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褒めだしの文化ーValue レポート01ー

今回から会社Valueに焦点を当てレポートも投稿していきます。

第一弾はダイニングエッジのオリジナルブランド「新橋楽が気本店」からのレポートです。

タイトルにある、褒めだしって何?? と思いますよね?
芸能をはじめ、エンターテイメントの文化でみられる、いわゆる相手へのリクエストを『ダメだし』言います。パフォーマンスを見せた後この時間は一番重要な時間でして、記事を書いている今野は長くお芝居をやっているので深く馴染んだ文化です。聞いたことある方もいらっしゃいますかね?故・蜷川幸雄氏が灰皿を投げて、「泣くんだよ!!」とかそういう逸話は聞いた事があるかもしれません。あれです。(※令和の演劇シーンはそこまで過激なものはありません。ちなみに現代の稽古場は大体禁煙です。)

が。・・・これは文化なので当人達はポジティブな意味で使ってる言葉なのですが、単純に響き良くないですよね。ということで、昨今言葉を変えようということで『褒めだし』という言い方に現場ではしていたりする場合があります。

さて、楽が気にお話を戻しましょう。2023年の春、店舗に新入社員や若いスター(アルバイトの事をスターと呼んでいます)達が入社してきたタイミングで、いかに職場の空気を受け入れやすいものにできるかと、店長黒沢さんと思考した時に、この褒めだし文化を思いつきました。

その名も『ありがとうノート』です。

店舗メンバー全員に『ありがとうノート』というLINEグループに参加してもらい、勤務していて誰かに感謝したことを記入し共有します。
大事なことは
・「感謝したら書く」ので、毎日書くわけでも、強制でもないこと
・書かないことがダメだということではないこと

多くの店舗や企業が行なっている管理や自己成長のために書いてもら「日報」とは違うものにしたかったので、この認識はしっかりしました。強制にしたら活動は活発になるけど、強制で感じる感謝にはしたくありませんでした。無理やり書いてる感謝は相手にも伝わってしまいますし、「ありがとうノート」を作業にしたら意味がない。なのでLINEが動かない時にもそれでいいと言い聞かせ、自分から発信することを心がけました。

じゃあ、なぜやるの?こんな基準が曖昧なもの続くの?とお思いでしょう。でも、ちゃんと新橋楽が気では社員やスターの垣根を超えて継続しています。

なぜなら言われた相手は単純に嬉しいんです。また感謝されたいと思いますし、それを読んだ他のみんなは、言われた相手と記入者の関係を見て素敵だなと思います。そして今度は褒められた事をマネしようと思ったりします。記入者は仲間の褒める部分を見つけてるので実は一番成長してるという、一石四鳥くらいの効果があると勝手に思っていますし、記入しているメンバーが成長しているのは間違いない事実です。ポジティブな循環になるんですよね。

ここで『ありがとうノート』の一部を公開します。

こんな感じのライトなやりとりです。名前とアイコンは念のため隠しております。
実は、この日はあまり記入しない若い男性スターが書いてくれて、とても感動しました。ほんとに嬉しかった。。。

既読率の高さも嬉しいです。
年長者のスタッフがこのLINEで冗談を言ったり、良い仲間だなと褒めてくれるのも素敵な空気です。

新橋楽が気のスタッフは10代から50代までが在籍しており、「何か思ったら書こう」と思えるハードルの低さを維持していく事がとても重要です。また意義を感じて積極的に参加してくれるスターがいるのもとても心強いです。
そしてこの『ありがとうノート』の特徴は他にもあり、特に新しいスタッフが入ってくると一番本領発揮します!新人育成や情報共有にも役立ちますよ。

せっかくなので、店長の黒沢さんは隠さず出しておきます。

勤務してなくても新人さんの様子がわかるので助かってます。
働いる時だけではなくて、帰宅途中や次の日にこのLINEを見るので、本人にとっては振り返りのきっかけになったり、相手を信頼するきっかけにもなってると思います。

なによりほぼ毎日誰かに焦点が当たってるので、まさに「一人ひとりがスターであろう」のValueを体現していますよ!

このように新橋楽が気本店がこの取り組みをしているのは、ご来店くださるお客様のためなんです。
『ありがとうノート』を活用して、お客様によりよいおもてなしをできるようメンバー同士で日々切磋琢磨しております。
お越しの際はお料理やお酒だけではなく、今日はLINEに何を書くんだろうと想像しながらスタッフ達を見ても楽しいかもしれませんね。

このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
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