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ハッピーテラス広報の大見です。
ハッピーテラスのメンバーを紹介するインタビューです。これまでの人生の価値観や、当社に入社した経緯について話を聞きました。
直営本部 サポートチーム / 大橋衛
「教育分野に携わりたい」という強い想いを抱いた学生時代
大学在学中、将来は教育に携わりたいと考えていました。公的な学校教育だけではなく、他にも中高生などが教育を受ける機会・機関などがあってもよいのでは…と漠然と考えていました。今思うと自分自身、公教育の制度に向かなかった学生だったと思います。
また、当時「学生でも社会に対して何か大きなインパクトを残したい」と任意団体を立ち上げたほど、社会貢献・教育・地域活性化などは自分の中で大きな価値観として存在していました。
大学卒業後、新卒で入社した中古車販売会社では、自分に不向きな営業職を割り当てられ、悪戦苦闘しましたが、結果として退職しました。
その時に「もっと自分の価値観に合った業界で活躍しよう!」と意気込む反面、「ドロップアウトする=社会人として“はぐれ者“になった」とも感じていました。
そして退職後は、学生時代の任意団体をNPO法人化し、東日本大震災の被災地支援などの活動をしていましたが、「やはり教育という分野にチャレンジしたい」という想いを捨てきれず、就職活動を始めました。
自分の想いと合致した、ハッピーテラスのビジョン『凸凹が活きる社会を創る』
そうして26歳の時、いくつかの転職サイトを通じて転職活動をし、教育関係の企業に話を聞きに行きました。
『教育』という分野で活躍したいと考えていたので、wantedlyを通じてハッピーテラスからスカウトが来た時も「話を聞きに行ってみよう」という程度で、福祉業界にさほど大きな興味があったわけではありませんでした。
ですが、担当者との話の中で“優しいチャレンジャー”や“凸凹が活きる社会を創る(=はぐれ者がいない社会を創る)”など、自分の価値観に合うワードが印象に残りました。
その後自分でも調べてみると、発達障害・精神障害の人は見た目で障害がわからず、社会ではぐれ者になってしまう可能性が高いことが分かり、そういった人たちの支援をするのは自分の価値観に合っていると感じました。
そして「自分の経験とビジョンが、会社と一致している」と感じたことが、入社の決め手となったのです。
新規事業立ち上げの立役者として
入社した2016年は、ハッピーテラスが大人の発達障害に特化した事業を本格的に立ち上げるフェーズで、本当にゼロからのスタートでした。
トライ&エラーを繰り返し、自分たちで就労移行支援事業所「ディーキャリア」というブランドを作り上げている責任感とスピード感を強く感じる日々でした。
そして事業所の支援員として、様々なケースの利用者と共に学んできました。
日々の生活や就職に際しての課題を共有してもらい、一緒に解決方法を考えることもあれば、価値観の違いを共有することもあり、密度の濃い時間を過ごしました。
例えば、「自分に発達障害があるのはわかっているが、障害者雇用枠でなく一般枠での就職に挑戦したい」と強い意志を持つ利用者がいたことがあり、日報の管理や月次の振り返りを通してサポートし、働けるための対策づくりを徹底的におこないました。
すると見事一般枠かつ給与の高い企業へ就職できたのです。
これまで、発達障害であるために困難な経験をしているはずが、それでも障害者雇用枠と違い、合理的配慮は得られない環境で活躍したいと思う利用者に寄り添い、結果を出すことができたのは非常に嬉しかったです。
福祉業界は初めてでしたが、支援の質はこういった日々の積み重ねで磨かれたと自負しています。
その後、「ディーキャリア」のフランチャイズ展開にあたり、これまでの支援の実績を活かしてパートナー様への研修担当になりました。
入社当時の私と同じように福祉業界未経験のパートナーさんもいらっしゃいますので、同じ目線に立って細やかなフォローを心がけ、事業所の立ち上げや運営のサポートをしました。
現在は、直営本部で各事業所の運営に関するサポート業務を行っています。
新入社員のために研修実施や、社内システムの調整、また、私たちの事業は公費でまかなう部分が大きいため、適正運営のために必要な書類を整えたり環境を整備したり、業務内容は多岐にわたっています。
特に研修に関しては日々の支援で培われた事例を用いて伝えているため、「とてもわかりやすい」「実際の支援に活かせる」などモチベーション向上に繫がる好評価をいただき、嬉しく思います。
また、現在は本部長の近くで仕事をしているため、突発的な業務も発生することがありますが、経営目線と現場目線のどちらも感じられる環境です。
今後は未知な分野にも意欲的に挑戦
これまで誰かの業務をサポートする役割が多かったため、今後は自分のチームを持ち、部下のマネジメントが出来るようになりたいです。
そのためにも、新規事業の構築や既存事業を応用してマネタイズ力を養い、会社に対してどういった貢献ができるか、そのために個人で・チームで、どのような成果を出すことができるのか、自分の未経験の部分に挑戦していきたいです。
学生時代に教育に携わりたいと思ったのは教師の影響でしたが、基本的に私は教師が苦手でした。“知識があるだけで経験していないことを、あたかも自分が経験したかのように伝えてくる。
そもそも、教師になるための勉強をし、そのまま教師になった人に、いったい科目以外に何が教えられるのだろう?”そう思い、少しでも多くの経験をした上で自分から伝えられることを増やしていきたい、そして私で答えられないことは信頼できる仲間に教えてもらえるよう知り合いを増やすなど、意欲的に取り組んできました。
今の私には、社会の“はぐれ者”になっている人と一緒に考え、勉強し、共に成長することができると思います。“現状維持は退化”という言葉を胸に、教育者ではなく、ともに成長し続ける“共育者”になろうと心に誓っています。