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PdMやディレクターとして様々なプロダクトグロースに挑戦してきた私が、今OLTAで新規プロダクトに取り組む理由

OLTAの新規プロダクトである「INVOYカード」のプロダクトマネジメントを担う吉岡さんにインタビュー。OLTAに入社するまでの人生の大きな選択やその背景、そして現在OLTAで働く想いをお話しいただきました。

吉岡 太郎 (よしおか たろう) / プロダクトマネジメント
東京都出身。
受託開発企業でWebディレクターやUXデザイナーとしてキャリアをスタートし、グリーやリクルートでプロダクトディレクターを経験。その後、StockmarkやAlphaDriveでプロダクト組織の責任者やプロダクトマネージャー(PdM)として従事。2024年にOLTAへ入社。

「これからインターネットの時代がくる」と確信し、情報学部へ進学

高校生の頃からインターネットやプログラミングに興味を持つようになりました。当時、情報システムを専門的に学べるのは主に専門学校でしたが、私は大学でさらに学びを深めたいと考え、情報学部がある文教大学に進学しました。第一志望の大学には入れなかったのですが、文教大学は私がやりたいことに挑戦できる環境でした。高速のインターネット回線が整備されていたほか、第一志望だった大学の先生が実施する授業を受けられたり、ハイスペックなMacが使いたい放題の教室があったりと、プログラミングを学ぶにはとても良い環境でした。

ちなみに、情報分野に関心を持ったきっかけは、浪人時代に親が買ってくれたパソコンでした。インターネットが普及し始め、Windows95が発売された頃でした。
ある大学の面接で「パソコンは持ってますか?」と聞かれ、興味はあったものの「持っている」と答えられなかったことが悔しくて、パソコンを購入しました。
パソコンを手に入れた当初は、主に勉強のために使っていました。独学でHTMLやCSSを学び、Webブラウザ上で使える単語帳を作成し勉強に活用していました。浪人という苦しい状況の中、新しいことをやりながら勉強をすることに楽しみを見出していました。

こうした経験を通じて、「インターネットは面白い」と思うようになりました。当時、情報はテレビやラジオからの一方通行の発信が主流でしたが、双方で情報の受発信ができるインターネットに革新性を感じ、「これからはインターネットの時代がくる!」と確信しました。

Webコンテンツ制作の実績を積む中、IT業界の就職氷河期に直面

大学在学中は、友人の繋がりで地元近くのインターネット関連企業でアルバイトをしていました。主な業務内容はホームページ運営やCD-ROM制作で、Flash、Photoshop、Illustrator、After Effectsなど、マルチメディア系のソフトを一通り習得しました。

当時、特にFlashを使うことが本当に楽しく、Flash好きが高じて大学の卒業研究では「Flashを用いたRPG」を制作しました。敵を倒しながら英会話フレーズを覚えていくという学習型のRPGで、自分のホームページに公開したところ、アスキーやMac関連の雑誌にも掲載され、とても嬉しかったことを覚えています。

この経験から、「将来はコンテンツ制作やインターネット関連の仕事をやりたい」と思い、大学3年生の冬から就職活動を開始しました。しかし、ITバブルの崩壊という最悪のタイミングと重なり、IT系の求人はなかなか見つからない状況に。そんな中で、インターネット関連の部署を持つSIer企業を見つけ、システムエンジニアとして入社しました。



新卒での苦難を乗り越え、モバイル普及の波に乗る

しかし、新卒で入社したSIer企業は半年で退職することになります。残業が多い過酷な環境で、新卒で入社した100人の同期が半年後には一桁に。昼夜逆転生活だったこともあり、このままずっとは続けられないと感じ、環境を変えるために転職を決意しました。

転職したのは、Web制作やシステム開発の受託企業で、ここでWebディレクターやFlashエンジニアとして経験を積みました。この会社も多くの仕事があり忙しい環境でしたが、小さな仕事でも自分が手を動かした分だけ成果が目に見えるので、やりがいを感じることができました。前職のSIer企業では、大規模開発のプロジェクトで二次請けの企業に派遣されていたこともあり、進捗を実感しにくく、自身の成長を感じられなくなっていました。

また、この転職先の企業では大手広告代理店との大規模プロジェクトに参画する機会もあり、一流の方々と一緒に仕事をする貴重な経験を積むことができました。代理店の方と企画提案の場に同席したり、提案書作成を手伝ったりと、若いうちから多くの学びを得ることができました。
その中でも特に印象に残っているのは、SUMMER SONICのモバイルサイトの開発です。着うたのダウンロードやスケジュール表の閲覧ができるサイトで、私は設計やフロントエンド開発を担当しました。この頃から社会的にモバイルの普及が進み始め、モバイルに関わるプロジェクトが増えていきました。私自身もモバイル普及の波に乗るように、多くのプロジェクトに携わることになりました。

リーマンショックの影響でグリーへ転職、モバイルの最先端な環境で経験を積む

次に転職したのは、一部上場企業のコーポレートサイト構築に強みを持つコンサルティング兼Web制作企業でした。この企業ではインフォメーションアーキテクトとしての経験を積みました。メインクライアントは大手通信企業で、まだ世に出ていないモバイル端末に触れながら、⼤規模サイト⽴ち上げやリニューアルにおける情報設計・UX設計などを担当しました。

仕事はとても充実してましたが、リーマンショックの影響で受託プロジェクトがなくなり、転職を余儀なくされました。当時、大型プロジェクトをやり切ったタイミングでもあったため、次は事業会社でプロダクト開発にチャレンジしようと決意。ITプロダクトを運営している企業を中心に転職活動を行い、その中でグリーの選考を受けることになりました。

そのタイミングで、エンジニア業界で有名な方がグリーに入社されたことを知り、その方と一緒に働いてみたいという思いが決め手となり、グリーへの転職を決めました。偶然その方と同じ部署に配属され、厳しい指導を受けながらも、自分のスキルを磨く貴重な経験を積むことができました。

このとき、世の中のモバイルの流れがガラケーからスマートフォンに移行するタイミングで、私自身もスマートフォンへの移行を伴うアプリ再構築プロジェクトを担当しました。ソーシャルゲーム市場の成長が著しい時期で、大手ゲーム会社からの転職者が次々と加わる中、成長性のある最先端の環境で働いているという実感がありました。

また、並行して新規プロダクト創出チームのリードも担当していました。当時は今のようなBIツールはなく、内製のグラフツールを使ってデータドリブンに意思決定を行っていましたが、新規事業のようなデータがないものに対しての意思決定をすることが難しく、担当プロダクトの推進が難しい状況に直面しました。これを機に、新規事業開発に強みを持つ企業でさらに経験を積みたいと考え、新たな会社への転職を決意しました。



「その時に会社が必要とすることを率先して取り組む」リクルートでの自発的なチャレンジを積み重ね、プロダクトマネージャーへキャリアチェンジ

次に転職した企業はリクルートジョブズで、HR分野の既存プロダクトのグロースと新規プロダクトの開発、そして社内ITの構築をチームリーダーとして担当しました。
開発組織の立ち上げをリードし、アジャイル開発に向けたスキーム作りを行い、リリース環境の刷新を実施。さらに、社内ITのレガシーな環境を一新してGoogleドライブやSlackを導入したりするなど、全社的な改善にも取り組みました。また、他のリクルートグループ企業とのグループ横断プロジェクトも担当するなど、その時々で会社が求めることにマルチに携わりました。

このように自発的に動くようになったのは、リクルートの仕組みや社風の影響が大きいです。「will・can・must」という目標設定シートを大切にしていて、自発的に動きやすい環境でした。

その後、リクルートグループのカンパニー間で転職ができる制度を活用し、リクルートマーケティングパートナーズに転職しました。ここでは、データ組織がなかったため、自ら経営陣に起案し、データ基盤整備やデータ分析を担うデータ組織の立ち上げを主導しました。

リクルートで自発的なチャレンジを続けるやりがいを感じる一方で、「もっと小規模な企業で、スピーディな意思決定ができる環境で働きたい」と考えるようになり、スタートアップへの転職を決意。このタイミングでプロダクトマネージャーへキャリアチェンジしました。2015年頃のプロダクトマネージャーは会社によって役割がさまざまで職務定義が難しい職種でしたが、2020年頃はプロダクトマネージャーの働き方が確立されてきた時期で、私自身もこのような働き方をしてみたいと考えたのがきっかけでした。

StockmarkやAlphaDriveでプロダクトマネージャーとしての経験を積み、スピーディに意思決定ができる環境でプロダクトを成長させることにやりがいを感じながら、プロダクト主導で成長を促す「プロダクトレッドグロース」にも興味を持ち、OLTAへの転職に至りました。

お客様との関係を築きながらプロダクトを育てる環境を求め、OLTAへ転職

OLTAを選んだ理由は、プロダクトグループとビジネスグループが一丸となってプロダクトを育てる環境であることに加え、私が大切にしている以下の条件にマッチしていたからです。

・社会貢献性があり、誰かの役に立つプロダクトであること
・BtoB SaaSプロダクトであること

私はこれまで、BtoBとBtoCの両方のプロダクトにも携わってきましたが、BtoBのプロダクトの方がお客様との関係性を深く築けることが多く、お客様の課題にコミットできるやりがいを感じていました。また、お客様の課題解決に長期的に取り組めるため、プロダクトの方向性を継続して見据えることができると感じています。

<OLTAで今やっていること>

INVOYカードのプロダクトマネジメントを担当しています。INVOYカードは2024年7月にリリースしたばかりの新規プロダクトで、私は開発ロードマップの作成やOKRの設計、開発の優先順位設定などを行っています。また、現在はマーケティングメンバーやCSメンバーと協力してPoC(プロダクトに用いられる価値や技術提供の検証作業)を進めています。 

<これから目指しいていきたいこと>

今後は、プロダクトレッドグロースを軌道に乗せ、プロダクト自体が成長をけん引していける体制の構築にチャレンジしたいです。現在、そのために必要な施策の種を探し、試行錯誤しながら取り組んでいるところです。



こんな方と働きたい

私は、プロダクト開発に関わるメンバーと共に、開発の企画段階から一体となって進めていける体制を作っていきたいと思っています。OLTAの開発メンバーは、言われたことをやるだけでなく、自分で考えて動けるメンバーばかりです。新しいことに興味をもち、主体的に提案する意欲を持った方だと、OLTAにマッチすると思います。

また、開発チームは非常にフラットで、和気あいあいとした雰囲気の中でプロダクト開発を進めています。ビジネスメンバーとプロダクトメンバーの距離が近いのもOLTAの特徴だと思います。

ちなみに、プライベートでは趣味でDJをやっていて、友人と一緒にイベントを企画したりもしています。サウナやキャンプに行くのも好きで、仕事もプライベートも楽しんでいます!


(休日は趣味のキャンプへ)


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