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30歳、はじめての転職をスタートアップに決めた理由

Emotion Techには、多様なバックグラウンドをもつ個性的なメンバーが集まっています。どんなメンバーがどんな思いで日々仕事に向き合っているのか、この社員インタビューはEmotion Techの“素顔”をお届けしていくコンテンツです。

今回ご紹介するのは、2019年7月に入社したエンジニアの岡崎知也さん。大手Slerからスタートアップのインフラエンジニアとして転職した経緯や決め手、Emotion Techで働くことの魅力についてうかがいました。

大手SIerからスタートアップへの転職。Emotion Techを選んだ決め手とは?

―岡崎さんは最近Emotion Techに入社されたばかりですが、約2ヶ月半を振り返ってみていかがですか?

「転職してよかった」というのが、率直な今の心境です。入社する前は、前職で在籍していた企業と規模や形態が違うし、仕事の内容も未経験に近かったので不安で…。でも実際に入社してみると、皆さんがあたたかく迎えてくれて、仕事にもようやく慣れてきたところです。

―前職ではどんなお仕事をされていたんですか?

大学・大学院を修了後、通信系の大手SIerに7年間勤務していました。お客様の社内システムの企画から設計・構築までが主な業務で、LinuxをベースにOSSを使った社内基盤の構築を手がけていました。

―転職を考えはじめたのはいつ頃だったんですか?何かきっかけになったことはありましたか?

具体的に考えはじめたのは2年ほど前です。ちょうど30歳を迎えるところで、同じ会社でマネジメント層を目指すことをふまえて突き詰めていくのか、他の会社で技術力をもっと深掘りしていくのか、自分のありたい姿に向き合ってみたのがきっかけでした。

転職は今回がはじめてで、実は学生時代の就活中から、経験を積んで転職をすることを視野に入れていました。生涯一社に勤めることにこだわらず、エンジニアとして幅広くいろいろなことに取り組みたいと思っていたので。

―転職にあたって、どんな会社を検討していたんですか?

SIerとスタートアップを半々くらいで検討していました。どちらも見てみて、方向性が合いそうなところやおもしろそうなところを選びたいなと。転職の目的として「技術の幅を広げたい」という思いがあって、前職ではオンプレメインのシステム開発をしていたので、クラウドメインの会社に興味をもっていました。

新卒で入社した当時は日本にAWSが出始めたばかりで、「そういうものがあるんだな」という程度で見ていました。でもだんだん、Web系のシステム開発はクラウド化が進んできて、オンプレの勢いを逆転していると感じたんです。今、時代がクラウドファーストになってきているなかで、自分も新しいスキルを身につけたいと考えるようになりました。

―いろいろな企業を見ていくなかで、譲れない条件やポイントはありましたか?

2点あって、まずは技術を大事にしていること。そういう意味で、Emotion Techは際立っていました。たとえば、AWSの基本的な機能だけでなく、コンテナ環境を導入したりデプロイの自動化を進めたりと、業務の効率化を考えて新しい技術やスタイルを貪欲に取り入れています。小規模だからこそ柔軟に、システムの高度化に挑み続けるスタンスに惹かれましたね。

もうひとつは、技術とビジネスをバランスよく考えていること。検討していた会社のなかには、技術を突き詰めていくタイプの会社もありましたが、私としては「お客様の課題を解決するために技術をどう生かすか」をしっかり考えているかを重視しました。

―最終的にEmotion Techを選んだ決め手は何でしたか?

検討時に代表の今西さんのインタビュー記事をいくつか読んでいて、それが刺さりましたね。特に起業した時のエピソードが印象的でした。ご自身が前職の現場をうまくマネジメントできなくて、そこで直面した課題を解決するために一念発起して。面接の時にも、「お客様が抱える課題に対して、NPS®(Net Promoter Score)を使ってどんどん風穴を開けていきたい」というビジョンをうかがいました。

私自身、社会貢献性の高い仕事をしたいという気持ちをもっていて、ビジネスとしてもマッチしていると感じたのが決め手でした。大企業からスタートアップへの転職は、自分としては大きなチャレンジでしたが、それでも「一緒にやってみたい」と思ったんです。

“技術が大好き”だけじゃない。Emotion Techのエンジニアとして働く魅力

―現在担当している業務について教えてください。

プロダクト開発部に所属して、自社サービスである「Emotion Tech」の運用やシステム改善まわりの業務を担当しています。今後サービスが拡大してお客様が増えても、アプリケーションが安定して動くようにするための仕組みを考えるのが主な仕事です。AWS上にシステムを構築しているので、AWSの新しいサービスを調査したり、実際に使えるかどうか動作検証をしたりしています。

また、情報セキュリティ部の業務も兼務していて、他社事例やベストプラクティスなどセキュリティ関連の最新情報を収集し、社内のセキュリティ対策に生かしています。

―Emotion Techのエンジニアとして、実際に仕事をしてみていかがですか?

Emotion Techには、技術が大好きでこだわりをもったエンジニアがそろっています。月1回の振り返りでも、「こういうことができた」「こういうことをやってみたい」という技術的なトピックスが議題にあがるし、社内で使っているチャットでも盛んに情報共有が行なわれています。

あと、上長の三上さん(プロダクト開発部・部門長)と先日1on1をしたんですが、技術に関する知識が豊富なだけでなく、ジャンルを問わずたくさん本を読んでいて、目線の広げ方が勉強になりました。「技術の幅を広げたい」と思って転職をしましたが、そのためには視野を広げることも大切だなと。Emotion Techのエンジニアはみんな、情報をキャッチアップするスキルが高いので、技術はもちろん思考プロセスも積極的に学んでいきたいです。

―これからEmotion Techで取り組みたいことは何ですか?

まずは、今のシステムについてしっかり知識をつけたいです。そのうえで、実際に使ってくださるお客様や社内のメンバーのニーズを汲み取って、より使いやすく安定性のあるシステムづくりを目指していきたいですね。

学生時代の留学経験のおかげで、自信と度胸がついた

―ところで、岡崎さんはなぜエンジニアを志したんですか?

小学生の頃にパソコンを買い与えてもらって、ゲームで遊んだり、ゲームをつくったりしていました。そうしているうちに、「パソコンが動いている仕組みを知りたい」「自分でものづくりをしたい」と思うようになったことが原点にあります。大学・大学院と情報科学を専攻し、大学院時代には半年間のドイツ留学も経験しました。

―留学中に印象的だったできごとはありますか?

周りに日本人がいない状況で、最初は英語でのコミュニケーションが思うようにとれず落ち込みました。でも、先生やクラスメイトに助けられながら、半年の間に多少なりとも話せるようになったことは自信になりましたね。帰国してからも、学会や国際会議で英語を使ってプレゼンをしたり、海外の研究者と会話をしたりできるようになりました。文化が異なる環境に飛び込んでみて、「意外とイケるな」という度胸もついた気がします。

その経験があったからこそ、今回のようにタイプが全然違う会社に転職するというチャレンジもできたのかもしれません。英語はこれからも勉強していきたいと思っています。ちなみに、Emotion TechにはAndrewという香港出身のメンバーがいて、社内で「イングリッシュクラブ」の活動をしているんですよ。

―「イングリッシュクラブ」ではどんな活動をしているんですか?

みんなで英語を話しながらランチをするという活動です。Andrewは、ほぼ同じタイミングでEmotion Techに入社した“同期”のような存在。イングリッシュクラブは彼が立ち上げたもので、異国の地で奮闘している姿を見て刺激をもらっています。

Emotion Techへの入社を考えている方へのメッセージ

―今後、どんな方にEmotion Techに入社してもらいたいですか?

Emotion Techは今、どんどん組織を整えていくフェーズにいます。だからこそ、仕事の進め方や社内の細かいルールがその時々で変わったり、大手企業にあるものがなかったりします。でも、「ないからだめだ」「他社はこうだから」とあきらめるのではなく、自分たちに合うものを見つけて一緒に改善することを楽しむマインドを持った方が入社してくれたらうれしいです。

そしてEmotion Techには、ひとりひとりの個性やライフスタイル、やりたいことを尊重してくれるカルチャーがあります。手がけているビジネスの内容だけでなく、柔軟な社風も知ってもらうことで人が集まって、会社としてもっと成長していけるといいですね。

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