認定NPO法人Teach For Japan

東京都

教室から世界を変える。

「すべての子どもが、素晴らしい教育を受けることのできる世界」を実現するため、教育や社会課題解決への情熱のある方々を独自に選考・研修し、２年間教員として公立学校の現場に配置するフェローシップ・プログラムを運営しています。 2010年度全米文系学生就職先人気ランキングでグーグルやアップルを上回り１位を獲得したNPO『Teach For America』をはじめとする、世界61ヵ国に広がるグローバルネットワーク『Teach For All』の一員です。

価値観

フェロー（教師）として学校現場に赴任する仲間のバックグラウンドは非常に多様です。大手企業に勤めてていた方もいれば、青年海外協力隊や国境なき医師団、プロサッカー選手として海外で活躍してきた方、ベンチャー企業出身者、そしてもちろん新卒の方もいます。経験だけでなく年齢も多様で、20代前半の新卒〜50代の方がともに学びあいます。教員免許の有無にかかわらず、多様な経験と情熱を持ち合わせた方々が集まってきていることが特徴であり、学校現場に多様性をもたらすことが重要であると考えています。

Teach For Japanが大切にしていることは、「学び合うコミュニティ」を形成することです。学校現場に赴任するまでの間、最長で10ヶ月間の赴任前研修を実施していますが、そこで重要なことは、受け身になるのではなく主体的に学ぶことですあり、学び続けることです。教師には「学び続ける力」が必要だとよく言われますが、学び続けるためには安心・安全のコミュニティが果たす役割が大きいと考え、良い関係を構築するためチームビルディングや対話を研修にも多く取り入れています。

赴任前研修、そして２年間現場に赴任している間も、定期的な面談やコーチングの機会があります。フェローカルテという、自治体が作っている教員養成指標をもとにTFJが独自に開発した指標にもとづいて、自己評価・他者評価を行い、長い目で成長に伴走していきます。

上記の通り、多様なバックグラウンド・年齢層の仲間と学び合うことになりますが、経歴や属性で上下が決まるということはありません。

教師にとって、「子どもの人権を守ること」「人権を尊重する姿勢を育むこと」は非常に大切です。まずは自分たちのコミュニティでそれを実現する必要があります。

教室で、子どもたちには「失敗を恐れず様々なことに挑戦してほしい」と願うはずです。まずは大人がその姿をみせられるようにして行きたいと考えています。