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ゼロベースからでも成長チャンスを掴む。今OLTAのクラウドファクタリング責任者として事業成長にコミットする理由。

OLTAの創業事業であるクラウドファクタリングの事業責任者を務める齊藤さんへインタビュー。
これまでの人生における大きな選択や経験、そして今なぜOLTAで新たなチャレンジを続けているのか、その想いを深堀りしました。

齊藤 奨(さいとう すすむ) / クラウドファクタリング事業責任者
兵庫県神戸市出身。
セコムにてグループ会社を含む経営企画全般に従事。その後、スタートアップであるサイカにて事業戦略や経営管理を経験。2024年にOLTAへ入社。

「ゼロから経験者に追いつくこと」にチャレンジした学生時代

小学校ではサッカー部に所属していましたが、中学校ではあえて未経験の柔道部を選びました。体格が大柄だったこともあり、「ゼロから柔道経験者に追いつくやりがい」を感じられると思ったからです。
柔道部はやんちゃな先輩が多い環境でしたが、私は地道に努力を重ねました。先輩や他校の上手い選手を真似したり、ときには柔道漫画を読んで技を試してみたりして、技を磨いていきました。その結果、柔道部の部長として県大会に出場するという成果を残すことができました。

この経験を通じて、あえて厳しい環境でチャレンジすることに面白みを感じるようになり、高校では再びサッカー部を選びました。入学した高校には柔道部もありましたが、未経験者が多く、「その環境ではチャレンジの余地が少ない」と感じたのです。サッカー部であれば「すでに中学から経験している上手い選手たちがいる。彼らにどう追いつけるか」に挑戦できると考えました。

しかし、実際に入部してみると、中学校で経験を積んだメンバーとの差は予想以上に大きく、「これでは普通に練習していては追いつけない」と感じました。そこで、「両足で蹴ることができる」という他の選手にはない自分だけの武器を作ろうと考え、左足の技術も鍛えることに力を注ぎました。

「人と違う選択をしたい」と放射線技師の道に進むも、ギャップに直面

大学では医療における放射線分野の道を選びました。周りの多くが工学部に進むなか、私には「人と違う選択をしたい」という思いがあり、また母が看護師だった影響も受け、医療系の進路を視野に入れました。その中でも、目に見えない放射線を医療に活用するという点に「革新性がありそうだな」と思いこの分野を選びました。母からは「本当にいいの?」と心配されつつも、漠然とした気持ちのまま進学しました。

実際に放射線技師として就職するかどうかは、在学中に決めようと考えていましたが、病院実習を体験した際に「この道をこのまま進んでいいのか」という疑問を持つようになりました。

それまで進んできた道を正当化したい気持ちもあり「大学での学びをどう活かすか?」と悩んだ結果、「医療分野を軸にスコープを広げたら面白いんじゃないか」と考えるようになりました。そして、医療を基盤にしつつ幅広い経験ができる「病院経営」に興味を持つようになり、病院経営に関わる企業の一つであるセコムに入社することを決めました。


新卒で「病院経営の現場」に飛び込み、その後「セコムグループ全体の経営」を経験

セコムに入社後、病院の現場に配属され、念願であった病院経営に関わる経験を積みました。ここでは、「病院の移転に関わる全てのプロジェクトを担う」というミッションのもと、人材採用やIT化の推進など、さまざまなプロジェクトを企画推進しました。

しかし、当初は困難な場面も多かったです。セコムから来た若い自分が病院の意思決定チームに配属されたことで、「何者なんだ!?」と思われることもありました。そのため、まずは自分にできる小さな現場業務を自ら企画・実行して信頼関係を築きながら、経営と現場の円滑化をサポートするなどして少しずつ関係を構築していきました。そうした取り組みを通じて現状の課題分析などを行い、コンサルティングに近い立場でプロジェクトをリードし、移転後の運用が安定するまで現場に関わりました。

病院経営の現場での経験を通じて、「経営学を体系的に学びたい」という思いが強くなり、社内のMBA留学制度に応募しました。病院プロジェクトが一段落したタイミングで社内選考を通過し、2年間アメリカのピッツバーグへ留学することになりました。
ここでも、「あえて多くの人が選ばない道」を選び、サンフランシスコやニューヨークといった有名都市ではなく、日本人の少ないピッツバーグを留学先として選びました。

留学から戻った後は、セコムの経営企画部に配属されました。経営企画部はセコムグループ全体の意思決定の中心となる部署で、そこではM&Aやコーポレートガバナンス、経営会議の運営などを担当しました。
それまでの病院現場での経営とは異なり、グループ全体を俯瞰する立場で「これまで知らなかった広い世界」を感じました。わからないことは後輩社員や上司、他部署の偉い人にも「まずは飛び込んで聞く!」という姿勢で、経験の幅を広げていきました。MBA留学で得た知識を活かす場面もありましたが、経営にはそれまで以上に高い視座が求められることを実感しました。

大企業からスタートアップへの転職ギャップを乗り越え、「ゼロベースから成長する力」を発揮

30代半ばを迎え、セコムの外に出て新たな挑戦をしたいと感じるようになりました。そして、「自分の力をもっと高めたい」という思いから転職を決意しました。転職先を探す際は、主に以下の条件を重視しました。
・自分の経験やスキルを活かせる事業企画
・スタートアップ

スタートアップを転職先の条件としてあげたのは、事業や経営により近い距離で、自らのチャレンジの幅を広げたいと考えたからです。業態や業種にはこだわらずに探しましたが、あえて医療分野は選びませんでした。経験した業界ではなく、新しい分野で自分の戦闘力を高めたいと思ったからです。
そして、マーケティングツールの開発やコンサルティングを手掛けるスタートアップへの転職を決めました。ポジションは、COO直属の事業企画担当の第一号でした。

大企業からスタートアップへの転職で、大きな裁量権がある一方で、「意思決定における思考プロセス」に大きなギャップを感じました。大企業では目標に対して「何をやるか」がある程度決まっている環境でしたが、スタートアップでは「目標に対して何をやるか、なぜそれをやるのか」が問われるため、より高い視座と意思決定力が必要でした。
マーケティングや広告の分野は未経験で、入社当時は意思決定する知見がなかったため、知識を持っている人を見つけて聞いたり、調べたり、様々なデータをもとに自分なりの考えをまとめるといったキャッチアップを重ねました。

このような過程を通じて、事業部全体の戦略設計や計画の策定、新規事業の立ち上げを担当し、自身の強みである「ゼロベース」から事業の方向性を築き上げる力を発揮することができました。

”クラウドファクタリング”という社会インフラを届ける。事業責任者としてOLTAに入社

スタートアップで事業企画の経験を積み、次は新しい分野で社会貢献度の高いサービスを提供したいと考えていたときに、OLTAと出会いがありました。

代表の澤岻さんとのカジュアル面談で事業にかける想いを聞き、「OLTAのサービスを通じて 中小企業(SMB)の経営課題を解決する」というミッションに大きな魅力を感じました。「ただ利益を追求するのではなく、SMBに価値を届けることを重視する」という企業姿勢が、自分の考えともマッチしました。

また、OLTAのプロダクト同士の相互利用や、全国の地方金融機関様との提携事業の広がりが見えたことも、入社を決めた大きな要因です。もともとクラウドファクタリングは医療分野の資金調達手段として知っていましたが、OLTAのファクタリングは単なる金融サービスにとどまらず、プロダクト利用によるデータを活用して与信プラットフォームを展開するビジョンを持っていることを知り、その印象がガラッと変わりました。


(OLTA事業開発推進チームでの一枚)

<OLTAでやっていること>

現在、クラウドファクタリングの事業責任者を務めています。事業責任者という役割は初めてですが、OLTAのメンバーは温かく私を受け入れてくれ、仲間と一緒に試行錯誤を重ねながらチャレンジを続けています。

事業責任者として感じていることは、クラウドファクタリングが想像していた以上に強いビジネスであること。リピートするお客様が多く、何十回とご利用いただく方もいます。このように、お客様の事業インフラとして役立ち、世の中に欠かせないサービスを提供しているというやりがいを強く感じています。

OLTAクラウドファクタリングは、主に全国の地方金融機関様と提携してサービスを届けています。地方金融機関の方々は「地域が良くなること」に真剣に取り組んでおり、私たちもそんな想いに全力で向き合っていきたいと思っています。OLTAのサービスが社会により広く浸透することで、社会インフラを支える存在として、より多くの方々に社会的意義のあるサービスを届けていきたいと考えています。

こんな人と働きたい

OLTAは、前向きでチャレンジ精神を持った方に最適な環境だと思います。
スタートアップは見渡すと課題が山積みですが、「課題を単なる課題と捉えるのではなく、成長のチャンスと前向きに捉え、未来に向けて思考できる人」と一緒に働きたいですね。困難な課題に対しても、それをチャンスと捉えて立ち向かう、そんな「Stay Gold」の精神を持った人が活躍できると思います。

ちなみに、プライベートでは、子供のサッカーのコーチをやったり、バーベキューに行ったりとアクティブに過ごしています!家族も大切にしながらも、お客様を第一に考える。そのような価値観を大切にしながら、OLTAで一緒に働きませんか?

(家族でキャンプへ行きました!富士山を目の前に一枚)

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