カッパの三平
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先日、World Robot Summitで青木社長が登壇・公演しました。そこで、これまでのロボットのこと、これからのロボットのことについて、話しました。
BOCCOのユーザーさんも公演を見に来られたそうで、「ユカイ工学さんは頑張っているね」とご連絡を頂きました。ありがとうございます。
さて、今のユカイ工学のHPのビジョンをまとめる為に、青木さんに直接伺ったお話があったので、今回はそれを紹介してみたいと思います。
中2の時に見た「ターミネーター2」がきっかけです。エンジニアのダイソンが一番好きでした。
ダイソンは爆弾持って最後は死んでしまうのですが、かっこいいのはそこじゃなくて、「家でPCを使ってプログラミングしている」ところがかっこいいなと思いました。
イノベーションが起きている領域がクラウドサービス・AI・音声認識といったコミュニケーションの機能に特化したところで起きています。逆に言うと、aiboのようなモーター、アクチュエーターのところはあまり起きていない。
そもそも、カッパの三平やトトロのようなお話が好きでした。
子供達が身の周りに妖怪がいて、友達になったり、いたずらをされたり、まっくろくろすけが屋根裏にいたりとか、そういう身近にいて可愛らしい存在としてロボットが身の回りに沢山いる。
そう言う世界を作りたい。そう言う存在になったらいいなと思いました。
それがココナッチとかBOCCOとかに繋がって行きました。なのでQooboも近いですね。
ロボットは妖怪に一番近い。ペットと人間は限りなく序列が近いが、その域を超えることはない。そういう存在だと思っています。
妖怪、かっぱの三平みたいに子供と一緒に遊べるロボットが欲しいと思って、かっぱのロボットKappanoidなどを作って来ました。ある意味、妖怪の王様、妖怪の主ですね。
ある意味自動改札機、自動販売機もロボットです。
技術的にロボットだと思っていても、ロボットだと誰も思っていない。
ロボットだと思うものは、人の顔がついていたり、生き物らしさを感じるもの。
そう考えると、僕たちがロボットと考えるものは、「人がロボットだと思うもの」
僕らの定義としては、人とコミュニケーションができる機械、さらに言うと、人の心を動かすことができる機械こそがロボットであると定義したい。
Qooboも技術的にはものすごくシンプルです。高度なセンサーや人工知能は搭載していないが、人の心を動かすことができる。
僕は、コミュニケーションロボットこそがつぎのユーザーインターフェースの主流となると考えています。
ロボットがネットワークや環境センサーと接続されることで、人間を深く理解し、行動をサポートすることが可能な環境がようやく整いつつあるなと感じます。
身の回りにロボットがいると、スマートフォンだけでは取れなかったデータがたくさん取れるようになります。それによって、人の気持ちが分かるようになったり、今日は疲れている、今日は元気だと言ったことがわかる。
その人がしたいことを先回りしてロボットが気遣える、お膳立てをしてくれる存在と言うのがロボットの役割になるのではないか?と考えています。
BOCCOも似たような機能は実現していて、ゴミの日を教えてくれたり、雨の時間を教えてくれたりします。
Qooboも撫でてる人の気持ちがわかったりすると、とてもいいなと思います。
アラレちゃんに出てくるせんべいさんみたいな人が沢山いる会社。でも、お金儲けする為には営業がいる。僕はせんべいさんみたいな人だと思っています。
新しいビジョンに書かれた「心を動かし、人を動機付けすることのできるインタフェース」「普段住み慣れた環境が『知能化』する世界」というのは、身の回りにロボットや楽しいモノが沢山あって人とあたかも生き物のように触れ合える世界ということなんです。
その点で、青木さんの創業からの思いは変わっていませんでした。
ユカイという言葉は、ソニーの設立趣旨書にある「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」に由来しています。「エンジニアがあつまって、ユカイにものづくりができる会社」という思いが社名に現れている。
これからもそんな会社を目指していきます!・U・
是非普段からユカイなモノを作っていきたいと妄想している方の募集をお待ちしております!(//∀//)