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HubbleのCLO(最高法務責任者)が語る「枠にとらわれない働き方とHubbleがもたらす価値」

こんにちは!Hubbleの採用支援をさせていただいております、山根と申します!

Hubble採用インタビュー第2弾は、CLO(最高法務責任者)の酒井さんです!

弁護士からスタートアップ役員に転身した異色のキャリアを持つ酒井さん。
「枠にとらわれない働き方」と「Hubbleがもたらす価値」について詳細に語っていただきました!

それではご覧ください!!


「弁護士」という既存のイメージにとらわれない働き方

ーこれまでのキャリアについて教えてください!

2014年に弁護士登録をして、都内の法律事務所で3年半働いておりました。業務の内容としては、M&Aや紛争案件、コーポレートなど企業法務に関わる幅広い業務でした。

一方で、当時から個人的にスタートアップに興味がありました。僕自身、強く考えていたのは、弁護士の資格をとったがゆえに、その枠内でしかものを考えられないということは嫌で、自分の可能性を最大化できるチャンスがあれば飛び込んでいきたいと考えていました。実際に、シリコンバレーに足を運び、向こうの起業家や弁護士に話を聞いたり、複数のイベントに参加したりしました。

当時、事務所の仕事とは別で個人で、スタートアップの法務顧問を請け負おうようになりました。一時期は、最大15社ほどくらい顧問弁護士を担当していました。


ー事務所の仕事をしながら15社……!すごいですね。Hubbleにはどういった経緯でジョインしたのでしょうか?

CEOの早川とは2016年の夏くらいに、スタートアップ系のイベントで出会いました。

当時の彼は、素朴な雰囲気の好青年という印象です。当時はですが(笑)出会った翌週に2人で渋谷の焼鳥屋に行って、お酒を飲み交わし、色々な話をして意気投合し、翌週には会社の顧問弁護士になっていました(笑)

顧問弁護士としては約1年半関わった後、2018年6月よりCLOとして正式にジョインしています。


思考がシンクロし、現在のHubbleが誕生

ーHubbleというサービスは、どんな背景があって誕生したのでしょうか?

当初、早川は、Dropboxのようなストレージ系のプロダクトを開発していました。彼は会計事務所出身で、バックオフィスを効率化するプロダクトを作りたいという思いがあったと聞いてます。

僕も弁護士時代に感じていた「非本質的な業務の効率化」という思いがあったので、早川が会計事務所時代に感じていた思いには共感しました。当時の僕もそうですが、感覚的には、アソシエイト弁護士の業務の8割くらいは契約書等のドキュメントに関するものではないかという印象なのですが、そこを効率化できないかなと思っておりました。僕自身、ドキュメント管理とかの事務的な作業がとても苦手であったというところもありまして(笑)

そして、2017年11月頃に、プロダクトを方向転換するというタイミングで、早川とCTOの藤井とディスカッションしました。早川の会計事務所時代の思いや、僕がリーガル領域に感じていた課題感を共有し、それに対して藤井が、技術的な実現可能性を確認したことから、現在のHubbleの原型ができたと思います。

このディスカッションは自分の中でもとても印象に残っています。自分の専門領域であるリーガルの範囲をこえた思考を回し、ディスカッションをしてアイデアを出す中で、自分の知的好奇心が揺さぶられるような感覚を体験したことを覚えています。

ユーザーに共感できるからこそ、最前線に立ち続ける

ー現在の職務内容を教えてください!

今は会社のコーポレート周りの業務も行いますが、主な業務はセールスです。

実際に企業の法務部や弁護士事務所に足を運び、抱えている課題をヒアリングし、Hubbleがどう解決してくかを提案しています。
これまで300社以上の企業や弁護士事務所にヒアリングさせていただきましたが、僕自身が、法務業務に携わってきて、現場が抱える課題に共感でき、ベストなソリューションを提案できると思っています。

また、自分の性格的にも、様々なところに行って人と話し、関係性を作るのも好きなので、自分の得意なことを生かして最前線に立ち、お客様と会社をつなぐ役割をやっているかなと思います。


ーどのようなかたちでHubbleを説明しているのでしょうか?

Hubbleによって、業務効率化を図れることやリーガルデータを蓄積することでのガバナンス体制の構築についてはもちろん説明します。それだけでなく、業務の生産性をあげて、より本質的な業務や、自分の大切なことに時間を使って欲しいという思いで、Hubbleを説明しています。少しでも早く仕事が終われば、自分の好きなことに時間を使うことができる、「法務よりホームに帰ろう」ということです(笑)弁護士事務所時代、長時間働くことが「正」というような風潮があると感じていたので、そのような働き方については変えていきたいという思いがあります。

さらに、Hubbleを使うことにより、無理なく情報を一元管理していくことができます。Hubbleを使っていたら、自分の仕事が他の人のためになる。しかも無理なく。これがHubbleの魅力だと思っているので、この思いを乗せて、説明しています。

事業を加速させる「戦略法務」へ

ー今後、Hubble導入によって、法務の人たちの働き方はどのように変化するのでしょうか?

普段、法務の方、弁護士の方が行っている業務は、高度な専門性を必要とする法律業務と、文書管理などの事務的や機械的に行われるような業務の2種類に分かれると思います。さらに前者の専門性が必要な業務は、以下のカテゴリーに分けられると思います。

 (1)知識・経験が必要だが、型を作れば再現性がある仕事
 (2)知識・経験を前提として、個人のクリエイティビティ(リーガルマインド)を発揮する仕事
 (3)人と法的議論・交渉したり、人と話して共感していく仕事

弁護士の場合は顕著ですが、法務の仕事は、これまで属人的に行われる場面が多かったと思います。その背景には、法務知識が一般の人には閉ざされたものであり、正確な法律情報に簡単にアクセスできなかったとういう点があるかと思います。
もっとも、Hubbleによって、各会社や各事務所のリーガルデータが蓄積されていけば、これまで個々人に帰属していたリーガル知識・経験が他の人、会社でいれば法務ではない他部署の方までにシェアされるようになります。弁護士の仕事も自分が過去に行った業務で得た知識経験が他の弁護士にもより効率的に共有されていくことになると思います。そうすると、法律知識や経験に依拠して行っていく業務は、法務の専属業務ではなくなっていき、法務の本質的業務は、リーガルマインドを駆使して考えていくこと、また対人的な業務に集中されていくと思います。そのため、今後必要とされる法務パーソンのスキルとしてはそのような点になっていくのかなと思っています。


ー本来やるべきことに注力できるようになるんですね。では、法務以外の他職種の人たちの仕事にはどんな変化があるのでしょうか?

繰り返しになるのですが、これまでの法務の知識や経験が法務にとどまることなく、法務に携わらない人にも行き届くようなものに変わっていくだろうと思うので、Hubbleを使うことで、リーガルナレッジのデータベースができると、契約書関連の知識などが、事業部や営業部の方にもついていきます。

そうすることで、彼らが自主的にリーガルの判断ができる領域も増えていきます。いちいち法務や弁護士に確認することなく、よりスピーディーにビジネスを進められると思います。


ー法務の仕事への注目度が高まる時代が来そうな予感がしました。

先ほどお話ししたように、今後、法務や弁護士に求められるスキルセットが変化していき、またテクノロジーの力で新規ビジネスがますます増えていく中で、法務がビジネスを加速させるような存在になりえると思います。具体的には、「戦略法務」という役割が重要になってくると思います。

「戦略法務」という言葉は多義的なのですが、例えば、企業が新規ビジネスを行おうとする場合には、そのビジネスの社会的意義やビジネスロジックだけではなく、現行法との関係で法的適合性を説明するようなことが必要であり、ここを行う業務がまさに「戦略法務」だと考えています。

インターネットがない社会での法務の役割は、紛争解決や予防法務に集約されていたイメージで、もちろん今後もこのような役割は重要なのですが、それだけではなく、戦略法務という役割を担う弁護士の必要性が高まっていくのではないかと考えています。

業界を飛び越えて、リーガル領域に新しい風を吹かせられる人、Wanted!

ーHubbleのみなさんはすごく仲が良いですよね。

みんな仲が良いですね!仕事上での議論も白熱しますが、飲み会もにぎやかです!

あとは感性も似てるので、自分たちがかっこいいと思うもの・面白いと思うものが近いからこそ意思決定も早く、同じ方向を向いている実感があります。

極端な例ですが、今Hubbleが方向転換をして「餃子屋をやる」となっても、一緒に事業をやりたいと思います(笑)僕だけかもしれませんが(笑)

それくらいみんな人がいいし、そして何より各人がスペシャリストで、与えられた課題や自ら設定したミッションを遂行しようというプロフェッショナル集団です。「彼らとはどんな事業をやっても面白そうだな」と思います。


ー素敵ですね。では、最後にフィードを見ている方にメッセージをお願いします!

業界を飛び越えて、いろんなことを一緒に考え、新しい風を吹かせてほしいです。

僕自身、弁護士という資格はありますが、そこに特別にこだわらず、自分の可能性を最大化できる場面にはどんどん挑戦していきたいと思っています。個人的には同じようなマインド、これまでリーガル領域にいなくても、新しいリーガルテックという領域で新たなチャレンジをしたいという人と働きたいという思いがあります。

僕は弁護士ですが、他のメンバーは法律の専門家ではないです。だからこそ、違う観点からリーガルテックを捉えられていると思います。今後、組織が大きくなるにつれ、いろんなバックグラウンドを持った人たちと新しい視点から、プロダクトや営業先の可能性を広げたいと思っています。

少しでもHubbleに興味がある方はぜひ応募してください!お待ちしております!!

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