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地域にはどのような“デザイン”が必要なのか?-まちづくり会社のデザイン思想-

こんにちは、地方共創ベンチャーのFoundingBaseでデザイナーをしている河口・宮本です。

昨今、地域でも「デザイン」という言葉を耳にする機会は増えてきました。そしてそれに伴い、地域で活動されるデザイナーさんはたくさんいらっしゃいます。
デザインの力は、地域で活動される方に焦点をあて想いを形にすることができたり、その地の事業者さんの課題を解決することができたりなど、様々な可能性を持っています。

一方で、私たちは都会で求められるデザインと、地域で求められるデザインは大きく異なるように感じています。
これからの地域には、どのような“デザイン”が必要なのでしょうか?

地方共創ベンチャーFoundingBaseって?

私たちが所属するFoundingBaseでは、“「自由」をUpdateする”というMISSIONのもと、地方を軸に事業を展開しております。

これまで10以上の地方自治体や県と連携して、延べ50以上の事業やプロジェクトを興してきました。そこで痛感したのは、”地域創生”と言われて久しいですが、テクノロジーやサービスだけではなかなか地方は変わらない、変えられない、という事実です。

そこで、社員が実際に現地に入り込み、役場や現地の方々と協働して幾つもの事業を創造してきました。
事業領域も観光・教育・移住定住促進・自治体の組織づくり(採用支援・研修・制度設計等)など多岐に渡ります。
その地ならではの資源を活かし、私たち自身が主体者となって事業づくり、Communityづくり、町づくりに励んでいます。

社内のデザイン組織「LXデザインチーム」で活動する私たちも、実際に拠点に身を置き、上記のミッションのもと日々あらゆるデザインをしています。

LXデザインチーム発足から2年。事業部バリューを決定。

約一年前私たちは、自らが名乗り実行するLXデザインについて、その言葉に込めた思いや背景、そして決意を記しました。

デザイン組織 " LXデザインチーム "。感動体験をデザインし、地域の未来を描く。|株式会社FoundingBase
こんにちは。FoundingBaseのLXデザイナー、河口彩香と宮本麻里奈です。 今日からこちらで、FoundingBaseのデザイン組織 " LXデザインチーム "について綴ってまいります。なぜインハウスデザイナーに拘るのか、どんな未来を描き、実際はどんなことをしているのか、案件の裏側まで。LXデザイナーを知っていただくきっかけとなると幸いです。 ...
https://foundingbase.jp/n/n5b4b1e5a0864

地域でデザインされるデザイナーさんはたくさんいらっしゃいます。
地域で活動される方に焦点をあて想いを形にするためであったり、その地の事業者さんの課題を解決するためであったり。

その中で私たちFoundeingBaseのデザイナーだからこそできる違いは何かを考えた1年間。
解としてLXデザインチームでは、一つの事業部バリューを定めました。

このバリューはFoundingBaseの事業VISION「その地ならではの感動体験を提供し、地域と関わる人を増やす」、そしてMISSIONである「“自由”をUpdateする」に紐づいており、これを体現するためのLXDの在り方として定義しました。
FoundingBaseはいま、全国13の地域に拠点を置き、実際にメンバーが暮らし、自治体や地域の方と協働し活動をさせてもらっています。そこで改めて感じた弊社ならではの強み、そして強化すべき点が、その地に暮らし、文脈に寄り添ったうえで浮かぶピースを組み立てて課題を解決し価値創造をするアウトプットです。
この地域に暮らすと、ここならではの風土や歴史、文化、そして日常生活が積み重ねてきた空気感や温度を感じます。私たちはそれらの文脈に寄り添いながら、「Local:地域」「LIfe:暮らし」「Like:想い」に関する感動体験を軸に、課題解決、価値創造をしていきます。


地域にはどのような“デザイン”が必要なの?

お金や人的リソースが限られている地方では、都会や大企業と同じやり方では戦うことができません。そこで重要になるのが、弊社が強みを持つコミュニティコーディネーター(CC)との掛け合わせによるクリエイティブだと感じています。

コミュニティコーディネーターの役割は、実際に当事者として温度を感じ取り、歴史を知り、町を多面的に俯瞰して未来のあるべき姿を構想すること。地域で物事を動かすには日々の対話、関わりによって関係性を築き、根っこの部分で鍵となっている課題・ネックを見つけ共に解決に向けて走っていくことが求められると考えます。

我々の強みは、“その地に暮らし、文脈に寄り添って感じた温度を組み立ててデザイン”し、その地ならではの方法で課題解決や価値創造につなげることです。

デザイン会社じゃないからこそ、デザインの領域も、企業のブランディングデザイン、商品やサービスのデザインなどに留まらず、地域全体のあるべき未来をともに構想し、点と点を結ぶといった広義のコミュニティのデザインなど、その地域ならではの明日=未来をつくるための働きを起こしていくことまで広く捉えています。

正直、温度というのはどの地域も温かいものだけではないと思います。その地で起きていることを多面的に知っているからこそ、地域を置いていかない、最も適切な方法でのアウトプットは何かを常に模索できる。そう信じています。

「この町のため、自分たちの暮らしのため、どうしていいかはわからないけれど、どうにかしていきたい。」そんな方と課題に対しポジティブに打ち手を模索し、新たな価値創造の先にある未来を創っていきたいと思っています。

LXデザインチームのポートフォリオが完成しました!

まだまだ一部の情報のみですが、ポートフォリオを作成しました!
今後も随時更新していきますので、こちらもぜひチェックしてください!

FoundingBase LXD portfolio site
https://foundingbase-lxd.studio.site/

私たちと共にデザインの力で、地域、そして社会の未来を描きませんか?

現在、FoundingBaseでは新規拠点大幅拡大に伴い、デザイナーを始め、各ポジション積極採用中です。クリエイティブに関しては動画クリエイター、ライターさんなどデザイン以外のご経験をお持ちの方も大歓迎です。ぜひ一度、お話できたら嬉しいです。お待ちしております。

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