毎月恒例!社内懇親会「Pizzapatch」をちょっぴり工夫してみた話 | Goodpatch's Blog
こんにちは!広報の高野です。総務・人事・広報のみなさんの中には、社内イベントを担当している方も多いのではないでしょうか?実は、私もその一人。社内広報の施策の一つとして、入社以来グッドパッチの全社...
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こんにちは!広報の杉本です。
暑い日が続きますね。Goodpatchでも、夏期休暇をとるメンバーが増えてきました。
そんな夏真っ盛りの先日、私たちは流しそうめんで夏らしいひと時を過ごしました!
実はこちら、月末恒例の社内懇親会「Pizzapatch」での一コマなんです。Pizazpatchについては、以前ブログでもご紹介したことがあり、SNSでも毎月の様子をご紹介しているので、ご存知の方も多いかもしれません。
元々は「みんなでピザを食べる社内懇親会」として開催されていたPizzapatchですが、組織の変化に合わせて改善を繰り返しています。今回は、そんなPizzapatchの企画背景や内容を、一挙にご紹介します!
現在のGoodpatchは、東京オフィスだけでも110人ほどの組織。人数が増える一方で、今後もスピード感を持って走っていくためにはメンバー全員が信頼し合い、団結することが必要です。そんなフェーズにおいて、全メンバーがコミュニケーションを目的に集まるPizzapatchは重要な時間です。
Pizzapatchを運営しているのは、Px(People Experience=メンバーの体験)チーム。近年では個人と企業の結びつきが重要視されるようになり、企業内エンゲージメントやEmployee Experienceなどの考え方を取り入れる企業も増えてきていますよね。
Goodpatchでは、社員だけではなくすべてのメンバーの体験をデザインしていくという気持ちを込めて、EmployeeではなくPeopleという表現を使っています。
そんなPxチーム主導で開催しているPizzapatch。しかし、毎月欠かさず開催していることもあり、ただ食事をして団欒するだけでは、マンネリ化してしまいがち…。徐々に参加者が少なくなってしまったり、食べたらすぐに解散してしまうなどの課題に直面してしまいました。そこで私たち運営チームは、こうした課題を抜本的に解決すべく、全社アンケートやヒアリングを実施し、いくつかの改善に踏み切りました!
Pizzapatchは、月末の締会を兼ねていることもあり、毎月最終金曜日に開催していました。しかしGoodpatchには、デザインパートナーとして週の半分以上をパートナー先に常駐しているメンバーも多数おり、どうしても参加できないメンバーが出てしまっていました。さらに、土日前の金曜日はパートナー先にいることが多いなどの現状が、ヒアリングを通して判明したのです。
そこでPizzapatchの開催日を「毎月最終木曜日」に変更し、一人でも多くのメンバーが参加しやすいようにしました。木曜日は、金曜日と比べてオフィスにいるメンバーが多く、メンバーの参加率がぐんと上がり、メンバー同士のコミュニケーションや、ナレッジ共有にもいい影響があるように感じています。
次に、開始時間を「就業時間後の19:00」から「就業時間内の17:00」に変更しました。ヒアリングを通して、メンバーから「就業時間後だと、家庭の事情などでどうしても参加することが難しい」などの声を聞いたためです。実はGoodpatchは、スタートアップとしては珍しく、お子さんがいるメンバーが多いのです。そこで一ヶ月に一度、仕事を早めに切り上げて、17:00から開催することで、ご家庭のあるメンバーも気兼ねなく参加できるよう工夫しました!
Pizzapatchの目的である「社内コミュニケーション」をより活性化させるために、普段話さないメンバー同士にも、仕事以外の「話のきっかけ」を提供できないだろうか、と考えました。振り返ってみると今までのPizzapatchでは、歓談のみで企画は用意していなかったこともあり「特別なきっかけがないと、いつものメンバーで固まりがち」という声もあったのです。
そこで、まずは色々な工夫をして、どんな企画が今のGoodpatchにフィットするのかプロトタイピングをすることに。運営チームでは「話のきっかけ」になりそうなケータリングとコンテンツに目をつけ、アンケート、Goodpatchのメンバーのこれまでの傾向や、様々な社内イベントを踏まえて企画を改善しました!
・ケータリング
季節を感じられる食材や、企画にちなんだ料理など、メンバーが思わずコメントをしたくなるようなケータリングを毎月探すようにしました。Goodpatchは平均年齢が若めの組織でもあり「ボリューム重視」は毎月の決まりごとです!
・コンテンツ
新しいもの好きで、インプットを得意とするGoodpatchのメンバーらしいコンテンツを考えました。そこで考えたのが、社外からゲストを招き、特別講演をお願いするというもの。どんなゲストに来てもらったのかは、のちほどご紹介します。
ここからは実際に行った企画をご紹介します!
4月はコミュニケーションを重視して、たこ焼きパーティーと称して「Takopatch」を開催しました!関西出身のメンバーが中心となって、たこ焼きの焼き方などをリードしてくれました。エプロンをつけて臨んでくれたマネージャーお手製のたこ焼きは、王道の味でとっても美味しかったですよ。
焼き加減をチェックしたり、具材を相談しあったりする中で、メンバー間に自然と会話が生まれていました。Goodpatchメンバーは、みんなものづくりが大好き。その姿勢はたこ焼きにも共通していたようで、「こっちのたこ焼きも食べに来て!」など、賑やかな声が飛び交っていました。全員に「たこ焼きを作る」という共通の目的を作ることで、一体感が生まれ、楽しい時間を過ごすことができました!
5月は、株式会社メルカリの執行役員であり、メルカリ国内版POの伊豫 健夫さんがゲストで登場!メンバーのために、POの役割や開発体制、大切にしていることについて特別講演をしていただきました。途中からはGoodpatch代表の土屋がモデレーターとなり、伊豫さんが経験してきたことや、マネジメントの考え方などを伺いました。
伊豫さんは、マネジメントにおける大切なことを「『自分がマネジメントすることで、他の誰よりもチームの成果を最大化させられる』と胸を張って言えること」とおっしゃっていました。チームでものづくりをするGoodpatchメンバーにとって、とても共感できるお話でした。Goodpatchには、社内でナレッジシェアをするカルチャーはあるものの、業界のトップで活躍する方から直接お話を聞ける機会は、やはり貴重です。
6月は、Goodpatchのアドバイザリーボードでもある及川卓也さんがゲストで登場!Google I/Oに見る、Googleの技術動向についてお話ししていただきました。ニッチなテーマにメンバーは興味津々!わくわくした表情で、及川さんのお話を聞いていました。
エンジニアのメンバーを中心に、質疑応答も盛り上がりました!社内だけでは得られない貴重なナレッジを惜しみなく共有してくださった及川さん、ありがとうございました。
また、及川さんにご紹介いただいたケータリングの「マンチーズケータリング」を利用したところ、こんなに可愛いカップケーキタワーがやってきました!女性陣がとても喜んでくれ、あっという間に売り切れていました。ゲストゆかりのケータリングは、メンバーとゲストとの会話のきっかけを作り出せるのでオススメです。
そして今月の7月は、流しそうめんでした!オープンスペースにビニールシートを敷き詰め、3台の流し台をセッティング。想像以上の迫力に、メンバーもびっくりしていました。そうめんと水を流す人が協力し合い、声をかけ合うなど、たこ焼き同様にコミュニケーションのきっかけとして一役買ってくれていました。
今回のそうめんの一部は、メンバーの自宅にお中元として届いたものを、好意に甘えて譲ってもらいました。そんな協力もあって、オフィスにいながらも日本の夏を満喫することができました!
メンバーからは「こんなに本格的な流しそうめんができるとは思わなかった!」という驚きの声も聞こえてきました。ここでもGoodpatchメンバーのこだわりが発揮され、水を流す最適な速度、台の角度の調整など、細かいところまで楽しんでくれていました。
Pizzapatch開催後は運営チームで集まり、振り返りも行っています。ここで出た内容を翌月のコンテンツやケータリングに活かし、毎月少しずつアップデートしているんですよ。
例えば「開始直後に人がなかなか集まらなかった」という反省点に対しては「2週間前、1週間前、前日、当日にリマインドする」「リマインドの予定をチームでカレンダーに登録する」などのトライが考えられます。チームで振り返ることで、自分だけでは気づかない改善ポイントが見つかるので、とても助かっています!
ここまで取り組みをご紹介してきましたが、「改善の結果どうなったの?」と気になる方も多いのでは?
改善を始めてから、参加率が2倍にアップしました!日時と時間帯を改善したことが、大きな前進につながりました。さらに、マネージャーをPizzapatchの企画に巻き込み、メンバーに参加してもらうなどの工夫も効いています。参加率が上がったのは一度きりではなく、4月から今に至るまでずっと維持されています。これは、メンバーのニーズに合わせて毎月企画を考えていることも大きいのかもしれません。
改善に注力し始めてから、Pizzapatchについての満足度をアンケートでとったところ、1.8倍アップしました!今まではプロトタイピングフェーズで、たこ焼きや流しそうめんなどコミュニケーションをメインとした企画と、ゲストによるナレッジシェアメインの企画を両方開催してきましたが、メンバーにとってベストな状態は、コミュニケーションとコンテンツがほどよく両立している状態であることがアンケートから分かってきました。今後も満足度を上げていくためには、よりバランスの良い企画を考える必要がありそうです!
以上、Pizzapatchでの取り組みをご紹介しました!
改善はまだまだ始まったばかりですが、取り組みの結果は、Pizzapatchに参加するメンバーの表情や、数字にも現れはじめています。コミュニケーションとコンテンツの両立など、改善できるところはたくさんあるので、今後もメンバーの声や組織の変化に合わせて、ブラッシュアップを続けていきたいと思います!