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五島リトリート ray 支配人補佐 茂谷僚の歩み

「五島リトリート ray by 温故知新」にて、支配人補佐を務める茂谷僚さん。良くも悪くもまだまだ未完成な部分が多い長崎県の離島の地で、ホテルマンとして、時には“伝道師”として光を見つけ、磨き、届ける。そんな「今」に至るまでのルーツと、入社の経緯についてお話を伺いました。

前に進み続けた日々

ホスピタリティ業界に入ってからはもう20年程経ちますが、温故知新に入社をするまで、直近ではリッツカールトン東京に約10年務め、レストランのマネージャーを任せていただいていました。とはいえ、そんな前職でホテルマンとして働き始めるまでには、“ホスピタリティ業界”と言っても全く異なる職種や経験を積んで来たんです。

岡山県の工業高校を卒業後、市内の製鉄所に就職したところから始まり。

友人から誘いを受け、カジュアルなカフェやコーヒー豆の配達などをする仕事に転職し5年程勤めた後、同じく岡山県で映画館を改装した新感覚の創作和食をコンセプトとする、「Ryoutei」というお店が開業したのを機に、新たな経験を積みたいと考え転職。お店を任せていただいたり、本当に多くの勉強もさせていただきました。

……その傍らで、20代は自分の中でも海外志向が強い時期だったんですよね。

ワーキングホリデーをするには年齢制限もありましたし、楽しさもやり甲斐も感じている中ではありましたが、次のステップに踏み出そうと区切りを付け、オーストラリアへと留学をしました。

時にはシドニーの都市部から離れ、暑さの厳しい土地で農業の仕事をしたり……あの時は本当に辛かったですね(笑)また時には語学力の不足により、就けた仕事も辞めざるを得なくなってしまったりと、振り返ってみても無謀な挑戦ではあったな、と感じる場面が多々ありました。ですがやっぱり、「語学が追いついていないから行かない」のではなく、「まずは行ってみて考えよう!」という形を取って良かったと感じています。

どんなこともプラスに捉え、がむしゃらに働き、ビザの延長を合わせて約2年、オーストラリアに滞在をする期間の中でも半年ごとにどんどんステップアップする形で転職を重ね、自分の成長に繋がる場所で経験を積むことが出来ました。

ホテル業界へ進むことになったきっかけ

オーストラリアから帰国してすぐに就職したのは、虎ノ門にある「NOBU 東京」というお店です。実は帰国前から「帰るならここで働きたい!」と考え、ずっとやり取りをさせていただいていたんです。そこで、たまたま同じ日に入社をした方が、元ホテルマンの方でした。

当時自分はそこまでホテル業界に興味があったわけではなかったものの、その方の話を聞くうちにどこか悔しさを感じる部分もあり、「ホテル業をやりたい」という気持ちが芽生えました。既にお店を卒業した先輩がリッツカールトンに就職をしていた事もあって、何かご縁を感じ、同じ道に進む決意をしたんです。

温故知新への入社経緯

多くの企業が新型コロナウイルスの打撃を受ける中で、私が働いていたホテルもまた例外ではありませんでした。もちろん雇用が変わるといった事はなかったものの、その影響を目の当たりにしたり、世の中ではコロナによる解雇といった実状がある中で、間接的にも自分の“働き方”を見つめ直す機会にもなったんですよね。

「ずっと東京の中心で働くのか」「他にも可能性があるのでは…?」…と。

そこから、働く傍らで "自分のしたいこと”を改めて探しつつ、転職活動を始めました。登録する求人媒体からのメール数などを見ては、今なら自分が動く事にも大きな価値がある!と感じていましたし、段々と『地方創生』というものに心惹かれ始めていたタイミングで、温故知新を知りました。

  • 地域の光を届けるというコンセプト
  • それぞれの施設のユニークさ

こうした部分に強く興味を持ち、新しいキャリアへの可能性を感じて話を聞いてみようと思い立ったんです。もちろん他にもやり取りをしている企業はあったのですが、何よりも採用担当の方のレスポンスの早さだったり、実際に代表の松山さんとお話しをする機会も設けていただく中で、「志が面白い企業だな」と思い、入社を決めました。

ライター所感

温故知新は「宿を磨き続ける集団」だ。時代に合わせ、地域や人の変化に合わせる。

だからこそ宿も人もその歩みを止める事なく、常に前に、良い方向へ進んでいこうとし続けるのだろう。そんな姿勢があるからこそ、温故知新で働く方もまたそれぞれが「己を磨く」という姿勢をもつ方が多いように感じる。

宿と人が両輪で回ることで、初めて成り立つホテル運営。

次回後編のストーリーでは、支配人補佐として自身も宿も磨き続ける五島リトリートでの業務やその想いと、今後のビジョンについてお伝えしていきます。

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