カジュアル面談の選考移行率をちょびっとだけ高めるコツ3選|相澤宏亮
こんにちは、はじめまして! ourly株式会社という、社内コミュニケーション(インターナルコミュニケーション)領域のSaaSを展開している会社でEM兼BEとして働いております、相澤といいます。 この記事は、ourlyバトンリレー2024 で書いてます! ...
https://note.com/kosuke_aizawa/n/n71806d72e1ac?magazine_key=m42d7bea64460
※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
こんにちは、はじめまして!
ourly株式会社という、社内コミュニケーション(インターナルコミュニケーション)領域のSaaSを展開している会社でEM兼BEとして働いております、相澤といいます。
この記事は、ourlyバトンリレー2024 で書いてます!
前回は、愛され力100%で死ぬほどの恋を探し求める吉房くん(@kanei_yoshifusa)が、リモート全盛の時代に和えて訪問出張にこだわる理由を解説してくれました!
次回は知識検定1級のjakeさんがいい感じに記事を書いてくれそうな気がします!
タイトル「悩む人」created by Image Creator
突然ですがみなさん、カジュアル面談に関して以下の様な経験ありませんか?
カジュアル面談は採用の入り口ではありますが、候補者が選考に進むかどうか、企業の第一印象はカジュアル面談の良し悪しで決まる(ことが多い)ため、個人的には選考フローにおいて一番気をつけて丁寧に臨んでいると言っても過言ではないです。
※ 注:もちろん後工程の面接やオファー面談なども重要なので、カジュアル面談以外は手を抜いているとか雑にやってOKと考えているとかいう話ではないです。
カジュアル面談からの選考移行率の平均値は諸説ありそうですが、ポテンシャライトというベンチャー企業に特化したHR支援企業の代表の方が書かれたnoteによると大体40%程度とのことです。
カジュアル面談を実施している企業様であれば、一度は直面した課題かと思うのですが、
「カジュアル面談から1次面接への移行率」
についてです。
結論から申し上げると、当社のあらゆるお客さまの平均値は40%程度になっています。
https://note.com/potentialight/n/n02da39d35c45
ぼく自身、ここ3、4年ほど採用に関わる機会がかなり多く面接/面談の実施数は年間平均100件ほどと数多くの候補者にお会いしてきました。慣れてくるにつれてカジュアル面談におけるコツというか心構えみたいなものが分かってきました。
定量的な実績でいうと今期、カジュアル面談の実施が37件あり、そのうち選考希望をいただいたのは22件でしたので選考移行率は22 / 37 ≒ 60%ということになります。
タイトル「40%と60%の違いに驚く人」created by Image Creator
なので平均よりはちょびっとだけ選考移行率を高めることができているのかなと自分では思っています。
前置きが長くなりましたが、そんな自分が気づいたコツをお伝えすることでカジュアル面談に悩む担当者の方の選考移行率をちょびっとだけ改善できれば嬉しく思います!
カジュアル面談でカジュアルさを感じられたことありますか?
いきなり会社の説明を始めて、一方的に淡々と話をした後に選考案内をして、最後に質問ありますか?と聞くのはカジュアル面談ではなくただの説明会です。
カジュアルの意味をChatGPTに聞いてみました。
「カジュアル面談」の「カジュアル」は、日本語で「非公式な」「くだけた」「カジュアルな」などと訳される英単語です。カジュアルな面談は、通常のフォーマルな雰囲気や堅苦しい雰囲気ではなく、くつろいだ雰囲気で行われる面談のことを指します。
これは、仕事の場やビジネス環境においても、相手との距離を縮め、リラックスした雰囲気でコミュニケーションをとることを目的としています。フォーマルな面談ではなく、お互いにオープンでリラックスして話すことが期待される場面です。
ChatGPTより
この中でも「お互いにオープンであること」が一番大事だと考えています。
担当者が堅苦しい挨拶をして形式ばった説明をすれば、当然同じ様に堅苦しい挨拶を期待されていると思い、形式ばった質問しかしてはいけない雰囲気だと感じてしまいますよね?
タイトル「面接官と候補者がオープンな雰囲気で会話している様子」created by Image Creator
大事なのは担当者が最初に自分からオープンにしていく姿勢です。
自社に関する情報量では圧倒的に候補者側が弱者となるため、よほど自分に自信がある人や慣れている人でない限り候補者側が自分からオープンにしていくのは難しいと思います。
弊社ではourly自体を社内で使っており(ドッグフーディングと言います)、自分のプロフィールページがあるためそれを用いて自己紹介しています。
趣味のスポーツの話や愛娘の話などしてます
経歴紹介だけでなく、趣味の話や好きな漫画の話など担当者の人となりが見える情報を渡すようにすると、候補者も自己紹介の時に同じようなカジュアルな話を入れてくれることが多いです。
ぼくは1時間のカジュアル面談のうち15分くらいはそういった業務に関係ない話をするようにしています。この時間で候補者に
と思ってもらうことを目標としています。
さて、候補者にカジュアルさを感じてもらった次にやることとしては期待値の確認です。
わざわざ時間を割いてカジュアル面談を希望したということは、転職意思があるないに関わらず、会社に関する情報を何かしら得るという目的があるはずです。
そこの期待値を確認せずに説明に入ってしまうと、かけ違ったボタンのようにずれたまま面談が進んで、「結局よく分からなかった」「自分には合わないと思った」というような候補者の感想になる恐れがあります。
具体的には以下3つを聞いています。
これらを聞く最大の目的は候補者が求めるものがourlyにあるかないか、あればourlyではどのような形で提供できるかを伝えるためです。そしてこの目的も合わせて候補者には伝えます。
候補者目線では、自分が知りたい情報を得られる安心感を早々に手に入れられます。担当者目線では、候補者が知りたい情報 = 自社の魅力付けができる情報なので、どこを重点的に説明すべきかの判断材料になります。
ということでカジュアル面談の時間をWinWinにするためにも期待値の確認は必須で行いましょう!
期待値の確認ができたら会社説明をしていきますが、検索すればわかる様な表に出ている情報を説明するのはナンセンスです。
会社説明は文字通り表面的な会社の説明をするのではなく、より会社の深い部分の情報を伝えることで自分がその会社に入社してそこで働いているイメージが湧くことを目指すべきです。
カジュアル面談で使用しているスライドの一部を載せておきます。
メンバー一覧
開発サイクルの紹介
候補者に対する期待値紹介
メンバー価値観紹介
なんとなく、どういう人がどういう雰囲気でどういう流れで業務をしているチームか雰囲気の一旦は感じ取ってもらえるのではないかと思います。
そのおかげもあってか候補者の方からは、聞きたいと思っていたことは全部説明してもらえたと言っていただいたり、組織や開発フローのより深い部分の突っ込んだ質問をしていただいたりすることが多いです。
カジュアル面談からの選考移行率をちょびっとだけ上げるコツ3選を紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
もちろん組織規模や業種業界、職種によって前提条件が異なるため、すべての組織に適用できるとは思っていません。
また弊社も今後組織が大きくなっていくとともにカジュアル面談のスタイルは変わっていくかもしれませんが、担当者と候補者がWinWinの状態になれるカジュアル面談に勝るものはないと思っているので根っこの思いやスタンスは変えずにベストな形を探っていくつもりです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ourlyは全方位で積極採用中です!この記事を読んで相澤とカジュアル面談してみたいと思っていただけたら、ぜひ気軽にご連絡ください!