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Emotion Techがng-japan2019の企業スポンサーとして参加してきました!

こんにちは。Emotion Techの開発部長をしている三上です。

7月13日(土) に六本木ヒルズにあるGoogleJapanのオフィスで開催された日本最大のAngularカンファレンスng-japan2019にてゴールドスポンサーとして参加してきました。

前回に引き続き2回目のスポンサー参加です。今回はシルバーからゴールドにアップグレードさせていただきました。

Emotion Techでは自社サービスであるEmotionTech/EmployeeTechのフロント領域の開発にAngularを利用しています。

EmotionTechは、システム視点で見るとアンケートシステムです。アンケートフォームの作成・分析が出来るダッシュボードとWebアンケートの2つで構成されています。AngularJSから使い始め、サービスを一度リプレイした際にAngular(V2)にて開発し、現在までアップデートして使い続けています。

スポンサーセッションの時間をいただいたのもあり、サービスのどこでAngularが使われているか知ってもらうために、実際にサービスを体験してもらうのが良いと考え「Angular利用調査アンケート」を実施しました。(今でも回答いただくことが可能です。)

私たちはアンケートにNPS®という指標を用いています。
NPS®とは「Net Promoter Score®(ネット・プロモーター・スコア)」の略で、顧客ロイヤルティを数値化する指標で、サービスの利用体験などを調査するために近年注目されている指標です。

NPS®を計測するためには「〇〇の利用を親しい友人や知人にどの程度おすすめしたいと思いますか?」という質問をします。

今回はAngularについての調査なので、「あなたは、Angularの利用を親しい友人や知人にどの程度おすすめしたいと思いますか?」という質問をしました。

この回答結果によって、Angularの利用体験がどの程度Angularをおすすめしたい気持ち(NPS®)に影響しているのか?を明らかにすることができます。

今回、私たちは大きく2種類の体験について調査をしました。「開発時の体験」と「開発者サポート・コミュニティについての体験」です。

回答数は30件(※1)参加者は300人ほど、ということでしたので、約10%の方にご回答いただきました。

下記が全体のレポート結果になります。

※1この回答結果の注意点として、回答者は、カンファレンス参加者の方、Twitterでアンケートの投稿を見ていただいた方、私のフロントエンドエンジニアの知り合いの方で限定されています。
回答数は30サンプルしかなく、統計学的に有意といえる数に達していないため参考程度にご覧ください。

ng-japan2019におけるAngular調査アンケートの結果

Q1 あなたは、Angularの利用を親しい友人や知人にどの程度おすすめしたいと思いますか? ※0~10点は、近くにおすすめ出来る人がいたと仮定してお答えください。

NPSは、10.0%でした。NPSは-100%~100%の間の値で表され、「ポジティブなクチコミをするほどファンな人」が多いほど高くなりやすい傾向がみられます。

今回の調査はAngularのユーザーカンファレンスでアンケートをとっているため推奨度が比較的高い結果になったのだと思われます。

※日本のあらゆる業界のNPSは、マイナスの値になりやすいのです
※NPSの計算方式についてはこちらをご参照ください

Q2 Angularを使った開発時の体験についてお聞きします。 設問1で「おすすめ度:0~10」の点数をつけるうえで、以下の項目はどのように影響しましたか?


Q2に関しては、弊社の特許技術である可視化手法「ジャーニーマップ分析」を用いて分析することができました。

最もAngularのおすすめ度に影響しているのは、間違いなく「テンプレートの書きやすさ」ですね。

Angularは一般的にテンプレート(htmlなど)とスタイルシート(CSSなど)とスクリプト(TypeScript)をファイルで分割した書き方で記述されます。

ReactのJSXを用いた書き方や、Vueのテンプレートとスタイルやスクリプトをコンポーネントごとにひとまとめに書く記述パターンと一長一短ではありますが、htmlがそのまま残っていることに安心感を感じるユーザーも少なく無いのでは無いでしょうか。

Q3 開発者サポート・コミュニティについてお聞きします。 設問1で「おすすめ度:0~10」の点数をつけるうえで、以下の項目はどのように影響しましたか?

開発者サポート・コミュニティの体験は、残念ながら有意な結果が出ず「ジャーニーマップ分析」を行なうことができませんでした。

回答数の分布をみると、最も「プラスに影響した」と回答されたのは「コマンドラインツールのサポート」でした。

Angular CLIはコマンドライン上でボイラープレートを生成したりbuildやtestを起動したりといった開発時に役立つ機能や、Angular自身のアップデート処理まで様々な機能が実装されています。ReactやVueなどに比べても機能が充実しているため、そこに価値を感じた方が多かったようです。

反面、コミュニティ活動の活発さがややマイナスに影響したように読み取られ、認知や活用機会の面で課題があることが読み取れます。

Q4 初めて使ったAngularのバージョンはどれですか?

AngularJS、Angular(2+)から始めた人が多かったです。

Q5 AngularJSの利用経験はどれくらいですか?

Angular(2+)から始めた方が多いようなので、AngularJSによる利用経験は少ないですが、3プロジェクトで経験している方が2名程おりますね。さすがユーザーカンファレンスに集まっている強者です!

Q6 Angular(v2+)の利用経験はどれくらいですか?

5プロジェクトも経験済みの強者も。さすがユーザーカンファレンスですね!

Q7 他のフレームワークの経験はありますか?

jQueryは2006年に登場し、かつてはJavaScriptのデファクトスタンダードと呼ぶ声もあった時期があります。現在でもシェアが減ってはいるものの、その入りやすさからjQueryの経験者が多いのは頷けます。

また、ReactやVueも回答者の半数は経験しているようです。現在のフロントエンドで起こっているSPA(シングルページアプリケーション)の潮流の中でも特に勢いのあるライブラリ群であり、プロジェクトによってはAngularの実質的な競合となるライブラリとなります。比較的モダンなフロントエンド技術にも関心が深い方々がいることが読み取れます。

その他には、ReasonML, Riot, hifive, wijmo, Elmなど、様々なライブラリの名前が挙げられていました。

Q8 普段、利用しているプログラミング言語はなんですか?

Angularを利用しているのでもちろんTypeScriptが最も多くなりますよね。バックエンド言語としては、Ruby, Python, PHP, C#, Elixirなど、Objective-CとSwiftが少ないことからネイティブアプリエンジニアは少なかったように思えます。

Q9 性別を教えてください

回答者はほぼ男性でした!

Q10 年代を教えてください

答えてくださったのは、20代 ~ 40代の方でした。おっ10代もいる!10代からカンファレンスに参加するとは……将来が楽しみです。

以上がレポートの結果になります。
AngularJSとして始まったフレームワークはversion2以降Angularと名を改め、ReactやVueと併せて三大フレームワークと呼ばれることが多いようです。Angularは競合のフレームワークに比べ、利用シーンは限定されているもののフルスタックフレームワークを謳うこともあり、大規模なプロジェクトに適しており、安定感の高さや痒いところに手が届く仕様など、長く使うことによるありがたみを感じられるシーンが多いと思われます。

今回はアンケート結果のみを公開しましたが、アンケートの中には様々なコメントなどもいただいております。この結果はng-japanコミュニティにフィードバックいたします。

今後も更に使いやすく、より発展していく中で、私たちもAngularの利用を推進するとともに、Angularの発展に少しでも貢献できたらと思っております。

Emotion TechではAngularを用いてさまざまな体験を解析する仕組みを一緒に作るAngularエンジニアを募集してます。

興味を持っていただけましたら、ご質問、ご相談などお気軽に問い合わせください。話を聞きたい方向けのカジュアル面談なども行なっています!

ご応募お待ちしております!

注:ネット・プロモーター® 、ネット・プロモーター・システム® 、ネット・プロモーター・スコア®及び、NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です。

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