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エンジニアがイキイキと働ける環境へ、ヤプリ人事とプロダクトチームの新たな取り組み

こんにちは。株式会社ヤプリで人事をしている安野です。

今回はいつもWantedlyでの社員インタビューをリードしてくれている、採用担当の石村にスポットライトを当てたいと思います!もともと新卒で入社したSIerで約2年間新卒採用を担当し、ヤプリへ入社後はエンジニアを中心とした中途採用を任されている石村。

ヤプリに加わった当初は「思っていた以上に仕事ができず愕然とした」という彼女が、エンジニアの協力の元、どのように仕事に取り組んできたのか。そして現在どのようなチャレンジをしているのか、紹介します。

【プロフィール】石村 亜紗子(いしむら・あさこ) 人事 採用担当
SIerに新卒で入社し、新卒採用を担当。2017年、人事としてヤプリへ入社。

SIerを経てヤプリへ、入社直後から直面した壁

― 入社当時は前職とのギャップなどもあり、想像以上に大変だったそうですね。

(石村)中途採用ではすでにエンジニアとして活躍されている方々を採用することになるので、新卒採用以上にエンジニアという職種や技術に対する知識が必要になりますよね。この知識が不足していたので、書類選考にしろ、求人を出す際に求める人材の要件を整理するにしろ、時間がかかっていました。

また前職は400名ほどの会社だったのである程度仕組みができていたんですが、ヤプリはまだまだ発展途上のスタートアップ。自分で試行錯誤しながらルールを作っていかないといけないことも多くて、それがやりがいでもあるのですが、初期は苦戦しました。

― 特に大変だったのは書類選考と求める人材の要件を正確に把握するところですか?

(石村)そうですね。どちらの業務も「社内の各ポジションではどのような技術が、どの部分に使われているのか」「どのような経験やスキル、考え方を持っている人に仲間に加わって欲しいのか」「応募してくださった方は、どのようなスキルをお持ちなのか」といったことを正確に把握していなければいけません。

正直な話、入社当初は応募数自体が多かったということもあるのですが、書類を見るだけでも1日の大半が終わってしまうということもあったんです。本来はその状況を踏まえて、もっと上手くいくように自分から提案をしたり、工夫ができたりするのが役割だと思うのですが、当時はそこまで手が回らなくて...。今思えば言い方は悪いですが「機械的に書類を捌く人」になってしまっていた気がします。

社内エンジニアの協力で少しづつ状況改善

― なるほど。そんな状況でも淡々と採用活動は進んでいくわけですよね。どうやって知識をキャッチアップしていったんですか?

(石村)本当にプロダクトチームのエンジニアに助けられました。入社当初からYappliの技術面や、各ポジションにどのようなメンバーがいて、どのような役割を担っているのかを丁寧にレクチャーしてもらって。私が自分で知識をキャッチアップしやすいように、参考になる情報源なども教えてもらいました。

もちろん自分で勉強はしていたのですが、何をどう学ぶべきなのかが漠然としていて効率も悪かったので。現場のエンジニアのアドバイスをもらうことで、効率は良くなりました。しかも一度聞くとその後も継続的にフォローしてくれて。これはエンジニアだけに限った話ではないですが、「チームとして、みんなで良くしていこう」と協力的なメンバーが多いのはヤプリの良さだと思っています。

― 確かに石村さんとエンジニアが話している様子は見かけますね!

(石村)今は必然的に話をする機会も増えたのですが、最初はとにかくチャンスがあればエンジニアに話しかけていました。単純にわからないことを聞きに行く場合もそうなんですけど、ランチや飲み会に参加させてもらったり、椅子や机を組み立てる際に一緒にやったり。多分エンジニアからしたらうっとうしかったと思うんですけど(笑)

それでも丁寧にいろいろなことを教えてくれていましたし、少しずつ話す機会が増えると現場の状況や自分の考えを以前よりも共有してもらえるようになったと思います。私は採用担当として経験や知識が抜き出ているわけではなかったので、少しでもエンジニアとの距離を近づけて、社内の環境に関する意見や採用したい仲間の要件などを話しやすい存在になりたいとは思っていました。

― エンジニアとの関係性が良くなるに連れて、仕事の状況も変わってきましたか?

(石村)最初に比べると状況は良くなったのですが、それでも自分が急激に出来るようになったとは感じませんでした。普段一緒に仕事をしているCFOの角田さんや人事メンバーからフィードバックやアドバイスをもらう中で、徐々に自分の役割や仕事の進め方を整理することができるようになって。ようやく採用担当として「少しずつ会社に貢献できるようになってきたかな」と最近思えるようになりました。

特に安野さんから言われた「人事は経験じゃなくて知識で戦ってほしい」という言葉はすごく印象に残っています。経験がないことを言い訳にせず、知識のキャッチアップやエンジニアとのコミュニケーションに一層力を入れるようになりましたね。

組織の拡大に合わせ、新しいチャレンジへ

― そんな石村さんですが、今は新しいチャレンジも始めているんですよね。

(石村)今までは各ポジションごとに、それぞれのメンバー間で「求める人物像」の共通認識が、何となくでまとまっている状態でした。それを改めてプロダクトチーム全体で共通言語化しようと、プロダクトチームと連携して話し合いを進めています。

― そのようなプロジェクトを始めたきっかけは?

(石村)きっかけはエンジニアからの提案でした。私自身、さらに採用を加速させるために、必要だと感じていたこともあるので、是非!という感じでプロダクトチームのマネジメント陣に声をかけ、すぐに話し合いの場を持ちました。

ただ、私は組織のマネジメント層が集まった場でのファシリテーションの経験がなく、1回目の話し合いは中々イメージ通りの成果がでませんでした。また、プロダクトチームの中でも、日常の業務から離れて「自分達がどんな人と働きたいか」であったり「ヤプリではどんな人が活躍できるか」であったり、抽象的なテーマで議論する機会がなかったようで、意見がポロポロと出るものの、まだまだ全員が納得感のある場ではなかったように思いました。

終了後に個別に話を聞いてみると、場を設けられたこと自体に、ポジティブな反応を示してくれて、やっぱりこの話し合いは大きなチャンスになるな、と感じたんです。

― 1回目の話し合いではどのような気づきがあったんですか?

(石村)個々のメンバーが求める人物像について話していることは、 なぜ自分達はヤプリに関わっているのかというような存在意義であったり、どのように成果を出すのが自分達らしいのかというヤプリのカルチャーといったことを表しているのではないかと思いました。これをチーム内で整理できれば、より成果を出せる組織になっていくんじゃないかなと思うんです。

― 今もまさにこの話し合いを続けているんですよね。現状はいかがでしょう。

(石村)1回目の話し合いの振り返りでは、ファシリテーションの知識が豊富なエンジニアに参加してもらって、2回目のプランを練りました。そこで、次回は参加者全員の意見が出やすいようにマンダラートを使って話し合うことになりました。1回目に比べて様々な意見もでてくるようになったのと、少しずつ目線が合うんじゃないかという予感も持てたので、今後はより相互に率直な意見交換をできるような場にしていきたいと思っています。

CTOの佐野からも「(ワークショップを通じて)初めてエンジニアを採用した時から自分の中にあった『重視しているポイント』を言語化して再認識できた」という感想をもらいました。また「チーム内でなんとなく共通認識としてあった『ヤプリっぽいエンジニア像』がそこまでずれていなかった反面、重要と感じるポイントが人それぞれで違っていたこともわかった」という話もあったので、ワークショップをやった意味があったのかなと思っています。

― 採用チームとプロダクトチームの関係性が近くなって、より高度な取り組みもできるようになりそうですよね。石村さん自身は今後どんな役割を担っていきたいですか?

(石村)今後はより現場の方の意見を汲み取って、体制や制度に反映できるようになっていきたいと思います。採用担当として、昔からいる社員はもちろんのこと、入社頂いた方々にはそれぞれが自身の能力を最大限発揮してもらいたいですし、それによりチームや組織の力が最大化してほしいと思っています。

ヤプリは発展途上なので、そんな環境を人事一丸となって作っていきたいです。そのために、まだまだ頼りない面は多いと思いますが(笑)、いつでも話しやすい人事でいたいと思います!

ー 今後もさらにプロダクトチームとの連携を深めて、強い組織を構築するサポートをしていきたいですね。 今後の進展が楽しみです!

これからのヤプリを一緒に作っていきませんか?

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