高知県四万十町の高校生向け公設塾「じゆうく。」では、
現在、地域マルシェ出店プロジェクトが進行しています!
FoundingBase 四万十拠点について
町営塾「じゆうく。」について
地域マルシェ出店プロジェクトとは
「地域マルシェ出店プロジェクト」とはその名の通り、
高校生が、地域で行なわれるマルシェでのブース出店にチャレンジするプロジェクト。
自分たちで企画から運営までを行ない、商品を販売し、売上を上げることに挑戦します。
このプロジェクトは、ただ出店するだけではない、いくつかのポイントがあります。
ポイント① マルシェ主催者との事前打ち合わせを実施… マルシェを主催する方々の想いを知り、地域を盛り上げる一員として、お客さんの笑顔をつくることを目指します。
ポイント② 出店目的を決める… ただお店を出すだけではなく、「誰にどうなってほしいのか」を考え、それが達成されるよう、メニューや店舗デザイン、集客方法を考えます。
ポイント③ 地域の素材を使ったメニューを販売… 地域の生産者さんから材料をご提供いただき、素材の味を活かしたメニューを考案します。また、お仕事を手伝わせていただいたり、お話をしたりすることを通して、生産者さんの想いに触れます。
ポイント④ 地域の素敵なもの・人の魅力を発信する… マルシェ出店当日は、ご協力いただいた地域の方々の紹介ポスターを展示し、地域の生産者さんや、その方々が作る食材の魅力をお客さんに伝えます。
高校生が地域を盛り上げる一員に
今回の地域マルシェ出店プロジェクトをはじめ、町営塾「じゆうく。」では、高校生が地域をフィールドに学び、挑戦するプログラムに力を入れています。
その理由は、わたしたちFoundingBaseの教育事業が目指している、
「”地域が好きな人”を育む」というミッションを体現するためです。
”地域が好きな人”とは、「自分のまちに誇りを持ち、生きた証を感じることができる人」であると定義しています。
では、「誇り」や「生きた証」は、どのようにしたら育まれるのでしょうか。
わたしたち「じゆうく。」は、
地域に対して主体的に働きかけた経験が重要であると考えています。
「地域には何もない」「もっとおもしろい場所があったらいいのに」
そんな不満を抱えながら、なんとなく毎日を過ごす高校3年間よりも、
「地域で活躍する大人に目を向けてみたら、めちゃくちゃかっこよかった!」「地域の中でアクションを起こしてみたら、難しさの中にもやりがいがあった!」「自分が行動することで、地域をもっとよくできるのかもしれない!」
そんなふうに、前向きで主体的な姿勢を持って過ごす3年間の方が、充実しているはず。
この地域マルシェ出店プロジェクトも、その1つのきっかけとなればと思い、実施しています。
渉外チーム・メニュー考案チームにわかれて準備中!
現在は、2つのチームに分かれて準備を進めています!
渉外チームの生徒は、マルシェ主催者の方々と打ち合わせを実施し、
「なぜ四万十町でマルシェをやろうと思ったのか」「どんな雰囲気や世界観を大事にしているか」「課題に感じていること、高校生に期待したいことはあるか」
などをヒアリング。
主催者の方々の「町外からのお客さんをもっと増やしたい!」という声を取り入れ、”一度四万十町を離れた人たちが、また地元に帰ってくるきっかけをつくる”ということを出店目的に定めました。
また、材料のご提供をお願いする地域の生産者さんについての事前調べも行なっています。
メニュー考案チームの生徒は、メニュー決めと価格設定に取り組んでいます。今回、材料提供にご協力をいただく生産者さんは、
・建設業の傍ら、ブルーベリー栽培に取り組むご夫婦
・山の中で塩づくりに取り組むご夫婦
です。
「地元の高校生のためなら協力するよ」と、温かく受け入れてくださりました。
地域の生産者さんが想いを込めてつくる、ブルーベリーと塩。
これらを使い、”一度四万十町を離れた人たちが、また地元に帰ってくるきっかけをつくる”というコンセプトに沿ったメニューを、みんなで話し合って考えています。
以上、四万十町「じゆうく。」からでした!今後の動きに、ぜひご期待ください!