20代でのがむしゃらな挑戦から、ClipLineでの成長へ:CFO渡辺のキャリアヒストリー | ClipLine株式会社
20代でキャリアを模索しながらがむしゃらに努力を重ね、旅を通して広げた視野をもとに、現在CFOとしてClipLineの成長を支えている渡辺。スタートアップにおけるCFOの役割は、資金調達や財務管...
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仕事と育児を両立するためには、現実的な工夫と制度の活用が欠かせません。周囲の協力を得ながら、フレックスやリモートワークを活用し、育児に向き合う当社のパパ社員4名が座談会を実施。育児中の苦労や喜びなど、リアルな本音を語っていただきました。働き方と家族の在り方を考えるヒントが盛りだくさんです。
参加者:
・コンテンツ・コミュニケーション部 リーダー 橋本
・コンサルティング事業部 リーダー 吉田
・エンタープライズ営業部 チームリーダー 山田(オンライン)
・取締役CFO 渡辺
【ファシリテーター:経営管理部 口羽】
目次
自己紹介
1.育休を取得しましたか?その時の過ごし方は?
2.働き方に関する制度をどう活用しましたか?
3.ワークライフバランスどう実現していますか?
4.これから育休取得を考えている社員へ向けて
―まずはお子さんを含めた自己紹介をお願いします。
橋本: 2歳8か月の男の子がいます。最近はプラレールやごっこ遊びをします。この前、着替えを嫌がったときに赤ちゃんのように寝かせて着替えさせていたら、「赤ちゃんのお着替え嫌だよ!」って叫んで泣いて、そうか、もう赤ちゃんじゃないんだなって感じて寂しくなりました(笑)。
吉田:今年の4月に生まれてまだ半年ちょっとの男の子がいます。ほとんど泣いてるか寝てるかという感じだったんですが、最近はぬいぐるみを手にして眺め回していたりしますね。たった半年ですけど、みるみるうちに大きくなっていくのを実感しています。
山田:3歳5か月の娘がいます。ディズニーとかプリンセスが好きで、ひらひらしたアクセサリーとか衣装を着ている主人公になりきってパパを王子様に見立ててごっご遊びをしてます。先週、子供の着替えの服の組み合わせが、この服にこれは合わないって怒られて、小さいながらにそういうセンスは自分の中にあるんだなと思ってすごく成長を感じましたね。
渡辺:僕は子供は2人で、上が3歳女の子、下は男の子で今日2歳になりました。
全員:おめでとうございます!
渡辺:最近娘とはお家ごっこをすることが多いです。自分がお母さんで僕がお父さん、役割を設定して演じるのは楽しいみたいです。息子はバスケに興味を持つようになって、一緒に試合を見に連れて行ったり、家にもプラスチックのバスケットゴールを設置したりしています。
娘はもう文字を認識したり書いたりするようにもなって、すっかりベビーからキッズになって寂しさを感じますかね。息子はだいぶしゃべるようになって毎日成長を感じているところです。
―ありがとうございます。今日は早めにお帰りになって誕生日パーティーですね。
コンテンツ・コミュニケーション部 橋本
橋本:3月に生まれて、そこから2か月育休を取りました。本当にホヨホヨの生まれたての状態から、しっかりした赤ちゃんになるまでの過程をそばで見ていられたのはすごくよかったですね。
今、妻もフルタイム勤務ですけど、最初から一緒に過ごしたことで、育児に対する意識やスキルの差があまり生まれなかったから、その状態を維持していいバランスで助け合えています。2か月にしたのは妻の仕事復帰のタイミングも考えてだったんですが、ちょうどよかったですね。
吉田:僕は育休は取りませんでした。新しい案件を任せていただいている中で、仕事をそうそう抜けられないと思ったからなんですが、リモートワークなら育休は取らなくても何とかなりそうだと思ったので。
でも、フルリモートは1か月の予定だったんですが、結果3か月に延長してもらいました。生まれたばかりの頃は外に出るだけでも妻の負担が増えちゃうとか、夜の授乳もあって体力的にしんどい中での育児にはなるので、できるだけ家にいないといけない状態でした。正直言って大変でしたが、なんとか乗り切った感じですね。
橋本:話に聞いてはいましたけど、夜中でも3時間おきにミルクをあげないといけないのは本当に過酷ですよね。
吉田:過酷でした。
―お2人とも一緒に起きていたんですか。
吉田:妻と子供が起きると当番じゃなくても起きていましたね。例えばミルクを作りに行く10分ぐらいの間は子供をみているとか、共同作業なんですよね。
コンサルティング事業部 吉田
山田:私も育休は取得してないです。妻が里帰り出産で2か月間ぐらい実家にいたので、その間、むしろ仕事に集中させてもらいました。生まれる前後1週間をリモート勤務にさせてもらって、出産に立ち会うことができました。
来年の2月にもう1人生まれるので、次回は取得したいですね。育休を取ったらどういう生活になるのか知っておいた方がいいと思いますし、妻から新生児の時期は大変だったと聞いているんですけど、それを一緒に感じられてないことを申し訳なく思っているんで、次はその時期を一緒に過ごしたいと思っています。
渡辺:山田さん、ぜひ次は休んでください。
僕は、完全に休んでいる期間はなかったんですけど、稼働量をすごく落として必要な会議だけ出席したり、最低限のタスクを消化するような形にさせてもらって育休としていた期間がありましたね。
―ずっとカレンダーに「育休」って書いてありましたけど完全に休みではなかったですよね。
渡辺:ちょうどコロナ禍で家にいられた時期だったんですが、完全に数か月休むのはやはり難しくて。でも僕が育休とらないと社内に示しがつかないと思ったんで、少しでも休みらしきものは取ろうと思いました。本音を言えば、もっと完全に休みたかったですよ。やっぱり新生児の時期とか1日単位で成長しますからね、見逃している瞬間がいっぱいあるのはもったいないなと思ってしまいますね。
取締役CFO 渡辺
ーみなさん仕事と育児を両立させる観点で、リモートワークやフレックスなどの制度はどのように活用されていましたか?
橋本:僕はフレックスタイムとリモートワークどちらもフル活用していて、勤務時間を基本就業時間から30分前倒し、9時始業18時終業で働いています。それだと、ぎりぎり送り迎えが間に合うので。そういう働き方にするからって部内でも宣言して、周りに見えるようにカレンダーにも入れてあります。子供が体調崩したときも、リモートワークができるのは非常にありがたいです。
吉田:リモートワークができなかったら今のような育児は到底できなかったですね。生まれてしばらくは子どもをお風呂に入れるために、17時ぐらいに中抜けして、終わったら再開していました。部署や個人ごとに業務負担が違うので調整は必要ですが、会社として制度があるのがありがたかったと感じています。
山田:制度をうまく活用する上で、周囲に助けてもらいつつ、吉田さんから話があったように個別調整は必要ですね。僕の場合はフレックスを有効活用する形で、朝早く起きて、子供が起きる前に仕事して、起きてからは子供の支度して、ちょっと遅めに出社していました。
お風呂に入れるところを手伝えるように早めに帰り、夜、子供が寝静まったら仕事の続きをやるみたいな感じですね。最近だと、小さい娘を抱えながら妊娠中の妻をサポートできるように、リモートワークを増やしたり、早めに帰らせてもらったりしていました。
渡辺:皆さんと一緒ですね。例えば子供の定期検診なんて普通に平日にあるので、中抜けして行ったりしました。いい会社ですよね(笑)。
エンタープライズ営業部 山田(オンラインで参加)
―働き方の工夫や家庭との両立で役立ったサービスなどあれば教えてください。
橋本:働き方に関しては、もともと自分が手を動かす業務がそんなにないので、 誰かにお願いして完成に向かっている状況を整えることを重視しています。同じ部署の方は、僕が出した指示をちゃんと読み解いて成果物を出していただけているので、非常に助かっています。
たまには出張もあるので、妻と調整したり、妻の実家から手伝いに来てもらったりっていう調整をなるべく早めにできるように心がけています。
ちなみに、最近育休に入ったメンバーがいるんですが、引き継ぎ用にnotionのメモを2000文字ぐらい画像付きで残してくれていて、誰かにパスできるような形になっているんです。映像制作の仕事は案件ごとに切り出したりできるんで、引き継ぎやすい土壌はあるんですかね。
お勧め家電は食洗機です。あと、2週間ぐらい前にルンバを入れました。ルンバのためにとりあえず床から物をなくすから、ぱっと見はキレイな状態になってます。
病児保育も使っていて、自転車で行ける範囲で3件ぐらい登録していてお世話になっています。病院で診療情報提供書を書いてもらわなきゃいけないので、夜9時まで365日やっているところをかかりつけ医にしています。
渡辺:系列クリニックがあるところですね。
山田:うちの近くにもあります。
ーみなさん利用されているんですね。後で調べてみよう(※口羽も育児中)。
ファシリテーター 口羽
吉田:ワークライフバランス、最近はようやく自分自身の工夫でなんとかできるかなって思い始めたところです。仕事と育児はギリギリまわっているけど、もっと余裕を持つというか、それ以外の時間も必要なんですよね。橋本さんがやっているように、人に任せる仕事の仕方を覚えた方がいいと上長から言われていて、徐々に変わりつつはあるもののまだこれからですね。
家庭との両立は、ここも橋本さんと同じく、仕事の山場や見立てを事前に奥さんに伝えておくことは意識しています。あと、夜は19時半から21時半までは僕が子どもの面倒を見る時間としてしっかり交代する枠を作るようにしています。
山田:僕も吉田さんと同じで、正直ワークライフバランスは実現できてないと思いますが、働き方は完全に朝型にシフトしました。日中だけでなく夜も手伝えないのは流石に申し訳なさ過ぎるので、夜やっていた分を朝早く起きてカバーする方向でワークシフトしました。
出社とリモートのバランスについては、相談や訪問などが重なれば出社日にあて、資料作成など一人でできる業務を同じ日に集めてリモートにするというように、スケジュールのメリハリを作っています。その上で、出社日の合間にリモートの日を挟んで、出社が連続しないように調整しています。
あとは、細かい話ですが、約束している時間より早めに帰るように心がけています(※心がけてはいるが、実際にはちゃんとできていない)。営業だと突然予定外の業務が入ることがあるので、帰りが遅くなりがちで反省しています。
外部サービスは、つわりの時期は家事代行をお願いして助かりました。
渡辺:働き方の工夫というわけではないんですが、もう割り切るっていうか、仕事も家庭もどっちも完璧な顔はできないことを早く自分の中で受け入れることが大事ですかね。仕事のカレンダーにも子育てに関するイベントを入れて周囲に伝えておくとか、とにかく周りに助けてもらいながらやるしかないんですよね。部署のみんなには感謝しかありません。
家庭では、週末はできるだけ子供を連れて外出し、奥さんに自由な時間をもってもらうようにしていて、それは結構喜んでくれてます。家電については、乾燥機能付きドラム式洗濯機がない生活はもう考えられないですね。
橋本:次はそれ欲しいんですよ。
渡辺:絶対買った方がいいですよ(笑)。色々汚れ物が出るじゃないですか。勝手に乾燥までしてくれると本当に楽です。
あとは、行政のサービスで一時保育みたいなのがあって、すごく人気で月に1回取れるかどうかなんですけど、出産の時は何週間か続けて預けられるみたいなスペシャル期間があるんです。奥さんが入院している間、預かってもらえて助かりました。
子供の話になると表情が緩む一同
橋本:前もって情報収集して、病児保育や病院など、制度や手段を調べて道を作っておくと良いですね。あとは親族を始め、もしもの時に頼る先を見つけておくのが大切ですかね。
吉田:やっぱり半年間ですごく成長したなっていうのは実感しているんで、できるだけ育児に参加するのはお勧めですね。仕事に関しては、僕が無理すれば何とかなると思って頑張った結果、かえって迷惑かけてしまったところがあったので、しっかりと自分の考えや方針を伝えた方がいいということが分かったのが収穫でした。
山田:すみません、娘が入ってきました。すごい話しづらい。(娘さんが飛び入りで話が中断)
渡辺:育児を理由に何かが大きく欠落することはないようにしないといけないですよね。自分が頑張るっていう手もあるし、他の人と協力して穴を開けないっていう手もあるし。一方で、やっぱり子供って一瞬で大きくなっちゃうんで、可能な限り育児にコミットして人生の輝かしい時期を大事にしてほしいなと思いますね。
―役員から貴重なコメントでした(笑)。これから育休取得を考えている社員の方にも参考になりそうなリアルなお話、ありがとうございました。
育児とは直接関係しませんが、社員の個別インタビューもぜひお読みください。