子どもの成長を見たい、妻と一緒にいてあげたい」と思ったからです。2020年の4月はコロナの影響で勤務店舗が休業していたため、子どもが生まれてすぐの1ヶ月間、私は在宅勤務をしていました。
そこで、子どもと触れ合い、育児をがんばる妻の姿を見て、2人のことを大切にしたいと思ったのです。育児について、妻から「一緒にして」と言われたわけではなく、一緒にするのが当たり前という感覚でした。
最初は正直、育休をとりたいと思っていたわけではありませんでした。生まれてすぐの1ヶ月を在宅勤務しながら過ごせるだけでも十分かなと、思っていたんです。でも、実際子どもが生まれて、在宅勤務をしながら見ていると、1ヶ月じゃ全然足りない。
在宅勤務のかたわらではなく、ちゃんと子どもと関わりたいと思うようになりました。
そして、そう考えるようになってから、「自分が男性として育休を取得するロールモデルになりたい」という思いも抱くようになったのです。これが、育休をとりたいと思ったもう1つの理由でもあります。
生まれて間もないお子さんとパシャり。パパの顔してますね!
NSグループは、会社として男性の育休取得を推進しています。私以前にも、パーティ事業部やカラオケ、リゾートホテルなど、各店舗の店長や支配人、さらには本社システムチーム責任者も育休を取得した実績があります。
また、会社は子どもが生まれた男性社員に対して最低5日以上の育休取得を義務づけていて、男性育休の最長実績は8ヶ月です。
このような環境は働き手にとって、非常にありがたいものだと思います。一方で、会社が最低ラインに定めている5日しか育休を取得しない社員も少なくありません。
私は子どもが生まれて、子どもの大切さがわかりました。子どもと一緒にいたいし、パートナーも大切にしたい。プライベートが充実しなければ、仕事に一生懸命打ち込めない。そんなふうに感じるようになったのです。
だから、会社が指定する最低限の5日ではなく、もっとちゃんと男性が育休を取得できるように、そのロールモデルになろうと思いました。会社にとっても、社会にとっても、男性である自分が長期の育休を取得することは意味のあることだと考えました。
社内向けの男性育休取得告知POP オフィス内や、社内掲示板に掲示されています
――会社・職場に希望を伝える際、不安はありませんでしたか。だれにどのように相談したのでしょうか。
正直なところ、不安は少しありました。その不安というのは、私は店長という立場だったので、まわりに迷惑をかけてしまうことへの不安です。
会社に対しては「多分受け入れてくれるだろう」というような感覚でした。男性の育休取得を推進していることは知っていたので、そういう意味での不安はあまりありませんでした。
ただ当時、私はエリアを異動したばかりで、直属の上司にあたるエリアマネージャーとはほぼ面識がない状態。なので、いきなり育休の希望を伝えてどう思われるかな、大丈夫かなと考えていました。
――実際、エリアマネージャーからはどんな言葉が返ってきたのでしょうか。
「子どもはすぐ成長するので、生まれたての時間は今しかない。今のうちに子どもと接しておくのはすごく良いことだから、絶対にとってください!」
と、エリアマネージャーは言ってくれました。さらに、「僕も子どもがいるけど、小さい時はあっという間だよ!」と。
その言葉を聞いて、ほぼ初対面の自分にこんなふうに言ってくれるなんてありがたいなと思うと同時に、本当に大丈夫なんだと感じました。
はじめて赤ちゃんに触れたのは、会社の新米パパ研修
――ところで、子どもが生まれることになり、いきなり赤ちゃんと接することに不安や怖さのようなものはありませんでしたか。
NSグループにはプレパパ&プレママ体験会の制度があり、出産前の妻と一緒に参加させてもらいました。そこで実際に赤ちゃんに触れさせてもらったんです。抱え方や起こし方を教わったり、育児をするうえでの心配ごとを聞いてもらったり。
生まれてくる前に学ぶ機会があったから、準備はできていたと思います。
体験会の内容を話すと少し長くなってしまうので、詳しく知りたいという方は、体験会についての社員ブログを読んでもらえると、様子がわかると思います。
NSグループが実施する新米パパ研修の様子(写真は新型コロナウィルス流行以前のものです。現在はオンラインで実施中)
しかも、この体験会に参加し、男性がちゃんと育休を取ると、会社から3万円のお祝い金が支給されます。このお祝い金は出産祝い金※の3万円とは別途支給されるため、いろいろな意味でありがたかったです。
【※NSグループの出産祝い金】
NSグループの出産祝い金は第一子3万円、第二子3万円、第三子以降10万円という形で支給されます。なお夫婦の両方が社員の場合、上記金額がその都度双方に支給されるW支給スタイルです!
仲間の言葉で、本当の意味で育休をとれると思えた
――会社の支援体制が整っているのはわかりました。でも、実際、職場の仲間はどんな反応だったのでしょうか。店長である上田さんが3ヶ月の育休を取得することに対して。
店舗のメンバーに報告をしたときには、
「お店は守っておきます!」
「安心してください!」
というようなことを言ってもらいました。本当に、ほっとしました。
このような言葉を聞いて初めて、制度としてではなく、働く環境として、ちゃんと育休を取得できると思えました。
その後、子どもが生まれてからも、写真をシェアしたら、「めっちゃかわいい!」とか言ってもらって素直に嬉しかったです。そんなふうにみんなが育休取得を受け入れてくれたから、3ヶ月後にモチベーション高い状態で店舗に戻ることができたのかなって。
私は店長として育休を取得し、店長として職場に復帰しました。そして、今は秋葉原エリア全体のコラボ店舗をマネジメントするチームに所属しています。
振り返って思うのは、大切な家族と過ごしたかけがえのない時間が、キャリアの妨げになっていないということ。そのことがあるからこそ、私は今純粋に育休をとってよかったと思えるのかもしれません。
もし、育休に対して不安を抱えている人がいるなら、NSグループでなら大丈夫ですよと言いたいです。社内・社外問わず、私の育休取得実績とその前後で起こったこと・かけてもらった仲間からの言葉を参考にしてもらえると幸いです。
まとめ
今日は「パタハラ」という言葉をきっかけに、男性育休についての社内事例を紹介しました。会社・職場にとって、大切な活躍社員こそ、ちゃんと育休に送り出してあげてください。
子どもにとって、父親にとって不可欠な時間を過ごした後、帰ってくる仲間はきっと今まで以上に活躍してくれるはずです。パタハラ、ダメ絶対、です。
☆おまけ☆NSグループの福利厚生紹介(オリジナルコマーシャル)
その① 男性育休促進制度
今回の記事で紹介した男性育休促進制度。NSグループでは男性がパパになるための研修を受け、
実際に育休を取得するとお祝い金が支給!やっぱり男性育休にはメリットしかない!
その② EY5連休
EYとは、Every Yearの略。
NSグループでは5連休以上の休みがとれます、ではなく、とらなければなりません!
しかも、年に2回・3回と複数回の取得も歓迎!
日々仕事に一生懸命取り組むからこそ、自分のため・大事な人のために休みもしっかりとる。
そんな考えを大切にしている会社です。
その③水上保養所
広々2LDKの保養所に無料で宿泊可能♪
しかも最大3泊4日を、1年に何回でも利用OK!
NSグループの社員になったら、使わなきゃ損です!
他にも嬉しい福利厚生がたくさん整っているNSグループ。
今後も少しずつ紹介してきますね♪