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英会話スクールを身売り【ディップの創業を調べるお】

ディップの創業を調べるお(※1)、ということで採用説明会などでよく聞かれる創業の物語について答えするコーナーを始めますm9( ゚Д゚)ドーン! 

冨田という創業者が始めたこの会社にも、創業のドラマがありました。こちらを徐々にお伝えしていきます。冨田のひとりがたりスタイルです。第四弾は冨田の人生に訪れた転機。

英会話スクールを身売り

人生の転機が訪れたのは、2 つ目の会社に勤めていたときのことです。父が新しく英会話スクールの経営に乗り出し、私もそ れを手伝うことになったのです。ところが、バブル崩壊の影響もあり、スクール開校後、事業計画に狂いが生じてしまいました。資 金繰りが悪化し、経営は赤字に転落。父は自己破産寸前まで追い込まれたのです。

「これ以上持ちこたえるのは無理だ」と判断した父は、スクールの閉鎖を決意。私は買い取ってくれる相手を探しました。そし てその相手と交渉を重ねるうちに、今度は相手から「スクール経営はあなたに任せたい」という話をいただき、委託を受けるこ とになったのです。26歳のときのことです。

「自分がやるしかない」。そう決意した私は、赤字の英会話スクールの再建に奔走しました。

スクール経営のカギは、いかに効率的に生徒を募集できるかにかかっています。そうしたノウハウを知りたかった私は、成功し ている同業他社に就職しました。そしてそこで学んだことを、のちに自分の会社に活かしました。そこまでするのかと思われるか も知れませんが、なりふり構わず必死でした。

また、経営や営業に関する本を寝る間も惜しんで読み、生徒を勧誘するコールセンターを設置するなど、考えついたありとあ らゆることを実行しました。

その結果、多くの生徒を集めることに成功し、収支も単月黒字に転換することに成功したのです。

しかしひとたび生徒が増えると、新たな問題が引き起こりました。生徒が増えすぎたため、教えたくても教えるスペースがな いのです。生徒からは、カリキュラムどおりにレッスンが受けられないとクレームが寄せられるようになりました。

第五弾もお楽しみに。

転載:ダイヤモンド社制作「ファンダーズスピリット」

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