新しい市場を “創造” するマーケティング。WOVN の真の価値を伝えるには、お客様の生の声が欠かせません。(マネジャーインタビュー)
お客様とのタッチポイントの最前線に立つマーケティングチーム。「WOVN の価値を、顧客に正しく・魅力的に伝えることで、受注のきっかけとなる“いい商談”を供給する」をミッションに、オンライン・オフラインで様々なマーケティング施策を行っています。
WOVN のマーケティングには、「市場を“創造”する」という特徴があります。多言語化に関する課題やニーズを顕在的にとらえられていないお客様もターゲットになるので、啓蒙活動に近いような活動も行う必要があるのです。
今回の記事では、マーケティングチームの責任者を務める北野さんに、ミッションや日々の活動内容について伺いました!
- まず、マーケティングチームのミッションを教えてください!
「WOVN の価値を、顧客に正しく・魅力的に伝えることで、受注のきっかけとなる“いい商談”を供給する」をミッションにしています。このために最も重要なことは、とにかく「顧客を理解すること」だととらえていて、様々なアプローチの切り口がある中で、課題・ニーズ・業界特性・市場などから企業群をどのように括れるかを知ることが大切だと思っています。
- ミッションの実現に向けて、マーケティングチームの皆さんは日々どんな業務をされているんですか?
オンライン・オフラインで様々な施策を行っています。オンラインでは広告・SNS 運用やウェビナー、ebook作成など、オフラインでは展示会やイベント企画、コミュニティ運営などですね。GLOBALIZED という自社主催の大型カンファレンスの企画運営も行っていて、2024年9月時点で累計10,000人以上の方にお申し込みいただいています。
私たちのソリューションは、様々な業界の様々な部署の方にお使いいただけるからこそ、ターゲティングが本当に難しい。そんな背景もあって、市場を“創造”する、ということを意識して業務に取り組むようにしています。
- 決まった型があるわけではない中で、仮説と検証を繰り返しているんですね。求める人材のイメージはありますか?
“創造”というキーワードからも連想いただけるかもしれませんが、やはりこれまでのやり方や考え方にとらわれず、新しいことをどんどん吸収するのが好きな方にはとても楽しい仕事と思います。具体的には、B2B マーケティングに関する知見・経験を生かし、WOVN ならではの要素を取り入れた施策を企画・推進する仕事です。
チームのミッションである「WOVN の価値を、顧客に正しく・魅力的に伝えることで、受注のきっかけとなる“いい商談”を供給する」ためには、ひとつひとつの施策に対して、ターゲットは誰か、抱えている課題は何か、WOVN でどのように解決できるかを考え抜く必要があります。もちろん一人でやり切る必要はなく、むしろ人を巻き込みながらチームとして進めることの方が多いです。そのため「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」も重要です。
- チームで仕事に取り組むことが多い印象を持ちましたが、今はどんなチーム体制ですか?
今、マーケティングチームに所属しているのは7名ですが、チーム内でメンバー同士が協力するのはもちろん、会社全体としても100名ほどの組織なので、他のチームのメンバーと一緒に施策を推進することもあります。
たとえば展示会では、できるだけリードタイムが短く、受注確度の高めていきたいので、営業メンバーも展示会に参加し、関心の強いお客様には、その場で商談をしてもらうこともあります。またときには、実際の市況感やお客様の生の声を知ってもらうために、開発チームからメンバーをアサインすることもありますね。
他にも、新製品や新機能が出たときには、開発チームから詳細をヒアリングして、どのように表現すればお客様の関心を引けるのかを考えます。技術者にご利用いただくことも多い製品なので、このプロセスは欠かせません。もちろん、デザイナーや実際に営業するメンバーからも意見を聞きますね。
このように、一人でできることは限られているので、適切な人に、適切なタイミングで相談できることが効果の最大化につながると思います。スタートアップならではのスピード感で事業を進めるためにも、チームワークは大切だと考えています。
- マーケティングチームを象徴するようなエピソードがあれば教えてもらえますか?
やはり、自社開催の大型カンファレンス「GLOBALIZED」についてですかね。これだけで1本記事を書けてしまうと思います(笑)。
GLOBALIZED は四半期に1回程度のペースで開催しているのですが、2023年の2月には東京タワーを会場に、「インバウンド」をテーマに行いました。菅前首相や落合陽一氏などといった著名な方々もお招きし、総勢5,000名を超える方々にお申し込みをいただいた大きなイベントとなりました。
企画、集客、当日運営、会期後の対応などのすべてを私たちが中心となって行いつつも、それぞれのフェーズでエンジニアも含めた WOVN の全社員にも協力を仰ぎ、全社一丸となって取り組みました。イベントは大成功に終わり、やりがいと達成感を感じましたね。
ここで大切なのが、私たちマーケティングチームは、“施策がどうだったのか” をしっかり振り返るようにしています。それも、単に数字を見てその良し悪しを判断するのではなく、「どんな人が」「どのようにイベントを見つけ」「どのような目的で」会に参加してくれたのかを1件1件確認しながら効果を見極めています。統計的な処理を行うのではなく、1件1件の生のデータ、お客様の生の声から物事を判断することで、より本質的な示唆を出せると思っています。
- チームの雰囲気や、大切にしていることがよくわかりました。最後に、この記事を読んでいただいている方に向けて一言いただけますか?
WOVN はまだまだスタートアップで、まだまだ仕組みが整ってないことや改善点も多いです。つい先日も会議室に集まり、チーム総出でみっちり SFA のデータをきれいにしました。こういう地道な作業もありますが、全員で手を動かしながら、目の前の業務が改善されていく経過を見ていくのは、とてもやり甲斐があって面白いです。
私個人も、チームも、お客様とのタッチポイントのファーストステップを担う立場として、お客様の動向や市場の変化に誰よりも敏感であらねばならないと思っています。こういう自覚をもって、常に最前線で、自ら手を動かし続ける組織でありたいです。