「誰かが新しいことやろうとしたとき、みんなが「いいじゃん、やってみなよ!」って言う環境なんですよ」
楽しみながら結んだご縁が顧客と会社の成長につながり、強固になった信頼の中で喜びを感じながら働ける。そんな理想的なサイクルを実現するために圧倒的な行動量と持ち前の明るさを武器に飛び回る、フッ軽ポジティブカスタマーサクセスがいます。
今回は、SNSを駆使したコミュニケーションでクラフトバンクに新しい風を吹き込んだ大矢さんにインタビュー! 今までになかった発想で次々と「楽しい」を開拓し続ける彼の、覚悟と原体験に迫ります。
尊敬する日本の技術者に寄与したい
自己紹介をお願いします!
大矢 雄斗、30歳です。就職前は、バンド組んでお酒飲んでスマブラしてるような、普通の私立文系大学生をやってた人間です。
新卒当時は大した意思もなく「定年までメシ食えたらいいや」と思いながら製鉄所向けの営業マンになったんです。でも、そこで出会った技術者たちの真摯に仕事と向き合う姿勢を見て、大きな衝撃を受けました。
すべての素材産業の中の基盤とも言える製鉄業において「もっと効率よく鉄を溶かすには?」「鉄をより薄く伸ばすためには?」と追求し続けるかっこよさを目の当たりにして、「自分は今まで、なんて軽薄な人生を送ってきたんだ!」とリスペクトの気持ちでいっぱいになったんです。
尊敬する技術者たちにいろんなことを教わりながら働いていたんですが、2019年くらいに業界再編の波が襲ってきました。その大きなうねりの中で、製鉄所を閉じるって話も結構あって。
尊敬する技術者さんが「こないだマンション買ったんだよね!」って嬉しそうに話していたばかりのタイミングだったのに、製鉄所が無くなってしまったら生活が立ち行かなくなるんじゃないかと思うとすごく悲しくて……。
営業の仕事はめちゃくちゃ楽しかったんですが、今よりももっと業界を支援できるポジションに行きたいと思って、最初の転職を決めました。この「技術者に寄与したい」って気持ちが僕の原体験であり、根底の原動力ですね。
それで人材紹介会社に入ったんですけど、手数料・架電数・内定承諾率を追っていくのってあんまり業界のためになっていないような感じがして。キャリアアドバイザーなんて肩書きをもらったけど「僕に何がわかるんだ?」と思っちゃって。
そんなタイミングで韓さんからスカウトもらって、クラフトバンクが作っているのは業界全体を刺しに行けるプロダクトだと思ったし、元々の思いにコミットできると思って、2022年8月に入社しました。スカウトから1週間後だったので、かなりのスピード感でしたね。
入社後は何を?
カスタマーサクセス(CS)がメインだったんですが、僕がInstagramでサウナコレクションっていうキュレーションアカウントをやっているという文脈で、SNSを使ったコミュニケーションや協力者探しにも注力しました。
入社直後から建設系YouTuberと繋がって説明会に呼んでみたことに始まり、界隈の有名人を紹介してもらって認知を広めたり、「クラフトバンク」っていう名前のビール醸造所にアタックしてノベルティグッズを開発してもらったり。作ったビールを職人酒場で配ったら「面白い」「美味しい」とすごく好評でした!
クラフトバンクって、誰かが新しいことやろうとしたときに「いいじゃん、やってみなよ!」って言う環境なんですよ。制限をかけられることなく、面白そう!やりたい!と思ったことにチャレンジできるし、会社のためにもなったのでやってよかったです。
フルリモート勤務OKなので10月には愛媛に移住して、地場特有の商圏を感じながら働くようになりました。僕が勝手に行きたいって言って引っ越してるのに、会社は交通費も出してくれるし、サテライトオフィスも契約してくれて。ここでも一貫して、やりたいことをサポートしてくれる姿勢を感じます。
ちなみに引っ越して現地の知り合いが増えた結果、愛媛で職人酒場を初開催したときには地元で可愛がってくれてた工事会社さんが率先して周囲に声かけしてくださったおかげで、通常の初開催の5倍の人数が集まってくれたんです! その土地にいるってことはありがたがってもらえるポイントでもあるし、嬉しい繋がりが増えたから、引っ越してきてよかったなって思ってます。
その後、CSチームのマネージャーをやったりもしましたが、体制が変わった今はオンボーディングや設計がメイン業務です。担当している顧客は全国62社。ある程度のエリアで担当を分けていますが、急遽遠方に行くこともあります。この間は島根県の江津市っていう東京から10時間かかるところまで行きました(笑)。
移動に時間がかかりがちなのに加えて、営業サポートや採用など割と広い範囲を任せてもらってるので、仕事量の面で大変さはあります。でも同じことばっかりしてても飽きちゃうし、思いっきり走れる楽しさも感じてます。
100回挫折しても、活路を突き進む
仕事をしていて特にやりがいを感じる瞬間は?
お客さんの変化の手触りを感じられたとき、ですかね! うちのCSが対面で話すことを重視しているウェットな手法だからこそ感じられる側面かなって思ってます。
僕たちがプロダクトの説明会を行う際、参加者の中には建設DXにあんまり前向きじゃない方も多いんですよ。時には「紙での事務処理に慣れてるし、アプリなんか分からんよ」って、舌打ちするレベルで嫌がられることもある……。
それでも導入して1ヶ月後に「どんな感じですか?」ってヒアリングすると「こっちの方が全然ラクっすわ〜!」って言ってくれるんです(笑)。「ほらね〜!」って嬉しくなっちゃいますし、そういう変化を文字通り全部感じられるので、全身全霊で働けちゃいますね。
お客さんから「君みたいなやつがいると助かるから、うちの会社においでよ」って言ってもらえることもあって。そのウェットな関係性が最高だなって思うし、業務を点じゃなく面で見られるようになるだろうなっていう興味もあるので、いつか工事会社で働いてみたいですね。お互いのために、価値ある時間になりそうです!
逆に、大変だと感じる瞬間は?
そうすね〜。やっぱり「社内に天才が多い」ってことですかね。つよつよな仲間と働けるのはありがたいんですけど、入社して早々に「SQL書ける?」って聞かれたり、プロダクトとの会話で配列の概念について説明されたりしても、とにかく全然ついていけなくて。100回くらいは余裕で挫折しました(笑)。
「社長やってました」って人のビジネスセンスにも敵わないし、「院まで進んでずっとコンクリートの研究してました」って人とは地頭が違うし……。同じ戦い方しても絶対勝てないなって思っちゃったので、ベクトルを変えて振り切った努力をしようって思うようになりました。
それが、SNSを活用した新企画だったり、徹底的に寄り添うホスピタリティだったり、地場に根付いた泥臭いコミュニケーションです。韓さん曰く建設業は「理屈じゃない業界」らしくて、実際、僕みたいに変な人でも真剣に向き合っていれば受け入れてもらえると感じてます。義理人情の世界、って言うんですかね。
あとは行動力の面でも振り切りました。愛媛在住ですがお客さんは青森から宮崎まで全国を担当してますし、対面のコミュニケーションを重視してるのでどこにでも行きます。青森のお客さんに「どこから来たの?」って聞かれて「四国です!」と答えると「え!?」ってびっくりされますけどね(笑)。行動力と密着度は誰にも負けない自信あります!
大切なのは、ガッツと覚悟。
これからやりたいことは?
今はオンボーディングの仕組みづくりに力を入れていますが、サービスを活用してもらったことで生まれるデータの活用もやってみたいですね。データを軸にして、経営サイドの視座に立った支援やSNS採用などの別業務に派生させていくことも可能だと思うので、幅を広げていくことに関心があります。
あとは週4日稼働を実現して、副業起業をしたいなって思ってます。
お客さんと話していると、地方創生の文脈でアイデアをいただくことが多いなと感じていて、僕自身もそこに興味があって。地元を盛り上げるような活動に週1日をあてたいなと思ってます。
うちは裁量労働制のフルフレックスで、週4勤務も可能な会社なので、なんとか業務の調整をつけて実現させたいですね。そのためにも新しい仲間に来てほしいなぁ!
クラフトバンクはどんな人におすすめですか?
「ちょっとハードでもいいから、手触り感のある仕事でやりがいを持って働きたい」って人には、本当におすすめです。地方採用があって全国どこでも働けるので、地方に住みながらバリバリ働きたい人にもおすすめ!
あとは向上心がある人ですね。業界貢献でも、自己研鑽でも、中小企業の経営者と繋がりたいって気持ちでも、なんでもいいですけど。
毎週のように新しい機能のリリースがあって、ちょっと特殊な業界で、システムの勉強もし続けないといけない仕事なので、踏ん張りが大事になってきます。「成長したい」「役に立ちたい」みたいな、ガッツと覚悟がある人なら大歓迎です。
こんなこと言ってハードル上げちゃったかもしれないんですが、クラフトバンクで活躍できれば、どこのSaaS企業でも通用するCSになれると思いますよ!
もちろん、CSは企業によって手法や哲学が違うものだとは思うんですけど。具体と抽象の行き来や再現性のない事業開発など難しいことに挑戦させてもらえる環境なので、行動の選び方や考え方がしっかり鍛えられると思いますよ。
チームメンバーも、本当に頭のいい人、特殊能力を持った人、面白い経歴の人、僕みたいに変な人などなど、刺激的な人たちが揃ってます。一緒に働くと比較して挫折もしますが(笑)、心強いですし勉強になることばっかりです。
以前より社内のフォロー体制も充実して、段階的にデビューしていける状態になりました。困ったことや気になることがあれば僕がいつでも相談に乗りますので、まずは怖がらずにチャレンジしてもらえると嬉しいです!
全国からの応募、待ってます!