プレイドでは、2021年に初めてビジネス職での新卒メンバーを迎え入れました。
今回は、プレイドのビジネスインターン経験を経て、4月より新卒メンバーの1人としてジョインしたメンバーのインターン時のインタビューをお届けします。ビジネスインターンの初期メンバーとして1年ほど活動していた高村くんがどんなインターン経験をしてきたのか、サポーターの阪と一緒にお話を伺いました。(プレイドではインターン生もいちプレイドメンバーとして活躍してもらえるように、サポーターが付きます。手取り足取りOJTのように一緒に何かをするのではなく、困ったときや悩んだときに壁打ち相手として自由に相談できます。)
Naoki Takamura / 高村 直輝さん
早稲田大学 社会科学部
大学ではダブルダッチサークルで全国大会に出るほど熱心に取り組み、引退後の2019年12月よりプレイドのインターンシップに参画。
2021年4月よりプレイドのビジネス新卒メンバーの1名として入社。
Mahiro Saka / 阪 茉紘さん
東京大学法学部卒業後、P&Gに新卒入社。
複数ブランドに関して、顧客や市場の理解に基づいて戦略策定を実施。
2014年末に日本マクドナルドに転職し、ブランド戦略やマーケティングキャンペーンの企画から実行までをリード。
2018年12月に「CXプラットフォーム「KARTE」を提供するスタートアップ」、プレイドに参画。
2020年4月より、Brand Successチームを立ち上げてリードしている。
就業体験ではないインターンへの挑戦
ーーインターンシップのきっかけは?
高村:
大学3年生の冬にダブルダッチのサークルを引退し、就業体験をしたいと思っていた時に、プレイドと出会いました。
元々、PR(Public Relations)の勉強をしていたのでマーケティングに興味があり、Googleから出資されていることから「何かすごい体験ができるのでは」と思い、正直漠然とした部分もありましたが応募しました。
何社か面接を受けていたのですが、プレイドをインターン先に選んだ理由は2つあります。
僕が見つけることができた企業の中で、独自の技術的強みを持っていることと、サービスサイトのUI(https://karte.io/)やYouTubeで公開されているCMの雰囲気がとても素敵だったこと。プロダクトの良さを直感的に感じたんです。
また、面談でお会いした阪さんと話が盛り上がり、自分がチャレンジしていくイメージが湧いた点も大きかったですね。
ーー高村くんの第一印象はどうでしたか?
阪:
高村くんは器械体操をずっと続けてきた話をしてくれました。
その経験からか、意思が強く、自分に対してとてもストイックだと感じました。大学生になってからはダブルダッチのサークルで活躍してきたという話だったので、チームプレーになったことでどのように高村くん自身に変化があったのかも聞くことができました。
また、私の「もしやり直せるなら、どうやってもっと良い結果に繋げるか?」という質問に対して、彼は真剣に思考していましたね。その時の彼を見て、面談という短い時間でも自分を捉え直すことができる人材であるなと思いました。
目の前の「コト」に真剣に向き合う
ーー最初はどのようなことに取り組みましたか?
高村:
初めの2~3日は、プレイドのプロダクトである「KARTE」に関するインプットのトレーニングを受けてプロダクトを理解した上で、その後実際に2~3週間かけて既存クライアントに対するKARTEの活用施策を考えていきました。
施策を考える上で、「クライアントのことを考えながら、その先にいるエンドユーザーのことも考える=KARTEが目指すCXプラットフォーム」という世界観はすごく興味深かったです。
ーーインターンの中で大変だったことはどんなことですか?
高村:
KARTE(=クライアントのデータ)を見れない中で、KARTE施策を考えることに苦労しました。最初は「KARTEのdemo画面しか触れないし、WEBからの情報を汲み取って考えるマーケティングの提案か…」という小さい枠でしか捉えられず、いつも阪さんに指摘されてましたね。プレイドでよく「機会フラット」と言われるのですが、今ある環境の中で、どう考えて、どうTRYして創っていくかを問われていたのだと思います。(「機会フラット」とは、プレイドでは強い意思や熱量、問題意識のある誰もがリーダーシップを持ってチームやプロジェクトを進めることができ、「機会」はメンバー誰もに対してフラットに存在している、ということ 参照:https://note.com/kokijs/n/nff724286f3c0?magazine_key=m8f1408658274)
なぜこのような課題が出されていて、限られた条件の中でも、可能な限り思考した上で、仮説を持つ、ということをあまり考えないままに行動に移してしまうことも多々ありました。
それによって、社内の担当者に何の仮説も持たずにヒアリングをして、厳しくフィードバックを受けてタジタジだったこともありました。
ーーその課題に対してどう向き合ったのですか?
高村:
「このクライアントにとってのサービスってなんだろう」を掘り下げて本質を見つけるためにひたすら思考しました。自分で仮説立てをし、施策を考えた上で、もう一度社員さんにぶつける。少しずつですが、目的意識を持って逆算して行動できるようになったかなと思います。
ーー社員さんの反応に変化はありましたか?
高村:
大きく変わりました。今までは提案以前の部分でフィードバックをもらっていましたが、提案に対してフィードバックをもらえるようになりました。深く思考し、提案したことで、インターン生と社員の垣根はなく、「コト」に対して徹底的に向き合いフィードバックをしてくれました。
求められることが大きい分、自分も答えようと必死に考えました。
ーーなぜこのような業務をやっているのですか?
阪:
プレイドは、「データによって人の価値を最大化する」というミッションを掲げています。ミッションの達成に向けた道のりに対して、誰かが確実な解を持っているわけではありません。そのため、一人ひとりが、どんな世界にしていきたいのか、その世界に向かうにはどのようなマイルストーンを踏んでいけばよいのか、自分自身で思考し、自ら進んでいく行動力が必要になります。
そこに社員・インターン生といった差はありません。
質問に答えてないかもしれないのですが、バチッと定義した仕事を渡すことは実はあまりやりたくなくて、「こういうのやってみて」くらいの抽象さで仕事を渡したいと思っています。その業務自体が重要なのではなく、それをきっかけに自分で何をすべきか、何がしたいかを考えた上で、深く学びを得て将来動いてくれることのほうがプレイドにとってよほど重要だと考えています。
なぜインターン生まで?と聞かれるかもしれないですが、ある意味、無知が故のパワーに期待しているということですね。誰も解を持っていない道なので、フラットに物事をみれる無知な状態のほうが強い部分もあるかなと思っています。つまり、可能性を強く感じるということですね。
(プレイド 高村 直輝)
自分が創る側への意識を持った時に、全てが変化した
ーー実際に働く環境としてのプレイドはどうでしたか?
高村:
プレイドは何かを手取り足取り教えてくれる環境でも、決まった仕事が降ってくる環境でもありません。その代わり、自分が考えた仮説には徹底的に向き合いフィードバックをくれる環境です。
ーー大変ではなかったですか?
高村:
そうですね。正直、新型コロナウィルスの影響でやむを得ずリモートになった時は仕事がほとんどなくて、とても辛かったです。何度か出てきている通りインターンといっても決められた仕事がないので、自分にどんなことがやれそうか情報を取りに行く必要がありますが、リモートだとオフィスに居る時と違い周囲から得られる情報が少ないのでひたすら何ができるか考えていたのを覚えてます。
ーー困難をどのように乗り越えましたか?
高村:
思考と行動の行き来を意識して、自分にできることはないかアクションしていきました。具体的には、ロープレに挑戦した際の気づきを社内slackの全社員がいるchannelで発言したことをきっかけに、ウェビナーの登壇の機会を得たり、社員さんからお誘いいただき、インサイドセールスの業務にも携わっていきました。
インサイドセールスに携わるのは初めてだったので、社員さんがどんなことをしているのか話を聞きに行き、もし手が付けられていない業務があれば手伝いたいと言って、できること・任されることを増やしていきました。
自発的に動くことで変化を起こそうとする人に機会をもらえる環境です。僕自身も完璧からは程遠いですが、目的を考え自ら機会を創り出す貴重な経験をさせてもらいました。
ーー高村くんを見ていてどうでしたか?
阪:
もともと強みとして「本質が何か?どのような変化が必要か?」を思考する素地はあったと思っていたのですが、彼がプレイドにジョインし始めてすぐにそれを感じました。
彼の日報は「いいCXってなんなんだ?」というテーマに対し、自分の言葉で語れるようになるための思考を巡らせていて、私も読んでいて楽しかったです。
ただ、そこから「じゃあ結局何をしたらその変化が生まれるのか?」を逆算して行動する部分は正直苦手分野だったと思います。本人の言葉で言うと「ぐるぐるしています」というモードですね。ここは、クライアント施策を考える上でがむしゃらに目の前のことに取り組んでみると振り切った辺りから、かなり変わってきたかなと感じています。
スタートアップ界隈でよく知られた言葉に、LinkedInの創業者 リード・ホフマンの「スタートアップとは、崖の上からから飛び降りながら、飛行機をつくるようなものだ」というものがあります。今回のインターンでは、彼もそれを少し体験できたのではないかと思います。
目的思考を持って、本質的な価値を考え抜く
ーーインターンを通して
高村:
目的から逆算する姿勢や本質的なことを追求する思考力は成長したポイントだと思います。
プレイドでは、目的思考が求められます。提案資料1つをとっても、何を伝えるのか、相手をどう動かすのかを問われます。長期的な目線をもって、エンドユーザーにとって本質的な価値とは何かを思考し、何をすれば達成できるのか考え、短期的な目標に落とし込んでいく、そのプロセスを意識し深く追求していきます。
僕自身、まだまだ成長段階ではあるのですが、そういうプロセスを踏んでいくことで目的思考や本質的な価値を考える力が鍛えられていると思います。
ーー今後はどんなことに挑戦していきたいですか?
高村:
僕は「自分のアイデアが商材として具現し、世界にベンチマークされるようなものを創造していきたい」と思っています。そのためには、結果を出すことで自分の挑戦の機会を得て、圧倒的に成長していけるこの環境で、まずは土台となる部分をしっかり学んでいきます。
ゆくゆくはOMO事例など、実を創っていく仕事に関わり、KARTEの可能性を広げる機会を創っていきたいです。
ーー最後に
インターンの枠を超えてチャレンジしたいと思っている方は、是非一度プレイドに来てみてください!
きっと多くの学びがあるはずです。