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仕事は"頑張るけど辛いこと"が当たり前だと思ってた。メガバンから1年半で転職を決意した理由。

「"自分にはこれができる!"と言えることが無いことが怖くなった」

Wantedlyで働く人を紹介する「Wantedlyの中の人」。

今回紹介するのは、新卒で入った三大メガバンクの一つ、みずほ銀行を1年半で辞め、Wantedlyでインサイドセールスとして活躍する平山さん。インサイドセールスの仕事は、日々お客様の採用の悩みに向き合い、Wantedlyを通し、どうしたらマッチする人材と出会うことができるのかを一緒に考え、サポートすること。

「自分が1年半で辞めるとは思わなかった」と話す平山さんに、前職とは180度異なる環境に踏み出せた理由と、入社1ヶ月目のフレッシュな視点で見たWantedlyについて伺いました。

なんでもやりたかった学生から、「サザエさん症候群」になる社会人へ

-- まずは簡単に自己紹介をお願いします。

兵庫県で生まれ育ち、大学卒業までを関西で過ごしました。中高時代は部活もまともにしておらず、毎日学校が終われば塾に行くといった生活をしていました。その反動で大学では4年間でできることを全部してみよう! と思い、体育会の競技ダンス部、他大学の学生団体への所属、学部で一番厳しいと言われているゼミで図書館に缶詰になったり、ネパール料理屋さんやアメリカ発の某遊園地でキャラクターグッズの販売をしたり、ビジネスコンテストに参加してみたり、と目の回るような生活をしていました。自分なりに十分学生生活を謳歌できたと思っています笑


(体育会の競技ダンス部の写真)

そしてその後、私も他の人と同じようにリクルートスーツを着込み就活の波に飲まれました。

その当時は一生懸命仕事について考え就活をしているつもりで複数のインターンなどにも参加しました。しかしどこの会社も誰もが名前を聞いたことのあるような有名企業ばかりで、今思えば他の考え方もあったのかななんて思ったりしています。そして実際就職を決めたのがみずほ銀行でした。

-- 約3万人の銀行と、インターン含めて100人ほどのベンチャー。何もかもが違うと思いますが、約1ヶ月半働いてみてどうですか?

自分のやっていることが会社に直接インパクトを与えているという実感を持てること、単純に嬉しいです。自分の出した売り上げが会社の業績にかなり直結しているので、責任とやりがいの大きさをひしひしと感じています。

あと、気づいたら1日があっという間に終わっていくスピード感と濃さに驚いています。こんなこと言ったら怒られるかもですが、銀行にいた時は毎日時計とにらめっこしてました。金曜なんて、「あと2時間、あと1時間。。」とカウントダウンしてたくらいです。働いている時間は今の方が長くなりましたが、働いている時間の感覚としては短くなったなと思います。

-- 日曜日は毎週「サザエさん症候群」だったとも言ってましたね笑

そうなんです笑 「なにそれ」という方はWikipediaで検索して見てください。

-- Wikipediaに載っているんですね笑 働き方が変わって、仕事に対する考え方も変わったそうで。

はい。働いて1ヶ月くらい経つ頃には、自分がチームに対してどんな貢献ができるのかを自然と考えられるようになりました。やっぱり、周りのメンバーがお互いのことを助けたり、気にかけたりすることが当たり前、というカルチャーがあるおかげだと思います。相談すると、みんなフランクに答えてくれるんです。

銀行にいた頃は、後輩が入って来ても教えてあげなきゃという気にならなかったし、そんな心の余裕も無かったのに、今では、ちょっとでも自分ができることがあれば何か力になれることはないかと自然と考えられるようになったなと。

銀行の中だけでしか活躍できなくなることが怖かった

-- そもそも何故、銀行に入ろうと思ったのでしょうか?

会社そのものに興味があったんです。父が自営業ということもあると思います。大学の研究でも経営戦略について学んでいました。会社って一個人が動かせて、社会に最も影響を与えることができるものだと思っていたのと、私自身将来石鹸の会社を作りたいと思っていて。

-- 石鹸の会社ですか? 

そうなんです。小学生の頃に行った万博で、石鹸やシャンプーの安全性を確認するための動物実験の様子を見て、子供ながらに衝撃を受けまして。人間の安全性を担保するために、言ってしまえば自分達よりも立場の低い動物を犠牲にすることが許せなかったんです。でも、自分1人が買う消費財を変えたところで、周りの人は変わらない。だったら、そもそも消費財を作る側、社会に影響を与える側になる方がいいのではと考えました。流石に小学生の頃は、ここまで難しくは考えていなかったですけど、自分の周りの人にポジティブな影響を与えたいな、とは思っていました。

それで、将来自分が石鹸を作る会社を建てるとしたら、まずはロールモデルとしていろんな社長に会いたいなと思って法人営業をやっている会社を中心に就職活動をしていました。

中でも銀行を選んだのは、法人営業の中でも直接社長に会える確率が高いと思ったからです。

-- ところが思ったような働き方ではなかった?

そうですね。営業とはいえ、契約等が複雑な銀行業務の中では事務仕事が多いです。事務仕事7割、営業3割くらいの割合でしょうか。しかも、働いて良い時間が決まっていたので、とにかく自分の目の前の仕事をやることで精一杯。会社規模も大きいので、自分が会社の中でどういった役割を担っているのかわからなくなっていました。

そんなある日、入社6年目の先輩から「転職しようと活動してみたけど、全然うまくいかなかった」という話を聞いて、愕然としました。6年目は銀行の中ではまだまだ平社員です。このまま銀行の中だけで銀行でしか通用しないスキルセットになってしまうのはのは、ちょっと怖いなと思いました。もし6年目になって、自分が銀行の外で活かせるスキルがなかったらどうしようって。「3年働いたら転職でもしようかな」と気楽に考えていたのですが、もっと早く準備くらいはしておこうと思ってWantedlyに登録だけしたんです。まさか、その後Wantedlyからメッセージが来るとは思いませんでしたが笑

-- 確かに、それはびっくりですね笑 他にもどこか遊びに行かれたんですか?

実はWantedly以外には石鹸メーカー1社しか遊びに行っていないんです。元々、すぐに転職しようとは思っていなかったですし。



仕事は頑張るけど辛いものだと思っていた

-- その中でどうしてWantedlyには遊びに行こうと思ったんでしょうか?

Wantedlyに話を聞きに行った理由は、メッセージが来た後にホームページを見て「シゴトでココロオドル人を増やす」っていうビジョンが気になったからです。

最初は「ココロオドル」ってなんだろうと思いました。自分自身、正直仕事で心踊ってたかと言われたらそうじゃなかったし、親も人生かけて仕事しているなとは思うんですが、心踊ってるかと言われると、「うーん」という感じでした。むしろ、仕事は"頑張るけど辛いもの"という認識が当たり前でした。でも、この会社はそうじゃ無いと言っている。じゃあ、遊びに行って確かめよう、くらいの気持ちでした。

-- 実際に遊びに来てみてどうでしたか?

Wantedly Visitチームのリーダーをしている藤本川口、Wantedly Peopleチームの逆瀬川などの話を聞いて、「シゴトでココロオドル人を増やす」というビジョンを本気で実現しようとしているなと感じました。皆会社の話を楽しそうにしているんですよ。あれ、私が知っている「会社」じゃないなって思っちゃうくらい笑 きっとここで働いたら楽しいんだろうなと思いました。

一方で、「Wantedlyに転職しよう!」とすぐには飛び出せませんでした。やはり自分は銀行の環境に守られている環境だと、外を見て改めて思ったんです。1年ちょっとしか働いていない自分が飛び出していいものなのか、やっていけるのか不安でしたし、生活面のやりくりも気になりました。

だから、納得するまで会社の先輩にも相談しましたし、自分が転職した時に何にどれくらいお金がかかるのかも全部計算しました。ベンチャーに飛び込むのに一番不安な理由って、絶対金銭面だと思うんですよ。だから、一度自分が何にいくら使っているのか計算してみて、どこを節約したりすればいいのか数字でちゃんと出しました。そのおかげで、これなら大丈夫かもって思うことができました。

あと、休みの日も減るかもというのも気になりました。銀行にいた時は何種類かの休暇があって、それが楽しみで毎日頑張ってたのが正直なところだったんですが、「仕事したくない、休みたい」と思ってるから休みの日が大事に見えるだけで、働くのが楽しかったらそれも気にしなくなると思いました。実際今は、楽しく働けているなと思います。あ、もちろん休日はちゃんと休んでますよ笑 

結局最後は、自分と同じように「働くこと=つまらないこと・我慢しなければならないこと」だと思っている人を1人でも無くしたいという気持ちに正直になろうと思って、Wantedlyで働くことを決めました。もともと、自分が生きているうちに社会的余剰を増やしたいという思いがあったので。銀行でもそれはできたかもしれませんでしたが、ちょっと待つ時間が長すぎるなと思いました。

入社して1ヶ月目。だけど、もっと前からいるような気がする

-- 入社してまだ、約1ヶ月ですが、Wantedlyのカルチャーや制度の中で好きなところはありますか?

1 on 1がすごい好きですね。あ、1 on 1というのは、自分のメンターの人と1週間の振り返りをしたり、自分のやっていることが会社から期待されていることに合っているのかを確認したり、これから取り組みたいことなどを話し合う時間のことです。最近は、どうやってインサイドセールスのチームを率いていけば良いのかについて話しています。社会人としても2年目だし、入社して1ヶ月なのに新しい仕組みの話について考えられることは刺激的です

Wantedlyは会社のカルチャーが本当に浸透しているなと思うし、人数が増えてもそれを途絶えさせないようにしているところは凄いと思います。つい最近も中途入社の人を歓迎しつつ、ウォンテッドリーのカルチャーを一体誰が体現しているかをチームごとに考えるカルチャーナイトというイベントがありました。普段話さないチームの人、特にエンジニアの方とも気軽に交流できて楽しかったことはもちろんですが、改めて自分が会社の中でどうあるべきかを考えるきっかけになりました。


(カルチャーナイトの写真)

-- まずは目の前のことをやりきる時期だと思いますが、今後どんなことをしていきたいですか?

組織を作るということにとても興味があります。銀行時代、よくヒト・モノ・カネと言われましたが、実際社長と話している中でよく話題として出てくるのがヒトについてでした。どんなに意欲的な社長がいても社員がやる気がなければ会社は空回りしてしまいます。会社の成長のためにはいい組織であることが必須だと思っているので、社内のチームの構成や、スムーズなコミュニケーションが取れる環境、また採用にも積極的に取り組んでいきたいなと思っています。

当時の私のように現職に悩んでいたり、今すぐ転職する気は無いけど、ちょっと話を聞いてみたい、悩みを聞いて欲しいという方がいたら、気軽に遊びに来ていただけたらなと思います。



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“究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす” ウォンテッドリーは、究極の適材適所を通じて、あらゆる人がシゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できるような「はたらくすべての人のインフラ」を構築しています。 私たちは「シゴトでココロオドル」瞬間とは「シゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できる状態」瞬間と定義しています。 その没頭状態に入るには、内なるモチベーションを産み出す3要素が重要と考えています。 ・自律:バリュー(行動指針)を理解していて、自分で意思決定しながらゴールへ向かっている状態 ・共感:ミッションを有意義なものであり、その達成が自分の使命と感じられる状態 ・挑戦:簡単/困難すぎないハードルを持ち、成長を実感しながらフロー状態で取り組んでいる状態 この要素に基づき、下記のプロダクトを開発しています。 ・「共感」を軸にした運命の出会いを創出する会社訪問アプリ「Wantedly Visit」 ・働き手同士のつながりを深めるつながり管理アプリ「Wantedly People」 ・現代の採用に最適化された、次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」 2020年より従業員の定着・活躍を支援すべく提供開始したEngagement Suite ・新しい福利厚生「Perk」 ・モチベーション・マネジメント「Pulse」 ・社内報「Story」 目下の目標は全世界1000万人のユーザーにWantedlyを使っていただくこと。 そのため海外展開にも積極的に取り組んでおり、シンガポールに拠点を構えています。
Wantedly, Inc.



(聞き手・編集:稲生雅裕 写真:浅沼比奈子)

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