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リバースラボには、さまざまなプレイヤーがいます。
華々しくランキング上位に名を連ねる研修生、調子の善し悪しがダイレクトに成績に表れる研修生、そしていつか開花することを夢見てランキングの下位でひたすらもがく研修生… 今回の主役は、後者のプレイヤー亮太です。
彼が諦めていた努力を思い出すきっかけとなったのは、埼玉西支局への配属でした。
ポンコツ魂が静かに燃える亮太の昇格インタビューです!
■リバースラボに参加して1年、やっと見えた光
-リバースラボに参加する前は、どのような仕事をしていたの?
【亮太】介護の現場で働いていました。3年ほどですね。
-退職したのはどうして?
【亮太】給与面への不満や、自分が成長できるという実感をもつことができずにいたんです。YouTubeでホリエモンの動画を見るようになって、いつからか「稼ぎたい、自分の会社を持ちたい」と思うようになりました。
でも自分は話すことが不得意で、何よりも自信がありませんでした。そんな自分を変えたい、さらに稼ぐためのスキルと実績がほしくて、営業の仕事を探している中、人事の方と出会う機会がありました。
-そこでリバースラボのことを紹介されたんだね?
【亮太】はい。3Backsがどういう会社なのか、リバースラボの昇格基準の説明を受けて、成長したらその分役職も給料も上がるからいいなと思いました。ここだったら成長を実感できるだろうし、自分に自信をもつことができるかなと考えて参加を決めました。
-それが2018年の6月のことだね。あれから1年経ったけど、どんな1年だった?
【亮太】振り返ってみれば、悪い自分と向き合ったり向き合えなかったり、その繰り返しだったのかなと思います。最近でこそ、継続して向き合うことができていますが。
-自分と向き合うことは難しかった?
【亮太】大変でしたね(笑)。すぐ諦めたり、誤魔化したり、相手に質問された時に、どうすればいい答えができるかだけを考えている自分がいました。
とくに研修が終わった2カ月目は、現場に出ても全然売り上げを取ることができない、「ダメだ」って諦めてしまう悪い自分が前面に出て辛かったです。
-辞めることを考えたりもした?
【亮太】いえ、辞めるって選択肢だけはありませんでした。別に、2年間やり抜こうとか覚悟をしていたとかかっこいいものではなくて、「現実はこんなものだよな」って悪い現状に納得していただけでしたが…。
-最近では少しずつ売り上げが取れるようになったけど、きっかけはどのあたり?
【亮太】埼玉西支局に配属されてからですね。直上の涼さんが、昇給とか役職とか、自分の中でいつの間にか諦めていた目標を、見えるものに変えてくれました。
■ポンコツである誇り/MEMBER、そしてLEADERへ
-涼は具体的に何をしてくれたんだろう?
【亮太】外回りの時に電話をくれたり、事務所に戻った後の振り返りに付き合ってくれたりしました。電話はいつも、ルートを一巡して二巡目に入る18時頃なんですけど、必ずかけてきてくれて、流れ作業に陥りがちだった自分の意識を高い基準に引き上げてくれました。振り返りについては、涼さんはもちろん雄太さんとか、他のメンバーも手伝ってくれましたが。
※上司の涼(右)とのツーショット。彼との出会いが、亮太を変えるきっかけとなりました。
-売り上げを取ることができなかった最大の原因って何だったと思う?
【亮太】結局、自分の場合、一日一日を全力でやらないといけなかったのに、意識が低いままでやっていたので、上がったり下がったりの不安定な毎日が続いていました。だから、取れない期間が長引いたんです。
それを涼さんが、1日の中でどういう気持ちでやっていくのか?ということを、何度も何度も徹底的に教えてくれて、やっと気づいた感じですね。
-足りていなかった努力って何だろう?
【亮太】営業の仕事で大事なことって、どれだけ自分の強みを活かすことができるか、どれだけ全力でやりきって次の課題を増やすことができるか、だと思うんです。
先延ばしにしないで、目の前の課題に愚直に取り組むこと。今自分にあるものでぶつかっていって、ダメだったお客様はやり取りを振り返って、こうしたら何かが変わったかもしれないと考えること。自分の対応に常に疑問をもつこと。何が何でも最後の1ピンポンまで魂を込めて回ることと。
… すみません、具体的には何て伝えればいいかわからないのですが、全部大事なことですね。
-その指導が8月のMEMBER昇格という成果につながるんだね。
【亮太】はい。その前月の7月は拓弥さんに助けられながらも、月間売り上げが足りず昇格できませんでした。その悔しさをバネに、8月はなんとかMEMBERに昇格することができました。でも、あと15万の売り上げが足りていればLEADERという役職にも届いたんです。
その不足していた15万分の努力を、ひたすら追求したのが9月でした。
-でも、その意識もあって9月はLEADERに昇格したよね。それどころか結果を見れば20万の上振れ、これってすごいことじゃない?
【亮太】いえ、その月はもともとそこを目指すように言われていました。自分や新人の寛斗を上げようと、支局のメンバーたちが働きかけてくれた月だったんです。だから契約を取りやすいエリアを任されて、実際に結果を出すことができました。
なので、自分の中では設定された目標こそクリアしたものの、エリアに救われたという思いの方が強いんです。LEADER昇格達成という嬉しさも、少しはありました。でもやっぱり、どこのエリアに行っても確実に取れるような人間になりたいですね。
-なるほど、次回への宿題だね。リバースラボに参加する動機となった、自信のない自分を変えたいという目標があったと思うけど、プレイヤーとしてのひとつの目標を達成したことで、少しは意識的に変化した部分もあるんじゃない?
【亮太】そうですね。毎日立てた目標に対して、絶対やりきる、結果をもってくると気持ちを作ることはできるようになりました。たとえば昇格が確定した日も、まだその日の目標に達成していなかったので、気持ちを切り替えて業務に専念していました。
そうやって気持ちを作ることはできるようになりましたが、自分なら絶対取れるとか1番になれるとかは思ってないです。むしろ、劣等感は前よりも強くあります。ただ、自分はこれでいいんです。
-どういうこと?
【亮太】他人への劣等感が自分を奮い立たせているものなんです。そして、自分のような≪ポンコツ≫でも上がることを証明できた、だからこれでいい… これからも諦めないでがんばり続ければいいのかなって。
■かつての上司への恩
「今、感謝を伝えたい人は誰ですか?」
そう尋ねると、亮太は9月に3Backsを退職した 営業本部 山崎勇人課長の名を挙げました。
入社前の面接から亮太に関わってきた、かつての上司の卒業をどのように感じているのかー聞いてみました。
【亮太】寂しくなるな、って思いました。山崎さんには入社前からお世話になっていましたから。
ずっと「壇上に上がらせたい」って言ってくれて、仕事のことでも私生活のことでも、どんなことでも親身になって相談に乗ってくれました。ただただ感謝しかないです。悪い自分をわかってくれて、同じ目線まで下りて話を聞いてくれる人でした。
でも、山崎さんの下にいた時に、期待に応えるような成長ができていたかと聞かれると、少ししかできていなかったなって反省があります。山崎さんのおおらかさに甘えていました。
でも、卒業式があった決起会では話をすることができたんですよ。「俺が卒業するまでに、亮太と武の調子が上がってよかったわ、そのことが嬉しかったよ(笑)」、それから「これからも、がんばれよ」って。
最後の最後で昇格して、山崎さんを気持ちよく卒業させることができて本当によかったと思います。
リバースラボに参加して1年経った彼が悟ったこと、それは≪劣等感がある自分を強みにする≫ことでした。
そしてネガティブな要素をポジティブなものに切り替えて、かつての上司に見せることができたLEADERの背中。
次の段階はマネジメントフェーズ、他者と向き合う葛藤の日々がはじまります。
その前にもう一試練が待っているかもしれませんが、そのことは次回の昇格インタビューで詳しく聞いてみたいと思います。
Ryotaとの再会を楽しみにお待ちください!