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新卒紹介からの撤退危機を乗り越えて。エージェントシップで再生したStella Pointの軌跡

2021年3月に有料職業紹介の免許を取得し、約1年間にわたり、たった2名で人材紹介事業を進めてきた株式会社Stella Point。

新卒人材紹介からの撤退も考えていた中、わずか5ヶ月で紹介数と決定数を2倍に引き上げ、現在では年間100名の紹介実績を誇るまでに成長を遂げました。

今回は、どのようにして新卒人材紹介事業を再建し、軌道に乗せたのか。そして事業成長を支えたエージェントシップの活用法について、代表取締役の米川様に詳しくお話を伺いました。



株式会社Stella Point 代表取締役 米川 凱

取材先企業:株式会社Stella Point
社員規模:14名
事業内容:採用全般コンサルティング、SNSコンサルティング、ITソリューション
課題:法人営業に苦戦/リソース不足/ノウハウ不足


学生のキャリア選択肢を広げるべく、エージェントシップ活用へ

ーー どのような事業をされているか会社の特徴を教えてください

2021年3月に創業して、現在5期目を迎える会社です。業務委託やグループ会社を含めると現在約20名のチーム体制で運営しています。

私自身が大学4年生の9月頃から人材紹介会社でインターン生として働いていました。自分で集客から面談まで一連の流れを経験したことで、「将来は自分で人材紹介をやりたい」という思いが芽生えました。

大学卒業後は人材ではなく、不動産関連の仕事に就職しましたが、10ヶ月という短い期間で退職を決意。人材紹介会社を立ち上げるに至ったのが、この事業のスタートでした。

現在の事業としては、新卒採用支援をメインに行っています。その中でも「新卒紹介」と「イベント集客」の2軸で事業を展開しています。今年に入ってからは、中途採用領域も少しずつ手を広げており、こちらの分野にも力を入れていきたいと考えています。

新卒紹介に特化しつつも、新たな挑戦として中途採用市場にも対応できるよう準備を進めているところです。

ーー エージェントシップを知ったきっかけや、導入しようと思った理由を教えてください

エージェントシップを知ったきっかけは、木山さんとの出会いです。その際、自社で企業開拓をせずとも求人を得られる仕組みがあることを教えていただき、「これならいけるかもしれない」と感じたのを覚えています。

特に、自社のみでは学生に紹介できる企業数が当時15社ほどに限られていましたが、エージェントシップを利用することで300~400社(2022年時点。※2024年11月現在年間800社程度)もの企業を紹介できるようになると聞き、その可能性に大きな魅力を感じました。

また、私たちは学生の集客が得意で、集客にお金をかける必要がなかったため、リスクを抑えられるという点も導入を後押ししました。

何より、「若者のキャリアを支えたい」という強い想いが、導入を決断する大きな理由になりました。エージェントシップは求人の充実度や学生の選択肢を広げられる点で非常に魅力的で、事業を軌道に乗せる大きな一歩となりました。

求人確保の課題解決と軌道に乗せる仕組みの構築

ーー 人材紹介業を始める中で、特に苦労した点や課題となったことは何ですか?

一番苦労したのは企業開拓です。創業当時、私は23歳で、年齢が近いこともあり学生の集客は得意でしたが、企業に求人を提案する際にはなかなかうまくいきませんでした。共同創業者の森川と共に営業やテレアポを重ねましたが、「今は間に合っています」と断られることが多く、求人の確保が大きな課題でした。

新卒紹介をメイン事業として始めたものの、求人確保や運営の動かし方に課題があり、方向性を変える必要が出てきました。そこで、自社で新卒紹介を直接行うのではなく、他の新卒紹介会社やイベントの顧客に人材を提供する形へと事業をシフトし始めました。しかし、新卒学生の人材提供ではビジネスモデル的に難しい部分もあり...。

そのタイミングで木山さんと出会い、求人確保を支援してくれるエージェントシップがあると知り、もう一度新卒人材紹介に挑戦を始めたのです。

エージェントシップの導入により、安定的に求人を確保できる仕組みを得たことで、事業は次第に動き始めました。現在では、自社で学生をしっかりサポートする体制を整え、事業を軌道に乗せることができています。

ーー エージェントシップではどのようなサポートを受けているのですか?

求人情報の共有だけでなく、ヒトツメが独自に開発した人材紹介に特化したシステムの共有や、木山さん直々にKPIの立て方や経営の方向性についてコンサルをいただくなど、本当に様々な角度からサポートをしていただいています。

ヒトツメの新卒人材紹介の経験をもとに作成されたシステムには、求人情報が詳細に整理されているうえ、選考ポイントや重要事項が分かりやすくまとまっているので、初めて人材紹介を行うスタッフも一目で重要なポイントを理解できる仕組みが整っています。

本来なら、何年もかけて集めなければならないデータを共有してくださるので、正しい目標設定ができ、組織全体の動きの効率化に繋がっています。それまで手探りだった部分を正しい方向に導いてもらえたのは、本当にありがたかったです。

エージェントシップがもたらしたCAスキルアップと教育体制の強化

ーー エージェントシップ導入後、事業成果にはどのような影響がありましたか?

導入前は、自社だけで企業開拓を行っており、求人企業数は15社程度に限られていました。しかし、エージェントシップを導入したことで取扱求人が導入当初は300~400社、現在では700~800社にまで拡大しました。

この圧倒的な求人数の拡充により、求職者に対して多様な選択肢を提供できるようになりました。

また、RAの業務をすべてエージェントシップに任せられるため、学生対応にリソースを集中できるようになりました。その結果、面談の質を向上させ、対応できる求職者の人数も大幅に増加しました。学生一人ひとりに手厚いサポートを提供する体制が整いました。

さらに、システムを活用した業務効率化とKPIの明確化により、わずか5ヶ月間で紹介数が2倍、決定数も2倍に増加。現在では、導入3年目にして新卒紹介の決定数が年間100名近くに達するなど、大きな成果を上げています。

求人確保にかかる時間や手間を削減し、学生対応に注力できたことが、この成果に直結しています。エージェントシップの導入がなければ、これほど早い段階で事業を軌道に乗せることは難しかったと思います。

ーー 求人数が増えたこと、CA業務に専念できたことが大きかったのですね。

そうですね。また、定性的な部分にはなりますが、CAの業務も大きく変わりました。ヒトツメが使用しているシステムには求人情報や選考ポイントが非常に詳しく、時には数値化して整理されているため、初めて人材紹介を行うCAでも『何を抑えるべきか』が一目でわかるようになっているんです。要点をおさえているので面談の質が向上し、CA全体の面談力も大幅に上がったと感じています。

また、求人企業が主催する勉強会の開催もサポートの一環として行っていただいており、CAや新人スタッフの知識を深める場として非常に役立っています。週に一回、求人情報や業界動向に関する情報を共有いただけているので、より質の高いサポートを求職者に提供できています。

新人スタッフがシステムを使いこなしながら実践的に学ぶことで、即戦力として育成する環境が整いました。このように、エージェントシップの導入により、CAのスキルアップと教育体制の強化を同時に実現できたと感じています。

ーー どんな会社にエージェントシップの導入をおすすめしたいですか?

そうですね、特に立ち上げ直後の人材紹介会社や、求人確保や決定率に悩んでいる企業におすすめしたいです。立ち上げ時はリソースが限られ、企業開拓に時間を割けないケースが多いですが、この仕組みを活用すれば、少ないリソースでも求人数を大幅に増やすことができます。

また、設立から5年ほどの企業で、社員規模が10~20名、求人が300~500社程度の会社にもおすすめかと思います。エージェントシップを導入することで、求人が一気に700~800社に拡大し、学生へ提案する選択肢も広がります。

「決定率が低い」「求人数が不足している」といった悩みを抱えている企業には非常に効果的で、これまでのやり方を見直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

ーー 今後の目標を教えてください

Stella Pointの今後の目標は、新卒紹介と中途採用支援の両軸をさらに強化し、事業を拡大することです。新卒紹介では、ヒトツメのエージェントシップを活用して求人数と決定数をさらに伸ばし、より多くの学生に価値を提供します。

また、今年から始めた中途採用支援にも力を入れ、幅広い求職者層に対応できる体制を整えます。この二つの柱をしっかり回すことで、求職者と企業双方のニーズに応える総合的な人材支援企業として成長を目指しています。


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