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「失敗しても構わない。大きなチャレンジを。」個人の可能性を解放する心理的安全性の高い組織とは

トヨタコネクティッド技術本部の2部署から、それぞれの部長をお迎えしました(写真左・橋口、写真右・瀧)。技術本部ならではの魅力や組織文化について話を聞いていきまます。

―――はじめに、お二人の自己紹介をお願いいたします。

橋口)アジャイル開発の推進活動を目的とした内製開発推進部を2022年10 月から立ち上げ、現在は部長として組織のマネジメントをしています。入社前はインフラエンジニアをしていたのですが、ソフトウェアエンジニアに転身したいと思い、トヨタコネクティッドに入社しました。

瀧)2022年10月からテレマティクスサービス部の部長をしています。私の担当は弊社のメインサービスであるT-Connect及びG-Linkのシステム開発・保守です。車とサーバーで連動してお客様に様々な情報を提供したり、車からデータを収集し渋滞情報や災害時の通行可能な道路の情報を提供するなど、車の安心安全を提供するシステム(これらのシステムをテレマティクスサービスと呼んでいます)になります。もともとトヨタコネクティッドでテレマティクスサービスにも携わる仕事を別の会社で行っており、転職を考えた際にトヨタコネクティッドに可能性を感じたので、2015年に転職しました。

―――早速ですが、お二人が所属している技術本部について教えてください。技術本部ではどういうメンバーが活躍されているのでしょうか。

橋口)キャリア採用のメンバーが多いのですが、傾向としては大手企業出身者が多いです。また、第二新卒に近い若手メンバーも多く活躍している印象です。

瀧)私の管轄しているテレマティクスサービス部でも、キャリア採用が多いですね。業務上、開発・保守でも上流工程でのプロジェクト管理に携わることが多く、前職での開発の現場経験を経てマネジメントに進まれたいという方が集っています。今はみなさんプロジェクトマネージャーとして活躍されています。私と同じく派遣社員から参画したメンバーもいます。若手には開発の現場をしっかり経験してもらった上で、上流の仕事を任せています。

ストレッチした目標にあえて挑戦し、個人の可能性を解放する

―――技術本部全体のカルチャーや雰囲気、大切にしている価値観などを教えて下さい。

瀧)メンバー間での情報格差をなくすよう、情報共有がしやすい雰囲気を意識しています。
私が見ているシステムは歴史が長いため、細かく全体まで把握しているメンバーはほとんどいません。そのような環境下で業務を円滑に進めていくには、周囲の人に気兼ねなく話を聞き、情報を集めることが重要です。私のところにも部下からよく質問が来るのですが、すぐに返答することを心がけ、質問をしやすい空気づくりを心がけています。

また、品質に関する取り組み方が非常に丁寧だなと感じますね。例えば、障害発生時の上位層の巻き込み方がダイレクトで、お客様も含めて全員にしっかり情報発信ができることを最優先に考えています。エンドユーザーに近い方々も巻き込んでいるので、非常時の対応も素早く行なうことが可能です。

橋口)組織自体が新しいこともあり、競技プログラミングのためのサークル活動など、学習に対して非常に積極的なカルチャーがありますね。本部全体にも通ずることですが、役職に関わらず新たな学びを求められています。会社からの支援も手厚く、メンバー全員で学習をしていく姿勢を感じます。今後は、社内で高い技術を持つ人が講座を開き、メンバーに教えていく活動に挑戦していきたいと考えています。

また、技術本部全体の目標として「小さくトライ」という価値観があります。メンバーにも強く浸透しており、失敗を恐れず挑戦を続けていく文化があります。

―――カルチャーを体現するような慣習があれば教えてください。

橋口)無茶と思われるような、自分のスキルを超えた目標を、あえて自分から設定するよう推奨しています。「達成すれば高く称賛されるけれども、失敗してもかまわない。チャレンジしたことに価値がある」。そんな目標を持つことで、心理的な安全性を担保しつつ、個人の自発的なチャレンジができる環境を整えています。

役職にとらわれず、フラットでカジュアルに情報共有できる心理的安全性が高いカルチャーを作りたい

―――開発組織内において、コミュニケーションを工夫されているようなことはありますか?具体的な取り組みがあれば教えてください。

瀧)2週間に1回、グループ単位で、各々の現在の活動内容を発信し合うような取り組みをしています。各メンバーの担当業務が理解できるだけでなく、失敗談や成功体験も共有することで、全体のスキルアップにつながる場となっていますね。また、趣味などプライベートな話題で盛り上がることも多く、コミュニケーションしやすい雰囲気作りに大いに役立っていると感じています。今後も継続的に続けていきたいなと思っています。

近年、リモートワークの浸透によりフランクなコミュニケーションが減っているので、業務上の情報格差だけではなく、コミュニケーション量の格差もなくしていきたいと考えています。

橋口)部署を超えて、フランクに雑談をする自由な時間を取っているグループもあります。この取り組みは半年ほど前から続いていますが、メンバー同士がお互いの人間性を知ることができ、コミュニケーションも円滑に取れているようです。

―――これからどんな組織、どんなカルチャーにしていきたいとお考えですか。

瀧)迅速な情報共有を続けていくために、フラットな組織を目指しています。コミュニケーションや情報共有が円滑で、どのメンバーにも平等に情報が行き渡っている状態が理想ですね。雑談の中で気軽に悩み相談などをして欲しいと思っているので、自分自身も「偉い人」と思われないように心がけています。

実際に、メンバーと悩み相談の時間を設けているのですが、部内の課題発見の場にもなっており、自分や組織全体にとってもメリットのある文化です。

橋口)多少未熟でも、恥ずかしがらずに意見が言える雰囲気作りをしていきたいですね。挑戦しやすい環境がイノベーションを創発していくと思うので、躊躇なく自分の意見やアイディアを発信できる組織を作っています。

自由にチャレンジを許容する組織で、自分自身に合うキャリアを見つけることができる

―――技術本部で働くことで得られるスキルや、具体的なキャリア機会はどのようなものがあるでしょうか。

瀧)クラウドを前提としたサービスを扱うことが多いため、まずはクラウドの経験は豊富に積んでいただけると思っています。クラウドと一口に言っても色々なサービスがありますが、日々新しいクラウドサービスが世に出てくる中で、どんどん新しいサービスに触れることができます。実際にお客様に導入してみて初めて認識できる課題も多いため、実務を通して本質的なスキルを身につけることができます。

また、技術的観点だけでなく、マネジメント方面での成長も期待できると思います。様々なステークホルダーと調整していく力や、プロジェクトを推進する力もつけることが可能ですね。例えば、アジャイル開発で進めるようなプロジェクトもあれば、マルチベンダーをうまくコラボレーションさせて品質を担保していくようなプロジェクトもあり、多様なマネジメント経験を積んでいただけると思います。

橋口)技術本部のみならず、トヨタコネクティッド全体を通して言えることですが、エキスパートとしてのキャリアも積みやすくなっています。ジェネラリストやラインマネジメントのみがキャリアアップの道としてスタンダードとなっている企業が多い中で、トヨタコネクティッドでは自身の技術を磨き続けてスペシャリストとしてキャリアアップしている方も多いです。

―――最後に、技術本部のカルチャーに合うのはどのような人材だと思いますか。

橋口)成長意欲が高く、失敗を恐れない、チャレンジ精神のある方にはぴったりの環境ですね。

瀧)積極性のある方には、成長機会が豊富にある会社です。チャレンジを自由に許容する文化があるので、挑戦したいことがある人には非常に良い環境を提供できます。

ご興味ある方からのご応募をお待ちしています。

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