先日、11月9日に豊後高田市のおせちのお披露目会を実施しました!
◆豊後高田市のおせちとは?
豊後高田おせちは「豊後高田の豊かな食材の魅力をどうにかPRしたい」と考えた豊後高田市役所職員のアイデアで始まりました。
豊後高田AFFネットワークという地元の農家のお母さん方が集まるネットワークが中心となって料理のアイデアを出し、地域が一丸となって始めたのがこのおせち事業でした。
そんなおせち事業も今年で11年目を迎えます!
今年もFoundingBaseのメンバーが事業全体の企画・運営を引き継ぎ、地域のお母さん方と協働し一緒に調理、作成していきます。
詳しくはこちら!
◆お披露目会のテーマ
今年は、「高校生だからこそ分かるおせちの魅力」をテーマにお披露目会を行いました。
おせちの魅力をストレートに伝えるだけなら、おせちを作っている方々の方が詳しいし、そういった魅力はこれまで伝え続けてきた。
だから、高校生の目線でもう一度おせちを捉え直し、今まで気づかなかったおせちの魅力を自分たちの親世代に届けようということで発表させていただきました。
◆お披露目会の様子
お披露目会に参加したのは、
・このおせちを作っている方々でもある豊後高田市AFFネットワークの皆さん
・おせちに食材を提供してくださっている生産者の方
・高校生の親御さん
・高田高校の先生
の計22名、メディア6社と過去最大の集客になりました。
お披露目会で高校生が発表した内容は
①Z世代の理想のおせちから見た豊後高田のおせちの良さとは?
②おせちに入っている豊後高田市民さえ知らない食材とは?
③世界で活躍したシェフの盛り付けをおせちに応用しよう
という3点でした。
今回、発表してくれた高田高校の3名は、
左から藤本智輝くん、甲斐大遥くん、徳永伊吹くんです。
智輝くんは
Z世代が好きなおせちランキングの一位が唐揚げで、衝撃的であることを伝え、
そんなZ世代でもおばあちゃん世代でも、三世代楽しめる豊富なメニューが
豊後高田のおせちの良さだとまとめました。
大遥くんは、このおせちがみんな集まるお正月の家族の会話の種になるというプレゼンでした。
豊後高田特産の韃靼そばを取り上げ、
韃靼そばのような高校生の僕らが知らない食材はたくさんあるが、家族の中に知っている人がいればそれだけで会話の種になる。
逆に、今回メニューに入っている韃靼そばのテリーヌの「テリーヌ」というものを家族みんなでインターネットで調べてみると会話の種になるのではないかという発表でした。
伊吹くんは、豊後高田市地域おこし協力隊として活動している長浜さんと一緒に勉強したコツを皆さんにお伝えして
みんなで盛り付けをしました。
〈参加者の方々の盛り付けの様子〉
高校生の発表は好評で
・高校生の発表が生き生きしていて良かった。
・おせちがどう始まって、食材にどんな想いがあるのかまで知らずに取り組んでいたので、知れて良かった。
・盛り付けをしたり、周りのテーブルを見たりするのが楽しかった。
というお言葉を参加者の方からいただきました。
◆高校生が事前に学んだこと
参加者の方から好評を頂けたのも、高校生の事前準備あってこそだと思っています。
以下の2つを意識をして準備していきました。
・ただインタビューをするのではなく、調べれば分かることは事前に調べておいて、その上で質問を作る
・質問をすること自体を目的とせず、知りたいことに近づくために質問をするために事前に自分の発表のテーマを決める
結果として、インタビューさせていただいた生産者の神田さんからは
「高校生が本当によくそばに興味を持って聞いてくれた。こんなにうれしいことはない」とお言葉をいただきました。
高校生は、このプロジェクトを通して、
・誰にどのようにしたら興味を持ってくれるか、重要な部分はどこかをはっきりして発信できた。
◆まとめ
生徒たちにとっては、大学受験や将来役に立つ情報の受け取り方と発信の仕方を身に付けるためのプロジェクトでしたし、
生産者やおせちを作っている方々にとっては、自分たちのやっていることの良さを再認識できるよい機会になったと思います。
高校生のプレゼンを聞いて、豊後高田のおせちの良さを知り、購入してくださった高校生の親御さんもいました。
この取り組みによって、豊後高田というエリアに住む方々が少しづつ豊かになったのではないかと思います。
FoundingBaseだからこそ作れる、一次産業×教育事業の掛け算を豊後高田の価値向上に繋げられたのではないかと思います!