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【コーポレートユニット長:新家 隆介】会社ってなんだ? -前編-

今回は、トグルがまだ創業される前の2019年6月にフジケンホーム株式会社(現フジケン株式会社)へ転職し、新しい挑戦を続ける、コーポレートユニット長(2024年10月よりプロダクトセールスユニット長着任予定)の新家隆介さんのインタビューを2部作でご紹介します!

目次

  1. Q1. 自己紹介
  2. Q2. 入社を決めた理由
  3. 採用情報

Q1. 自己紹介

-まず、簡単に自己紹介お願いします-

新家: 学生時代から話すと、私は中学受験で慶應義塾湘南藤沢中等部(SFC)に進学し、以後、大学まで慶應で過ごしました。
小学校の卒業文集には検事になりたいと書いていたので、法学部法律学科に進み、検事になるため司法試験を目指していました。でもあまりにも大学生活が楽しすぎて(笑)。バイトやサークルでのバンド活動に明け暮れてしまい、ロースクールの受験にあえなく失敗しました。

完全に言い訳ですが、当時法曹を志す人たちの経済環境が悪化していた社会情勢もあり、勉強もそこまで向いてないなぁというのもあり、1年留年して就職活動に切り替えました。でもその頃はリーマンショック後の就職氷河期と言われていた時代でした。

※学生時代の新家


-就職活動の際に苦労されたのですね。最終的にはどのような企業に就職されたのですか?-

新家: 氷河期ではありましたが就活は実はあまり苦労してないんです。周りは3年次の夏ごろからインターンなどしていましたが、私はバイトしまくっていたので年明け2月ごろにやっと合説に行き始め、その時点で十分就活を舐めているのにもかかわらず、さらに①転勤がない、②英語を使わない、③20代で年収1000万円以上、という、今振り返ると極めて不純であり、とんでもなく舐めた3つの軸で就活していました。

するとその軸に合う企業群、業界に不動産デベロッパーというのがある、ということを知り、何も考えずに上から5つ受けました。運良く4月7日に住友不動産(以下、住不)から内定を受け、三菱地所の選考がまだ残っていたのに、これ以上の就活は面倒だ、ということで、一番最初に内定出してくれたというのも縁だ!といって住不に決めました。本当にしょうもない奴です。

ともあれ住不では、一貫して用地取得業務に携わらせていただき、アセットタイプで言えば分譲マンションをはじめとして、建売(戸建)やオフィスビル、ホテル、商業施設やそれらの複合施設もやりましたし、業務で言えば最前線の地権者交渉から用地取得のバックである事業計画まで、「用地取得」に関わる幅広い業務を経験させていただきました。

※住不時代の一枚(左から新家、髙橋晴大)


-住友不動産では様々な業務を経験されたようですね。その後、野村不動産に転職された理由は何ですか?-

新家: 住不は大好きな会社でしたし、周囲からも「新家は住不に向いてるのになぜ」と言った声もあったくらいでしたが、大体数年に一度は必ずある退職ラッシュが起きていて、同じ釜の飯を食ってきた「この人たちとなら辛いことも乗り越えられる」と思っていた同僚や先輩方が次々と退職していってしまったのが大きかったです。優秀で大好きな人たちが辞めていき、新天地で活躍している。

ある日「新家、デベロッパーは住不だけじゃないぞ」という言葉を他デベに転職した先輩からいただき、野村不動産への転職を決めました。6年半在籍した、29歳の秋でした。

-野村不動産ではどのような役割を果たされているのですか?-

新家: 野村不動産でも用地取得をやるのかな、と思っていたのですが、「新卒から10年で2部署」みたいな人事の大方針があったみたいで、「新家くんは住不で用地はやってきたから別のことやってみようか」ということで、法人営業本部に配属されました。ここで仲介業務を経験できたことは大きかったです。ちょっと極論なんですが、「土地を買うことが正義だ!」みたいな価値観が住不時代はあって。それだけではなく、不動産業界・不動産取引というものの大半は仲介が関与して動かしていることを体感できました。

-野村不動産での経験はどうでしたか?特に印象に残っていることがあれば教えてください。-

新家: 野村不動産も住不とは全く違うタイプの、ものすごくいい会社です。働きやすく、家族との時間も住不よりは取れました。ただ大手デベを2社経験させてもらって思ったことは、「このままではプロのサラリーマンおじさんになってしまうな」と。

純粋な不動産スキルはもちろん身につくんですが、それ以上に、大きな組織の中で成果を出していくには昇進する必要があるし、昇進するためには「立ち回り」というスキルも必要で。会社内での立ち回りのスキルがどんどん上がっていったおじさんに自分がなりたいのかなという思いが募っていきましたね。

Q2. 入社を決めた理由

-トグルに転職するきっかけは何だったのでしょうか?-

新家: その思いが行き着いた先には「独立」というものもあったんです。土地を買える、仲介できる、という2つのスキルを身につけさせてもらったので、会社作って独り立ちもありだよなと。31歳でした。

不動産業界では、開発業務は多額の資金が必要で、ファイナンスの能力や信用が求められる一方で、仲介業は比較的少ない資本で始められるんですね。これは私が仲介業の経験から感じたことで、リスクを最小限にしながら独立できる可能性があると考えました。
ただ独立するにも、ずっと大手で働いてきてしまった私は「そもそも会社ってなんだ…?」となってしまいました。そこで一度は小さい会社に転職しようということに行きつきました。

-なるほど、仲介業の経験が独立への一歩となったわけですね。その後どのようにトグルと出会いますか?-

新家: 色々な人に相談していたところ、住不の先輩が勤めている仲介会社に誘ってもらえたんです。で、次の職の目途がついたので野村不動産に退職の意向を伝えて。その翌日くらいのタイミングですよ。その頃私の所属していた部署がフジケンに収益物件を仲介したディールがあって。私が物件の主担当ではなかったんですが、売渡承諾書を調印・手交するおつかいを頼まれて、本当にたまたま山﨑さんと再会したんです。

山﨑さんとは1年弱、野村不動産の同じ部で働いていて。当時からすごいオーラを放つと共に、成果をものすごく上げていた人という印象でした。在職中は部は同じなんですけど隣の課だったので、そこまで親しくはしていなかったのですが、「山﨑さん、実は僕転職するんです」と小声で伝えると、「マジか、その話、ちょっと待ったできない?」と言ってくれたんです。先に決まっていた会社を蹴ることは住不の先輩の顔に泥を塗ることにもなるし、社長と握手もしていたので、「いやちょっと待ったはできないですよw」と返したんですが、「まぁいいから一回伊藤嘉盛という男と会ってみろ」と。

その時点では仲介会社に転職するつもりだったので、「お金持ちとのリレーションは持っといて損はないか」という軽い気持ちで嘉盛さんのご自宅に伺うことになりました。そこには全身スウェットの若者がいました(年下の私が言うのもなんですが、若っ!と思ったんです)。おもむろに缶ビールをふるまわれました。そこから2時間くらいでしょうか。お話をして。最後には「はい、行きます」と言っていましたね(笑)。

決め手は嘉盛さんのオーラです。ソフトバンクの孫さんとか、ユニクロの柳井さんとか、そういう方々の30代のときの姿って見たことはないわけですが、想像するに、目の前にいる只者ではないオーラを放っているこの人は、20年後30年後にそういう人になっているんじゃないかと直感しましたね。この人についていったら面白いことが起こるかもしれないと。

※再会したときの写真(左から山﨑、新家)


後編に続く・・・

後編は以下の内容を深堀していきます!
Q3.入社してから今までの業務内容
Q4.今後の展望
Q5.どんな人にトグルに来てほしいか
Q6.トグルの魅力を一言で教えてください
お楽しみに!

採用情報

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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