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2023年度 立命館大学×FoundingBase共同プログラム in 海士町を実施!

まちづくりの先進的な取り組みをしている地域として有名な島根県海士町を舞台に、立命館大学生向けに、地域を理解しまちづくりに取組む4泊5日の「地域創生プログラム」を開催しました。

①大学生活で何かやりたいけれど、何をやればいいのかわからない学生に対して、地域の魅力や課題の理解を踏まえ、チーム制でまちづくりに関する企画に取り組むことで、ミッションに対して自ら思考・行動する体験をし、次のアクションへの第一歩とすること
②プログラムの他の参加者や、同世代の大人の島留学参加者との交流を通して、自身とは異なる学生像があることを理解し、自身の学生生活を見つめ直す機会とすること
上記の2点を目的に実施しました!

「地域創生」をテーマとした立命館大学と共同プログラムは昨年に引き続き2回目。学部、学年の異なる計12名の学生が海士町に飛び込み、まちづくりへチャレンジしました!

▼昨年度実施内容はこちら

立命館大学×FoundingBase共同プログラムを開催しました|株式会社FoundingBase
京都府宮津市で立命館大学生向けにまちづくりを体感する2泊3日のプログラムを開催しました。 立命館大学には、課外活動を通じて学⽣に学びと成⻑の機会を提供するために、参加費⽤の⼀部を補助し、課外プログラムへの参加を奨励する「成⻑⽀援型奨学⾦」という制度があります。 ...
https://foundingbase.jp/n/n3121ea0d5cdf

■海士町について

海士町は島根県の本土からフェリーで3時間、島根県の北に浮かぶ隠岐諸島の中に位置しています。後鳥羽上皇がご配流された地でもあり、歴史的には数多くの方を受け入れてきた場所です。そんな海士町ですが、様々なまちづくりの先進的な取り組みをしている地域として有名な町。
FoundingBaseは、海士町の食材や文化に触れるきっかけを創りながら、海士町ならではの観光体験・感動体験を共に創っていくため、2023年5月にグランピング施設「TADAYOI」を立ち上げ、運用をしております。

▼FoundingBase海士町拠点の立ち上げ 〜“TADAYOI-海士グランピング”が開業するまで〜

FoundingBase海士町拠点の立ち上げ 〜"TADAYOI-海士グランピング"が開業するまで〜|株式会社FoundingBase
FoundingBaseが海士町に携わり、拠点が発足して1年が経ちます。 この1年でプロジェクトを進捗させ、計画していたグランピング施設を2023年5月に開業出来ることになりました。振り返りも兼ねて、この1年間どんな活動をしてきたのか綴っていきたいと思います。 活動メンバー ▼海士町ってどんな町? ...
https://foundingbase.jp/n/nb2c5716aab59

■プログラムについて

今回、学生たちが取組むゴールは『大学生が参加したい!と思うような、「大人の島留学」を紹介する告知物をつくろう!』
「大人の島留学」とは、島根県・隠岐島前地域(海士町、西ノ島町、知夫村)での、全国各地の若者たちが1年間限定で島に滞在しながら働くことができる機会。これまで2年間の間に、200名程度の大学生や若手社会人の方が参画している制度です。参加学生は、5日間の滞在を通して、海士町および「大人の島留学」制度の魅力や課題を思考し、自分たちと同じ立場にある「大学生」をターゲットに企画を進めました。

⚫️海士町について知ろう!(地域散策、まちづくり事例の理解)

海士町に到着後、まずは海士町を回って、目と肌でまちを体感!
鎌倉時代に承久の乱により隠岐へ配流となった後鳥羽天皇を祀るために造られた隠岐神社明屋海岸は海食崖や海食洞が約1kmにわたって続き、島の女神がお産をしたとされる明屋海岸、各種メディアに取り上げられることも多い、隠岐ユネスコ世界ジオパーク宿泊拠点施設の「Entô」を見学、まちの歴史や地理を理解し、まちづくり企画に取組むための素地としました。

後鳥羽天皇を祀るために造られた隠岐神社

明屋海岸の映えスポットでパシャリ!

海士町内を散策し、まちへのイメージが膨らみ始めた学生たち。
まちづくりの先進地域として有名な海士町のまちづくり事例を理解するため、官民双方の観点からお話しをお聞きしました。人口減少、財政難にあえぎ、まちとして生き残るために、行政・議会・住民が一体となり、様々な取組(「半官半X」「AMU WORK」「大人の島留学」等)に挑戦してきた歴史。その結果、現人口約2,000人の人口のうち400人以上が移住者という現状があり、その背景として、「ごちゃまぜ」「多様性」「協働・共創」など、「外部の人を受け入れる寛容さ」がキーワードとして挙げられました。

海士町学びづくり特命官 豊田様
AMA ホールディングス 堀之内様
合同会社FUngo 井手様

お話しを伺った海士町の皆さま

⚫️海士町へ飛び込む大学生へヒアリングしよう!(大人島留学生とのディスカッション)

本企画のミッション「大学生が参加したい!と思うような、「大人の島留学」を紹介する告知物をつくろう!」へ取組むためのインプットとして、現在の大人の島留学生とディスカッションをしました。

自分たちと同じ年代で海士町という島に飛び込む選択をした留学生たち。彼らとの意見交換を通して、自分とは異なる「学生像」があることに驚き、自身の学生生活を見つめ直す機会となったようです。(以下立命館大学生の振り返りより抜粋)

・島に来ている人は、自分とほとんど年が変わらないが、自分の意志で離島に来て、同じ大学生なのに、全く異なる生活をしていました。留学生の意志や勇気に非常に驚き、大学のキャンパスで学ぶ以外にも、このような選択肢が自分にもあるのだと、感じさせてくれました
・私は、今まで、積極的に動くことにためらいがありました動いた先にある失敗への不安や、周りからの目を気にし過ぎていました。しかし、今回プログラムを通して出会った、メンバーや島留学の人たちとの交流を通して、自身の気持ちが少しずつ変化していくのが分かりました意志をしっかりと持ち勇気を出して行動に移しているのは、とてもかっこいいと純粋に思いました。また同年代のこの人たちができるのなら、自分にもできるはず、という勇気もわきました

学生の振り返り

⚫️「大人の島留学」を紹介する告知物を企画・制作、そして発表!

まちを散策したり、まちづくりに取組む海士町の方々や自分たちと同じ年代で海士町に飛び込む島留学生たちとの話し合い。沢山の経験から得られた情報を自分たちなりに整理し、いよいよ告知物の企画に挑みます!

誰を「ターゲット」に置くのが海士町にとって価値があるのか、そのターゲットは何を求めていて、どのような「メッセージ」を伝えるべきなのか。各チームごとに議論を重ねました。チーム内でなかなか意見を言えなかったり意見が対立するなど、沢山悩みながら、各個人が自身の課題と向き合い、それを乗り越えて、最終プレゼンに向けて準備を進めて行きました。

最終プレゼンは、「大人の島留学」の運営を行う一般財団法人島前ふるさと魅力化財団の肥留川様に向けて発表。肥留川様からは、参加者のプレゼン内容に対し、短い滞在期間の中での企画内容の質の高さへ評価を頂いたほか、ターゲットや打ち手の新規性を参考にしたいとの言葉を頂きました。

⚫️振返り:今後の自分のあり方を考える

海士町での滞在中における自身の行動や考えを振り返り、プログラム前後の自身の変化に対する自己理解を深め、本プログラムの経験を踏まえて、今後の自分自身のアクションを言語化していくワークを実施し、プログラムを終了しました。

■自己理解・成長(参加学生の声)

地域に飛び込み、地域を理解し、チームとして議論を重ね、ぶつかりながらも一つのゴールへと取組むプロセスを通して、自己を理解するとともに、自己の成長を実感し、「自分ならできる」という自信へ繋がったのではないかと思います。(以下学生たちの振り返りより抜粋)

《プログラムへの感想》
・私自身一昨年に大学に入学し、自身の大学生活がコロナ禍の中始まったということもあり、本プログラムのような現地学習やフィールドワークが実施できる機会になかなか巡り合えませんでした。しかし、今回のプログラムでは、自身の大学生活で初めて他の学生とともに現地で学習することができ、大変嬉しく思いました。実際に5日間参加してみると、本で得た情報やインターネットで調べた情報とは異なり、自身の五感を使って体験したことによって得られた情報にしかない価値に気づくことができ、新たな学びにつながったとも感じました。
本当に充実した5日間だった。短期間で課題を完成するために話し合い、フィールドワークや課題作成に取り組んだこと。普段は聞かない地方創生のことについて、頭がぱんぱんになるくらいインプットしたこと。みんなで5日間という⻑いようで短い時間を楽しんだこと。すべてが良い思い出になった。モチベーションの高い12人が集まり、良い刺激を受け、みんなに負けないような大学生活をこれから過ごしたいと思った。
本当に楽しかったです。最初の目的は何か新しいことがしたいがきっかけでこのプログラムに参加しました。目的の通り本当に新しい経験しかありませんでした色々な経験やもっとこうすればよかったのような経験の全てが、普通に生活する五日間よりも濃く間違いなく自分に一番変化のあった五日間だったと思います。

学生の振り返り

本プログラムに参加し、12人の仲間でまちづくりへ取り組んだ学生の皆さん。プログラム後の振り返り海士町・地域への思い・取組だけでなく、各個人様々なフィールドへチャレンジしていく意志が生まれたようでした。

我々は、『「自由」をUpdateする』をMISSIONに掲げて事業を行っていますが、今回のプログラムに参加した学生の皆さんも、「自らの意志で未来を創って」いただくよう願っております。

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