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こんにちは!
カンリー採用担当です。カンリーのストーリーを覗いて頂きありがとうございます!
今回は、社員による入社エントリ「キャリアと出会いが導いたカンリーでの新たな道」をお届けします。
※本内容は2024/10/16に公開された記事をリライトした内容となっており、情報は当時のものとなっております点予めご了承ください。
はじめまして。佐久間と申します。
この度、10月1日からカンリーのマーケティング部にジョインすることになりました。
恥ずかしながら入社エントリーを書くのは初めてです。長いキャリアを思い起こしながら書くことで、自分自身にとって良いふりかえりにもなりました。
今までのキャリアやカンリーで何をやるのか、また大事にしている価値観等々、拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
自己紹介
【基本情報】
・名前:佐久間仁志
・年齢:42歳
・出身:福島
【略歴】
・アパレルメーカー
・Webマーケティング代理店
・GMOペイメントゲートウェイ株式会社(決済代行)
・株式会社ヌーラボ(ソフトウェア)
目次
- 自己紹介
- 新卒でアパレルメーカーへ
- 学生から新卒時代
- 深夜のハードシングス
- Webマーケ業界へのジョブチェンジ
- 未経験からWebマーケへ
- 実践が近道
- 次の会社へ転職
- 事業側への関心が高まる
- ヌーラボへ入社
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新卒でアパレルメーカーへ
学生から新卒時代
中学生で古着にハマり、高校の部活は縫製部で服を作ったり、学生時代は洋服への情熱を持った田舎ボーイ。そして大学入学を機に憧れの東京に住んでいましたが、学校もろくに行かずバイトに没頭し、バイト代で服を買い漁る日々でした。
その延長で大学時代に顧客だったデザイナーズブランド(アパレルメーカー)に新卒で入社。そこでは既存店舗の営業と販促を担いました。営業では百貨店のバイヤーから売上改善策を詰められたり、販促では店頭ディスプレイの準備やシーズンごとのコレクションショーや展示会の裏方対応などに邁進していたのが懐かしいです。
またチーム全員がショーの成功にかける思いが強いので、ショー当日の裏側は殺伐としており、そんな中で新人の私があたふたしながら、当時流行ってたピッチピチのスキニースーツと細タイで会場誘導をしてました。あのスーツはもう入りません...
深夜のハードシングス
若手だったため、深夜の肉体労働も当然のようにこなしていました。(というかやるのは当たり前の雰囲気...)
例えばシーズン開始日に間に合わないかもしれない≒納期がギリギリのアイテムが頻発してました。そのアイテムが深夜の羽田空港に到着したタイミングにハイエースで取りに行き、そのまま佐川急便の集配所へ向かい、数十店舗へ送付手続きを数日連続で行ったりと、中々カオスでした。。。
(首都高を迷って、横浜に行ってしまったことも思い出です)
Webマーケ業界へのジョブチェンジ
未経験からWebマーケへ
そのデザイナーズブランドでは「デザイナーが絶対」の世界でした。デザイナーの言うことは黒でも白になるのは言い過ぎかもしれませんが、それほどデザイナーの意見は影響がとてつもなく大きかったです。
それは「かっこいい・かわいい・トレンド」などの定性が重んじられる状況であり、その反発心からかデータ(定量)にプライオリティを持つ業種を考えるようになりました。
テクノロジーの進歩もあり、2010年前後はGoogle・Yahooを中心にインターネット広告が勃興し始めていた時代。広告を中心としたWebマーケティング界隈は人手が足りなく、未経験でも人材を欲していた時代でした。
そうした時代背景もあり、定量的な分析を重んじるWebマーケティング代理店に転職しました。ジョブチェンジです。
実践が近道
ネット広告業界でよく使われるCPAやCPC、CVRなどの3文字アルファベットや業界用語はさっぱりわかりませんでした。
一方でどんどん未経験者が入社する環境、且つマネジメント層もプレイングマネージャーとして活動してたので教育の機会が整理・充実してません。
つきましてはOJTで覚える→担当クライアントを持ち、まるで野戦病院のような実践経験で業務を覚えていきました。今振り返ると「知る→分かる→できる」がスピーディに身につく場だったので良かったかもしれません。
そしてプレイヤーとして、データ解析・LP・記事タイアップ・動画・メールなど王道のWebマーケ施策の領域を拡げていきました。
次の会社へ転職
Webマーケティング代理店の同期が転職をし、その者から声をかけてもらい、次はGMOペイメントゲートウェイという決済代行会社で、決済加盟店様のトランザクションを伸ばすためのWebマーケ支援を担う部署でした。
そこで引き続き、Webマーケを実践しつつ、マネージャーとしてマネジメントも経験することになります。
事業側への関心が高まる
GMOで楽しく順調に仕事に臨んでいましたが、以下の理由でパートナー(支援する)側から事業側への渇望が出てきた頃です。(キャリアを考える際に、事業側への関心はパートナー側の方々がよく考えることかもしれません。)
- 施策を提案するにせよ、その実行可不可のジャッジは事業側。その意思決定をする側に立った際の事業への寄与インパクトを経験したかった
- 新卒時のアパレルメーカーで有形商材(在庫)が期末に残る怖さを体感していたので、無形商材が望ましかった
- 年齢を重ねるにつれ、トレンドや若さへの感覚が顧客と乖離する懸念を鑑み、BtoBサービスを考えていた
- 安定したキャッシュフローの収益構造と、(買って終わりではない)顧客との関係強化が大事なストック型のビジネスモデル
ヌーラボへ入社
上記条件を鑑み、主にSaaS企業を見ていました。その中でプロジェクト管理のBacklogや作図ツールのCacooを提供するヌーラボに出会いましたが、入社の決め手は「人事」。
人事の接し方や対応、情報提供などが丁寧かつ迅速。会社の顔である「人事」を通して、ヌーラボに対しとてもポジティブになりました。なので「プロダクト」ではなく、「人」で入社を決めたのが本音です。
今も素敵な方々ばかりなので、入社時の感覚は間違ってなかったと断言できます。(今度ふらっと、オフィスに遊びに行かせてください!)
ヌーラボで働き始めて
俺、、、マーケ戦略(Who/What)を作ることができないわ...
それまでは、Who/What(誰に・どんな便益を)の勘案に自分たちのリソースをかけず、広告やLPなどのHow(どのように届けるか)の実践をクライアントから任せられる立場。
言い換えれば私のキャリアはHowのスキルが増えただけ...しかもHowはWebマーケのみ。オフライン施策などの実践も皆無でした。
そこで37歳のときに元P&Gのブランドマネージャー(≒師匠)に1年間師事し、マーケ戦略を叩き込みました。(ヌーラボにはこういった機会をいただき、とても感謝してます)
具体的に何をしたの?
BtoB、BtoC問わず特定プロダクトを題材にし、そのマーケ戦略をアウトプットし、師匠からのフィードバックをもらう。これを隔週で繰り返していました。
リサーチ・分析に時間をかける余裕はなかったので、ネット情報から仮説ベースで「市場・自社分析→マーケ戦略→コンセプト策定」をやり続けていました。仕事終わりや土日に課題をやってたので、1年間ハードでした...
最初は師匠からサンドバックのようにボコボコのフィードバックでしたが、アウトプットを積み重ねるごとに徐々に師匠の型や教えが身についていく感覚はとても充実してました。いくつになっても学ぶことは趣味かもしれません。
ちなみに、よく『BtoBとBtoCのマーケティングは違うのでは?』と言われますが、私は(マーケ界隈で有名な)音部さんの以下の見解に近い考えを持っています。
BtoBであれ、BtoCであれ、意思決定しているのも、ベネフィットを享受しているのも「人間」です。そうであれば、つまるところ人間に意思決定してもらえるように働きかけていくのが多くのマーケティング活動です。この部分では、BtoBとBtoCのマーケティング活動に本質的な違いはありません。
どんなマーケ施策をやってたの?
叩き込まれた戦略の教えを基に、どんな施策をやってきたのかは以下URLに一部を載せるので割愛します。(いろいろ自由にやらせてもらいました。)
- サービスメッセージ作成
- Backlog新プラン構築
- CM(テレビ、電車、タクシー)
- 導入事例
余談でオフライン施策のKPI定義は難しいながらもやりがいを感じます。
リサーチやMMM分析の項目、または指名検索数など、目的によって見る指標が様々なので語りたいです。
カンリーとの出会い
ファーストインプレッション
ヌーラボブログでカンリーを事例記事にさせていただいてたので、企業名と事業概要は多少知っていた程度でした。正直、最初から大いに興味を持っていたとは言えませんでした。
そして社員の方との面談前に創業者のnoteを読み、「悲喜こもごもの会社の歴史を100%オープンにしてるなぁ」とポジティブに感じていました。
「当時、稲垣さんの前でもバチバチで喧嘩してる状況でした」などの生々しさが、惹かれた理由かもしれません。
3人との出会い
noteを読んだ後に、長谷川(執行役員)と話しました。
私はサッカーが好きなので、長谷川がサンフレッチェJr.ユースや滝川第二高校だったことに反応。面談の前半はサッカーの話で盛り上がりました。(何を話してるんでしょうね!)
後半に事業の話をし、事業自体に魅力を感じましたが、むしろ長谷川が事業を活き活きと話すのが最も印象に残った面談でした。「このプロダクトを届けることでお客様のペインを解決できる」という気概に満ちていたのです。
面談後に彼のその誇らしさを(良い意味で)羨みました。
その次に神田(マーケ部長)と話しました。
神田は質問の中で人をしっかり見ている・他者理解を重んじている印象。また、私との年齢差はありつつもそれを全く感じないフラットさがあり、話しやすく傾聴する姿勢で、チームとして将来コラボレーションしている「画」が容易に想像できました。
またカンリーマーケ部の魅力だけでなく、伸びしろや改善したい箇所も包み隠さず話してもらえたことで安心できたのも、カンリーを知るうえで大きかったです。
カンリーの共同代表の1人である辰巳とは、話す前にYouTubeで辰巳のプレゼンピッチを見ており、彼にクールな印象を持っていました。ただし、話すと真逆の熱い男≒ポジティブモンスター。ここでのポジティブは「前向き」というニュアンスです。
何度か話すうちにポジティブモンスターの熱風に惹きつけられるという感覚に近いです。話すうちにだんだん自分も興奮してくるパッション。これに尽きます。
常に熱風に当たってたので何を話したのかも、他のお二人よりうろ覚え気味です(笑)
カンリーへの転職理由とやること
転職理由
カンリーは求めていたフィールドもありましたが、それ以上にヌーラボ入社時と同様、「誰と働きたいか」で決めました。言い換えると上記の「3人と出会えたこと」が決め手です。この方々となら熱狂できると。
マリッジブルーのようにウジウジしていた私に、辰巳から最後の面談でフィードバックがあり、背中を押してもらいました。自分の人生は「人」を重んじるのだとこのエントリーを書きながら、改めて気づきました。
創業者の一節が頭をよぎります。
今でも「何をするかよりも、誰と働きたいか」を重視するカルチャーは、強く残っていると思います。
転職を決める前に、どんな価値観を持った会社なのかを知るうえで参考にしたのがMVVです。そして5つのバリューの中で好きなのが2つあり、それは「圧倒的当事者意識」と「まずやってみろ」。
後述する私の価値観とsyncしており、この2つを特に意識し、体現していきたいです。
カンリーでやることは、各業態へのアプローチとマーケティングops(型化・仕組化)
スーパー・フィットネス・ガソリンスタンド・不動産・書店等々、カンリーが課題解決出来る店舗業態の範囲は広いです。その各業態の顧客理解を個々に深め、それごとに即した新規向け施策を迅速に実践します。
またマーケ施策は今も多く実践してる一方で、そのふりかえりをやり切れてないことがあるため、その仕組み化を進めます。
まさに以下のオペレーション工程を改善していく役割。「圧倒的当事者意識」で「まずやってみますね」
とある失敗談
唐突ですが、過去に失敗をしました。最も印象に残っている出来事なので鮮明に覚えてます。
これを書くのは常に順風満帆ではない等身大の自分を伝えたいのと、改めて自身を戒めたいためです。「佐久間、これからも忘れるなよ」と。
マネジメントの失敗
それは、とあるチームメンバー間でコミュニケーションや協業が難しい時期がありました。その際に私は双方のモチベーションを鼓舞したり、なだめることばかりを行っていました。
そうこうして時間が経ったある日、社内チャット上で私のマネジメントに対して一人の負の感情が爆発したのです。
社内で目にしてしまった方もいるので、当人や周りにも大変申し訳ないマネジメントをしてしまいました。
その後は本件に関して私と直接話したり、チーム編成を見直す等の対応で業務が滞らないように努めましたが、自分の稚拙さを痛感し、猛省しました。
まさに株式会社北の達人コーポレーション 木下社長が言う「人の管理≒人のモチベーション」にフォーカスし過ぎていたのです。
この経験から「仕組み」を作る・整理することを、より一層意識するようになりました。
マネジメント観点でなくとも、チームオペレーションが円滑にワークする仕組み作りは事業運営の軸の一つだと認識してます。
(今では当事者と忌憚なく話せる親しい仲間になってます。)
価値観
最後に、私が大事にしている2つの価値観を書きます。
①失敗する人≒チャレンジしてる人≒素敵
成長とはチャレンジの連続ですよね。ただし誰しもが初めての経験でスムーズにいくことは少ないはず。壁にぶつかりながら前進する胆力・行動力を持つ人を支え、自身も「まずやってみろ」のバリューを体現します。
ここでハーバード大学卒業生に向けたマーク・ザッカーバーグのスピーチの一節を。
「The greatest successes come from having the freedom to fail.
(偉大な成功は 、失敗する自由から生まれる)」
このスピーチに加えるとしたら、失敗をしたあとの「ふりかえり」が偉大な成功に繋がるかと。
※ここで言う「失敗」とは同じ業務を何度も失敗することではなく、初めてのことや不慣れなことに挑んだ際の「失敗」です
②コラボレーション
プロジェクトや業務を進めるうえでコラボレーションなしには、偉大な成功を掴むことは困難です。一人でやれることには限りがあるので。
そこでコラボレーションを促すためにも、「心理的安全性を担保したコミュニケーション」と「コミュニケーションのメリハリ」を常に意識してます。
心理的安全性に関しては、例えば目標未達の際に引き締める目的なのか敢えて激しい言い方をするなどは仲間が委縮するだけで、何のメリットもありません。Googleの研究では、チームの効果に影響する因子を重要な順に示すと以下のようになるとのこと。
心理的安全性 - 「チームの中でミスをしても、それを理由に非難されることはない」と思えるか。
相互信頼 - 「チームメンバーは、一度引き受けた仕事は最後までやりきってくれる」と思えるか。
構造と明確さ - 「チームには、有効な意思決定プロセスがある」と思えるか。
仕事の意味 - 「チームのためにしている仕事は、自分自身にとっても意義がある」と思えるか。
インパクト - 「チームの成果が組織の目標達成にどう貢献するかを理解している」か。
まずは「心理的安全性」です。それが担保されたコミュニケーションがあってこそ、効果的なコラボレーションに繋がるはず。バリューの「正直さ」を持ったコミュニケーションで、失敗(≒チャレンジ)をふりかえり、「ナイストライ!」と賞賛しあえる建設的な関係性を築いていきたいです。
「コミュニケーションのメリハリ」とは、集中と会話のタイミング(≒バランス)を保つことです。どちらかに偏りすぎていては効果的なコラボレーションは生まれにくいでしょう。
具体的には会議やチャットも重要ですが、質の高い仮説やアウトプットを生み出すためには各自が集中する時間が必要です。
チャットコミュニケーションでは即レスが尊ばれがちですが、(緊急連絡ではない限り、)集中する時間帯を設け、「自身のアウトプットにフォーカスする」のを重視する派です。なのでSlackのステータス機能には助かってます。(考えが異なる方もいらっしゃるかと思うので、恐縮です。)
一方で仮説の壁打ちやラフな相談、ブレストも大切ですよね。なので双方のバランスを両立させるための環境を作るのも、コラボレーションを生むうえで重視していきたいと思います。
以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に
カンリーでは積極的に採用を行っています。マーケターも絶賛募集中です!あなたの経験を活かし、一緒にプロダクトを成長させましょう。
チームで協力し合い、柔軟な発想で新しい挑戦を楽しめる方々のご応募をお待ちしています!マーケター以外も広く募集しています。