小池 陽平(Koike Yohei)
Contents Director / 海士町team
1985年5月2日生まれ、兵庫県芦屋市出身。
父の仕事の関係で9歳〜高校卒業まで静岡県で過ごす。高校卒業後、大学進学に伴い、兵庫県に戻り、19歳の時からUSJのアルバイト含め3つの企業を経験し、2023年3月にFounding Baseに入社。
観光事業チームに配属となり、現在は島根県隠岐島の海士町にてグランピング施設の開業に従事。
幼少期〜高校生時代
3人姉弟の末っ子として生まれ、姉2人の環境で育ちました。
小学校3年生に上がるタイミングで静岡県に引っ越し、高校卒業までは静岡県で生活をする事となりました。
幼少期から都会で生活していた自分にとって、引っ越し先では目の前に広がる田畑を目にし、「とんでもない田舎に来てしまった」と最初は思いましたが、静岡では友人関係に恵まれ、休日には川に泳ぎに行ったり、近くの海岸で花火をしたりと、楽しい思い出がたくさん有ります。
反面、門限や外泊の制限などの家庭内でのルールは厳しく、少しずつ家庭内での軋轢が生まれ始めます。
高校卒業のタイミングで父が東京で仕事をしていた為、進学は東京方面の大学に行くか、地元である関西方面の大学に行くかの2択になり、自由に一人暮らしがしたいという思いから、大阪の大学に進学する事となります。
大学時代と接客業との出会い
特に学びたい事や興味のある職種も無い中で進学した為、「なんとなく」な大学生活を送っていたある日、友人にUSJのアルバイト募集に誘われます。当時は軽い気持ちで応募しましたが、アトラクションクルーとして採用が決定しました。
最初は機械操作やゲスト案内時のセリフなど、本当に覚える事が多く、楽しむ余裕は有りませんでした。
しかし、仕事に慣れてくると、自分の何気ない対応でお客様が凄く喜んでくれたり、周囲の先輩たちも自分の仕事を褒めてくれたりと、仕事に対してのやりがいを感じ始めました。
大学に通いながらバイトをする中、やりがいを感じる仕事の時間と無気力な大学生活を比較した時に、自身の中で本格的にこの仕事で頑張りたいという気持ちが固まりました。
両親との家族会議の末、大学2年生を終えるタイミングで大学を中退し、USJで本格的に働き始めます。
それから約10年間勤務をし、期間限定イベントの運営や新規入社の方達へのオリエンテーショントレーナー、アトラクションから清掃部の管理職へ昇格し、現場の管理運営など、様々な役職を経験をしました。
また、新アトラクションのテストライドや社内のスポーツ大会などの社内イベントも凄くたくさんありました。
USJでの勤務で得たものは語り尽くせないですし、役職も順調にステップアップしていったのですが、当時の雇用形態上はアルバイト扱いだった事、また、30歳という節目と私的な事情も重なり、転職を決意。
2度の転職経験とFoundingBaseとの出会い
USJのOBの方からの紹介もあり、ビルメンテナンスの会社に転職。
その会社では、大阪港にあるレゴの屋内型プレイランドの現場清掃管理や、
当時、大阪万博公園横に新しく出来た EXPOCITY大阪にある屋内型遊戯施設の新規現場開拓などを経験。
しかし、当時所属していた会社は遊戯施設などだけでなく、病院内清掃や、不動産関係の仕事もあった為、フランチャイズのコンビニ店舗の管理なども打診され始めます。
自身としてはエンタメ業界で働きたいという気持ちが強く、将来的な方向性とのギャップを感じ、再度転職を決意。32歳の時に映画興行会社のTOHOシネマズに転職。
映画館の運営管理に携わり、映写機材や売店の管理、アルバイトスタッフの人材管理や育成、新規OPする劇場の立ち上げなどを行ってきました。
しかし、良くも悪くも大きな組織の中で仕事をする中で、個人の裁量、判断で出来る事は少なく、イベント施策や顧客サービスの提案などを行っても、承認を得る事が難しく、変化の無い日々が続き、「自分の生き方として、今のままで楽しいのだろうか?」、という思いが強くなり、再度の転職活動を進めます。
FoundingBaseとは当時転職サイトを見ていて、偶然出会ったのですが、
企業紹介や代表、メンバーのインタビューなどを拝見し、地方共創というテーマに対して、「自由をUpdateする」というMISSIONの元、各個人が凄く熱量高く仕事をしている印象を強く感じました。
決められた仕事をこなすのではなく、その土地それぞれの課題に対して地元の方々と共に取り組むその姿に魅力を感じ、転職を決意しました。
未来への想い
現在は島根県の海士町という離島でグランピング施設の開業に向けて仕事をしています。
私自身、配属が決定するまでは隠岐島諸島に関する知識は全く無かったのですが、着任してからは自然の豊かさと人との繋がりを大きく感じております。
仕事に関してはFoundingBaseだけではなく、地元の関係事業者の方々が一体となり観光事業を盛り上げるべく、盛んに交流をしながら協力して色々なイベント事業に取り組んでいます。
社内、社外関係者問わず、熱量の高いメンバーと仕事が出来る環境は中々無いと思います。
また、私生活においても、自宅の窓を開けるとすぐ眼前には海が広がっており、地元の漁師さんに取れ立てのサザエや魚をご馳走になったり、山に登って山菜を取ったり、最近では釣りにもチャレンジする様になりました。
自分と同年代の移住者も多く、大勢で食事をしたり、スポーツを楽しんだり、今までの生活環境では出来なかった新しい体験を色々としております。
未経験の業界に飛び込む事や年齢的な面での不安も勿論有りましたが、
現在では公私共に、毎日新鮮な気持ちで色々な事に関わる事が出来、飛び込んで良かったと感じています。
今後も自身の仕事により、色々な方達に地方の魅力を知ってもらう事で地方共創の架け橋となれる様、努めて参ります。