この記事は2021年12月に実施したエクサウィザーズのアドベントカレンダーより転載しています。
2021年11月18日、株式会社エクサウィザーズは東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認されました。私たちにとって上場は大きな挑戦を加速する一つの手段であり、ゴールではありません。
一方で同時に複数事業を進めていることもあってか「何をやっているかわかりづらい」という声をいただくことも多く、この機会を一つの節目として、エクサウィザーズのこれまでを振り返り、さらなる飛躍に向けた今後の取り組みをお伝えしたいと思います。
「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」というミッションの実現に向けて、私たちはどのような組織で、何に取り組んでいるのかーー。
リーダー陣が中心となり、12月25日まで毎日更新していきますので、ぜひご覧ください。
テーマは「#これからのエクサウィザーズ 」
第一回は、このHR noteの運営も行っている採用チームから私、半田が人事目線で書かせていただきます!(表を見るだけでも改めていろんなことやってますね...苦笑)
エクサウィザーズのこれまで
エクサウィザーズは、今では300名を超える仲間がいます。合併直後、私が初めて社長の石山さんと話した当時、社員はおそらくまだ30人ほどだったのではないでしょうか。
初めての面談は超高齢社会の「社会課題解決」というテーマで主に介護やHRの話がメインでしたが、当時の自分の課題意識と重なったこと、石山さんと春田さんの掛け算にワクワクしたこと、0→1フェーズの経験が積めそうという理由で入社しました。そこからはとにかくエクサウィザーズの成長を組織面で加速できるように様々なことに取り組んできました。個人的に思い出深いことを列挙していきます。記憶が曖昧な部分もありますが。
2018年入社直後に経営会議に出したスライドが残っていたので振り返ってみました。懐かしいです(ロゴが古い)。あくまで当時のイメージで状況も変わっていますが、組織の垂直立ち上げの際には時系列をもって考えることが重要だと思いますし、これは今でも意識しています。
課題解決を加速できるよう、優秀な仲間を世界中から集めること。それが私たちの社会課題解決
合併から4年で上場。AIベンチャーとしては後発企業でしたが、ここまで順調に成長してきたように見られることが多いです。しかし、実際は一筋縄ではなかったですし、ここでは書けないようなこともたくさんありました。
小さなことで言えば会社の名前を間違えられたり(告白すると僕も最初間違えました)、複数事業をやっていることに対して「なぜ絞らないんだ」と言われたり。数年前は今ほど「社会課題解決」という言葉は定着していなかったので「社会課題をAIで解決する」という大きな構想に対して白い目で見られたり、ときには名指しで叩かれたり。人事として悔しい思いをすることもありました。
それでも、「少しでも次の世代にとっていい社会にするバトンをつなぎたい」という想いに共鳴してくれる社員やビジネスパートナーは増え続け、本当に少しずつではありますが、テクノロジーの力で社会を優しいものにすることができそうな予感を感じています。大きなことでも信じ続けないと何も生まれないということを実感する4年弱でした。今回の上場承認を契機に、より一層社会からの期待に答えるための武器を手にして挑戦を続けられることにワクワクしています。
そしてありがたいことに、これまでエクサウィザーズは「優秀な人材」という文脈で語られることが多くありました。それは人事冥利につきるところですし、これからも競争優位を作り出す存在であり続けたいと考えています。
社会課題は至る所に存在し、それゆえにエクサウィザーズの事業領域は多岐にわたります。そして、課題解決のためには、尖った才能とそのコラボレーションが不可欠です。採用という仕事は直接的に社会課題を解決するわけではないかもしれません。それでもエクサウィザーズでの採用は「自分が何のために日々働いているのか?」という問に対し、「困っている人を助けるため」と自信を持って答えることができる素敵な仕事だと思います。
春田さんの会長メッセージを引用します
以前にはなかった新しいテクノロジーがどんどん生みだされる。
そうしたテクノロジーを生み出す才能に恵まれた者もいる。
生み出されたテクノロジーを広げる才能に恵まれた者もいる。
きっとみんな何かの才能に恵まれている。才能に気づこう。
そして、目の前の問題に向き合おう。
自分でやらないといけない問題だと認識しよう。
(グッとくるので是非皆さん読んでほしい)
僕はこれを読んだとき、「お前はその才能を何に使うんだ?」と問われているような気がしました。入社した頃から一貫してエクサウィザーズの採用のミッションは、世界中の「優秀な人材や才能」が「社会課題解決というテーマに向かう」ための水先案内人の役割を担うことだと考えています。
これからの採用チームのチャレンジ
上場にあたっての有価証券報告書では、経営リスクとして真っ先に「事業スピードに採用スピードが追いつけるかどうか」が挙げられています。株主や経営そして社会からのプレッシャーを感じる一方で、ここまで人事が注目されることは採用冥利に尽きます。そのプレッシャーを楽しみながら、通常の採用人事ではできないことに大胆にチャレンジしていきたいです。そのためには、やはりこのチャレンジを共に楽しめる仲間が必要です。
エクサウィザーズで採用を担う楽しさはいくつかありますが、最近感じている点としては3点あります。
1.AIの会社である
目先の採用目標だけではなく、自社の採用のプロセスにおいてAIを使ったR&Dを進めることができます。AI/DXプラットフォーム『exaBase』のコンポーネントを使い、集客・見極め・アトラクトなど採用プロセスにある困りやこれができたらいいなと思うことを気軽に試せる環境です。
自社のエンジニアとの距離も近く、いろいろな技術シーズレベルのアイデアを議論・勉強する場がふんだんにあり、開発を依頼するハードルも低いです。一例を紹介するとこんなこと(「採用Opsをやっていく」)をやっています。
2.HR Techのサービスを持っている会社である
日本全体のDXを進める上でデジタル人材の採用は不可欠です。私たちは自社サービス開発の一環として、エクサウィザーズでの採用のプラクティスやR&Dの結果をサービスに落とし込み、売り上げを上げています。「人事として売上を作る」という二刀流のチャレンジができる機会はあまりないのではないでしょうか。HR Techサービスを持つ会社の人事とそうではない会社の人事はやれること、そしてやるべきことが明確に違うと感じています。
採用にとどまらず、Well-being、メンタルヘルス、コーチング、ピープルアナリティクスなど様々な取り組みにチャレンジできるexaBaseのコンポーネントや風土があるため、ご自身の興味に合わせて様々なチャレンジができる環境です。(実際に採用のメンバーは事業部と兼務している人もいますし、私でも少しでも売り上げに貢献できるよう積極的に営業しています)
3.様々なステージ、複数の事業を同時並行で進めている
エクサウィザーズの特徴として、様々な事業領域・テクノロジー領域で複数の事業やサービスを同時多発的に進めています。採用マーケットを見ても、採用対象の人材の「広さ」×「深さ」がここまで多様な会社はなかなかないと思います。
採用という仕事は「経験値の有無」が成果に寄与する要素が大きい仕事です。そして採用担当としての経験値は「広さ」×「深さ」で捉えることができますし、エクサウィザーズはどちらもかなりのスピードで獲得できる場だと思います。
※広さ:Tech・Biz・Corpなどの職種、新卒/中途/幹部人材などのシニオリティ、雇用形態など担当したことがある職種の幅を指す。
※深さ:当該ポジションの採用マーケットの解像度の高さを指す。当該職種のスキルの分解力、市場にどの程度候補者がいるのかのボリューム感、年収の標準感、どんな会社でどんな経験をしていると望ましいのか、キャリア志向など解像度が高ければ高いほど採用施策の打ち手の筋がよく、クローズまでのスピードが速い。採用難易度が高いほど深まる傾向。
最速で「深く」潜れると、「広く」複数ポジションを担当する時間的余裕が生まれるという好循環が生まれます。広さ×深さによって採用人事の経験値が上がるため、採用人事を最速で学びたい、極めたい人にとってはすごくいい環境だと思います。
長々と書いてしまいましたが、FY2022に向けて、採用チームは拡大予定です。少しでも興味を持った方はぜひお話させてください!
ポジションがわからなかったり、カジュアル面談はこちらからどうぞ!
半年前の記事ですが採用チームのメンバーを紹介しています
採用やエクサウィザーズの情報について発信してます。DMも歓迎です!!
そして、肝心のどんな事業にどんな人を採用するのか、明日以降、#これからのエクサウィザーズ について紹介していきますのでご期待ください!