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TAMメンバーにインタビューする「TAMのお仕事図鑑」シリーズ。今回は2023年に新卒入社し、今年で3年目を迎えるディレクター/プランナーの名和ちゃんに話を聞きました。
地域おこし協力隊で、埼玉県小川町へ
――新卒入社の名和さんですが、大学ではどんなことを学んでいたのですか?
旅行やホテル業に興味があったので、観光学部がある大学でまちづくりや地域について学んでいました。
ただ、私の学生時代はコロナ禍で、旅行業界への就職が難しく「どこに就職したらいいんだろう?」と、自分の進路が見出せないままなんとなく就活を続けていたんです。自分の中で姉が大手企業に務めていたことから『私も大きな会社で働くのだろう』と思っていたのですが、自分のやりたいこととどうしてもリンクしなくて、志望動機が書けない……。
そんな時、尊敬している教授から「地域おこし協力隊」の話を聞いて、大学を休学して埼玉県小川町へ行くことに。
――在学中に地域おこし協力隊を?
はい。お試しで小川町に行ってみたらとても魅力的な場所でした。お仕事内容もやってみたいと思えることが多かったので、面接を受け、えいやと飛び込むことにしてみました。。当時住んでいた場所からも遠くなく、小川町から大学へも電車で1時間ちょっとで行けたので、移住へのハードルも低かったのかもしれません。
――どんなお仕事だったのでしょうか?
観光案内所のオープンスタッフとして観光客に小川町の案内をしたり、InstagramやTikTok、ブログなどの広報活動のお手伝いをしたり、なんでもやっていました。色々とあって1年ほどで辞めてしまったのですが、辞めて実家に帰省した後も小川町の人とは交流が続いて、楽しく過ごしていました。ただ、気分は落ち込んでいるんですよね。就活は待ってくれない。この先どうしようと思いながら、どんどん時間は進んでいき、本当にやりたいことがわからず焦るばかりの日々を過ごしていたように思います。
――自分でもどうしたいのかわからなくなっちゃったんですね……。
そんな時、きっかけとかは全く覚えていないんですけど、Wantedlyを見ていて。たまたま、本当にたまたまTAMが一番上に出てきて、「話を聞く」をクリックしたんです。「しゃかいか!」とかいろんな取り組みをしていて、なんか素敵だなって思いました。
――他にも「話を聞く」をした会社はあったのでしょうか?
それが、なぜかTAMだけ(笑)。
最初の面接で、社長の爲廣さんが出てきて、めっちゃ楽しくて運命を感じちゃったんです。今まで自分が「苦手だなー」と遠ざけてきた苦しい就活とは全然違う。この世の中にこんなに面白い企業があったんだ、TAMならこんな私でも受け入れてくれるかもしれないと、一目惚れ。それが、2022年6月頃です。
「大人はやさしい」からなんでも相談できる
――運命的ですね! そこからインターンを経て入社をされるわけですが、現在はどんなお仕事をされているのですか?
インターン中は、週3日ほどウェブ制作チームでリモートでアシスタントをしていました。
入社後は、ウェブ制作やSNS運用のディレクター、現在は広告運用のプランナー的な役割もになっています。割合としてはディレクターとして働いていることが多いですね。
――新卒だと、わからないことも色々と出てきそうですよね。どうやって乗り越えていますか?
最初は本当に何もできなかったんです。だから、周りの大人たちに甘えていました(笑)。
――ポップにすごいこと言いますね(笑)。詳しく教えてください。
地域おこし協力隊をやっていた時に「大人はやさしい」っていう経験をして、甘えたら優しくしてくれるっていうのを自分の中で知っていたのかもしれませんね。観光案内所には地元の方がたくさん集まる場所だったので、自然と年上の方とお話しする機会も多く、優しく歓迎してもらえたんです。だから甘えることへの苦手意識がないのかも知れませんね。今、話しながら年上の人に相談することって自分はライトにできちゃうタイプなんだな、って改めて認識した気がします。
周りの人たちは聞けば答えてくれる、その経験を知っていたので、TAMに入社してからもわからないことがあればどんどん聞いていました。
――「大人はやさしい」っていい言葉ですね。新卒から2年経って、ご自身の中で変化を感じる部分はありましたか?
ちゃんと開き直れる心が持てるようになったのは、自分の中で成長できたなと思っています。1年目では「できる」「できない」の区別が難しかったんですけど、何ができないのかがわかってきて、「これは仕方ないよね!」と、失敗を恐れすぎなくなりました。
――度胸がついたのかもしれませんね。
どうなんでしょうね? TAMに入って、いろんな人たちと交流していく中で、いろんな働き方があることを知れたのもよかったのかも。
あとサイト制作の仕事って、いろんな会社さんとのお付き合いもあるので、いろんな業界のことを新鮮な気持ちで知っていけるのも気に入っているんです。いろんな人がいる会社で、いろんな業界と関わることができる。それが自分の性格とあっていたのかも? と2年経って、一目惚れした答え合わせができた感じがしますね。
最近は、AI先輩がメンターに?
――これからの名和さんが楽しみになります。これから頑張ってみたいことはありますか?
私、ディレクターなのに相手に思いを伝えるのが下手なんです。自分の文章に自信がない時は「これで合っているかな?」とAI先輩に頼ることもあります。日常業務の中でも提案書やメールの文章、レポートなど不安がある時はAI先輩に読んでもらってから提出するんです。
――AI先輩! 他には、どんな風に使っているんですか?
よく使うのは、「あなたはSNSのベテランディレクターです。私は新卒入社のSNSディレクターです。この文章のフィードバックをください」と依頼します。
ちょうど引き継ぎ案件を進めている時にも、「どうしたらいい?」と相談して、退職する先輩に何を聞いたらいいかもアドバイスをもらったことも。まだ使いこなせていないのですが、AI先輩にフィードバックもらえるのは本当に助かっています。
――AIを育ていくのも楽しいですね。では、最後になりますが、名和さんがこれからやってみたいことを教えてください。
う〜ん……。今は東京以外に引っ越してみたいですね。もともと東京があんまり好きじゃなくて(笑)。満員電車も、人混みも嫌いなんですよ。住む場所には全然こだわりがないので、今やってみたいことと聞かれたら、引っ越しですね!
名和さんは、TAMの自然部にも参加しているそう。「職場の人と課外活動できるのが結構好きなんですよね」と、活動の様子を楽しそうに教えてくれました。
――国内外で気になる場所はあるんですか?
タイ!
――まさかの海外!(笑)
全然英語話せないし、学生時代はコロナだったので、全然海外行けてなくて。
あとTAMのデザイナーで、シンガポールに住んでいたことがある岩井さんから「海外行ったら、名和ちゃんはもっと元気になれるで」ってこの前言われたんです。それでいいなーって思っていたので(笑)。
――次、取材することがあったら海外にいるかも知れませんね! 今日はたっぷりお話聞けて楽しかったです。ありがとうございました。
[取材・ライティング] つるたちかこ [編集] 渡邉由姫乃