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WHY CRAZY? 「わたしが結婚式をつくり続ける理由」永野真梨 編

2021年10月21日に「WHY CRAZY? #2 〜わたしが結婚式をつくり続ける理由〜」オンラインイベントを実施しました。

イベント詳細はこちら

今回は「わたしが結婚式をつくり続ける理由」をテーマに、IWAI OMOTESANDOブライダルマネージャー 永野真梨 (通称:まる)とIWAI OMOTESANDO プロデューサー 山口菜月(通称:なっつ)の対談を行いました。

前職でも婚礼業界で活躍し、現在はCRAZYの最前線で結婚式を届け続けているふたりが登壇。「どうしてCRAZYに転職したの?」「結婚式を作る上でのこだわりは?」「これからCRAZYで叶えたいことは?」といった、キャリアや結婚式にまつわる話が盛りだくさんの回となりました。

本記事では、IWAI OMOTESANDOブライダルマネージャー 永野真梨 に焦点を当てて、対談内容を振り返っていきます。

※イベント対談内容の書き起こしを、一部編集しております
(モデレーター:日出美紗子)

「全く違う土俵で自分の力を試したい」
好奇心がキャリアチェンジの後押しになった

日出:
まずはじめに、まるさんはどんなキャリアを経てCRAZYへ入社したの??

永野:
私は新卒で大手結婚式場のウエディングプランナーとして入社して、そこから6年間、26歳までひた走ったんだよね。
がむしゃらに働いて、ある程度成果も出て「私やり切ったわ。」と心から思った時に転職のタイミングが来た感じ。

日出:
なるほど。CRAZYに入社する前に既に6年間も結婚式に携わっていたんだね。順番としては、転職しようと思ってからCRAZYに出会ったの?

永野:
転職しようと思ったタイミングでは、もう6年も婚礼の仕事をしていて、正直お腹いっぱいという気持ちもあったので、異業種で探してたの。

CRAZYは、旦那さんが「結婚式を挙げるならここがいいよ」と紹介をしてくれたのがきっかけで初めて知ったんだ。

日出:
異業種を検討してたんだね!知らなかった!旦那さんに紹介してもらってすぐにCRAZYに入社したいと思ったの?

永野:
その当時は、まだCRAZYも創業して数年の頃だったから公式のホームページも検索してもヒットしないくらいの規模感だったんだよね。

私自身が、当時業界最大手の婚礼会社で長く働いてたという自負もあったので「どこの素人さんが結婚式やっているんだろう?」みたいな、内心ちょっと小馬鹿にしながらみてたかな。笑

日出:
すごい上から目線だね。笑

永野:
だけど、旦那さんが「真梨に合うと思うよ」って勧めてくれたのもあって、ちょっと興味もあったから、「採用してますか?」と電話で聞いてみたの。

日出:
すごい行動力!

永野:
その時電話に出たのが社員ではなくインターンをしていた学生で、「中途採用行っていますか?」と聞いたら、「絶賛募集しています!」とすごい勢いで返事があったの。笑

その電話対応を受けて、他の会社とは同じ土俵に立っていない感じが好印象で、話を聞きに行ったのがCRAZYの採用を受けるきっかけになったかな。

日出:
斬新なきっかけだね。笑 その後どういう理由で入社を決めたの??

永野:
前職で結婚式の仕事をやりきったと思えた時に、「2年後の私はどんな進化をしてるんだろう?」って想像したら、これ以上のスキルの進化が明確に見えない気がしたんだよね。

次も同じ業界で働くのであれば、今までの環境とは全然比較対象にならないような土俵の全く違うところに行かないと、心のどこかで「前の自分の方が良かったかも」と後悔しそうで怖い気持ちがあった。

そんな時に偶然CRAZYに出会って、CRAZY WEDDINGという、何をやっているのか全くわからない得体の知れない環境に足を踏み入れてみたいという好奇心に、後押しされたかな。

日出:
怖いもの見たさに近い感じだね。CRAZYで一番ストイックなんじゃないかと思うくらい、まるさんは人生に対してストイックだよね。

山口:
本当にそうですね。怖いくらい。笑

ヒアリングはお二人の背景にいる人にまで想いを馳せる

日出:
まるさんは当時、CRAZYの中でも婚礼業界出身者第一号として入社したんだよね。実際に入社して、これまで勤めていた結婚式場とCRAZYとでは、打ち合わせのやり方とかで違いを感じることはあった?

永野:
会社によるからなんともいえない部分もあるけれど、私の経験からすると結構違うと感じたかな。

具体的に言うとCRAZYの打ち合わせは、ヒアリングへの比重が非常に高い。
ヒアリングに力を注いで、ヒアリングの内容から何かをアウトプットしていく打ち合わせの形はなかなか珍しいと思う。

よくあるのは、アンケートで事前に用意されている質問項目に答えてもらって、その内容をお二人と一緒にさらっていって終わりという形。

それに比べてCRAZYでは、2〜3時間という長い時間をかけて、人生を深掘りしていくというのが大きな特徴だね。

日出:
なるほど〜!CRAZY WEDDING ordermadeでもIWAIでも、どちらもヒアリングをかなり重要視しているよね。二人のこれまでの人生から結婚式の演出や時間の使い方などのアウトプットがされていくからね。

お客様の人生を深くヒアリングして、真髄に触れるための力はどうやって養っていったの?

永野:
私自身、CRAZYに来る前にもプランナーとして何年も仕事をしていて、ある程度お客様らしさを表現する結婚式をやれるつもりでいたんだよね。でもCRAZYに来て初めて「お客様の上っ面の情報しか聞けてなかったんだ」と思い知らされた感覚があったな。

その状態からお客様の真髄に触れられるようになったのは、私たちの目の前にいるお二人だけではなく、その二人の背景にいる人を想像して関わるようになったことが大きかったと思う。

このふたりをここまで育てた親御様の存在やふたりがどのように育ってきたのか、そこに一緒にいた人たちの存在、それらが今のふたりにどういう風に繋がっているのかに興味を持って関わることを意識している。

日出:
なるほどね。
CRAZYのメンバー自身も全員、ライフプレゼンテーション*1で自分も真髄にタッチするプロセスがあるよね。お客様の真髄に触れる前に自分とそれをやっているから、それを今後はお客様と一緒にやっていくみたいなことが自然と行われているのかもしれないなと聞いていて思ったな。

永野:
確かにね!

日出:
私自身も、入社前に森さん*2に「人生の目的って何?」と聞かれて考えたこともなかったし、全然言語化できない状態からスタートした記憶があるよ。

入社までのプロセスで「自分の人生」について自分自身で深く考える機会があるし、それぞれの人生について仲間とも対話する機会が多いから、誰かと関わる時に深く知ってないと満足できない感覚が、今ではあるよね。

永野:「目の前の相手が何者か知りたい」って常に思ってるよね。

「これくらいでいいか」と言う結婚式はひとつもない

日出:
ちなみに、結婚式をプロデュースしていく上で難しいと感じることや、悩むポイントはある?

永野:
一番悩むのは、おふたりや、ふたりのうちのどちらかが、結婚式に対して心を閉じてしまっている時かな〜。私たちに心を開いていただけていない時や、本当の意味で結婚式という1日におふたりが心を尽くせていない状態の場合が一番難しく感じるね。

そういう時に、私たちはどんなお声掛けをして、何をどう関わっていけばおふたりにとって結婚式の1日が本当の意味で価値のあるものになるのだろうと考え尽くすけど、そこに自信を持てない間はとても悩みますね。

日出:
なるほどね。そういう時どうするの?

永野:
とことん二人と率直に話すかな。
CRAZY WEDDING では特によくあるシーンだと思うんだけど、電話とかして「実は私こう思っていて・・・」と私の想いを率直におふたりに伝えてみるとかね。

日出:
お茶に誘ったりしちゃうよね〜。 「ちょっと本音で話しませんか」ってね。笑

永野:
本当によくあるよねそのシーン。

日出:
その結果、いまだに家族ぐるみで良いおつきあいさせてもらってる方も結構いる!「あの時お互いかなり本音で話しましたよね〜」とか今となっては笑い話になってるよ。

永野:
そうだよね。やっぱり本当の意味でおふたりと私たちが繋がっていないと、当日を迎えられない感があるな。

日出:
うんそうだね。プロデューサーみんな「これくらいでいいか」っていう結婚式では絶対終わりたくないっていう信念があるよね。

山口:
それを相談できる仲間がいるのもありがたいですよね。

ちょうど先週も週末に担当の結婚式を控えている仲間が「まだおふたりのベストに到達していない気がする」という悩みを打ち明けてくれて。みんなで残りの時間で何ができるかということを考え合ってという時間がありました。そういうことを仲間と共に真剣に考えられている日々を思い出して、いい会社だな〜ってしみじみ思いました。笑

「人間として誠実に」
常に本音でお客様と対峙する

日出:
参加者の方からいただいた質問の中にも、お客様と信頼関係を築いていきたいと思いつつ、どうしても営業成績というものが頭から離れずに苦戦しているというお悩みがあったけれど、この点についてはどう?

山口:
なるほど〜。お客様に尽くしたいという気持ちと、成果を残さなければという気持ちの狭間で悩んでいらっしゃるんですね。

日出:
私はもともと別の業界で法人営業の経験があるんだけど、CRAZY WEDDINGの結婚式の新規接客を担当している時は、おふたりの人生ややりたいことをたくさん聞いて言ったら、「どうやっても私がこのふたりの結婚式を担当しないと私が気が済まない!」みたいな状態にいつもなっちゃうんだよね。笑 だからいつもその気持ちをプロポーズしている。
「私はおふたりが絶対に結婚式をした方がいいと思っていて、しかも私がそれを担当させていただくしかないです!!!」みたいな。笑

私の場合は、私が「絶対にいい」と思うことと、成果が一致しているということがポイントかなと思いますが、まるさんはどうですか?

永野:
お客様も大人だから、目の前にいるスタッフが自分たちのことを本当に想ってくれてるかどうかは、話している中である程度わかると思うんだよね。話の中に少しでも営業の概念みたいなものが見えたら、それは相手にも伝わるし、それが伝わった瞬間に試合終了って私は思っているんだよね。

だから私は、お客様とお話をしていてたくさんの条件やご要望がある中で、常に誠実に本音で対話することを大事にしている。

おふたりがCRAZY WEDDINGで結婚式を挙げることがベストだと心から思えたら強く勧めるし、何か違うかもしれないと思ったら「今の段階では◯◯がお二人にとってはベストではないかもしれないです。でも私だったら、こういう提案をしたいと思っています。だから一緒に創らせてくれませんか? 一生に一度の大切な時間を心を込めてお届けする自信は間違い無くあります」という本音を相手を想って伝えるかな。こういうことの積み重ねで信頼関係って築かれるのかなと思ってる。

日出:
難しいね。信頼関係を築くって簡単ではないからね。そこに常に向き合っていくし、人間として誠実であり続けるということが大事なんだね。

「愛」とは、弱いものに寄り添うこと

日出:
参加者の方からまた素敵な質問をいただいたので回答していきたいと思います。「CRAZYは愛を大切にしている会社だと認識してるのですが、皆さんにとって愛とはどういうものか教えてください。」という質問です!

まるさんにとって愛とは何ですか?

永野:
一言で言うと、弱いものに寄り添うことかな。

日出:
なるほど。その心は?

永野:
元々CRAZYに転職する前は営業で契約を獲得することが何よりも重要視されていて、かなり強いメンタルが求めれていたし、私自身それが当たり前だったのね。だからそれについていけない人のことをあまり考えられていなかったし、理解もできなかった。だからその人たちをおいていってどんどん突き進んで成果を出すみたいな世界観の中で働いていたんだよね。

でも、CRAZYに来た時に初めて誰も置いていかない世界観というものを知った気がする。
心が強い人もそうじゃない人も色々な人がいて、自分とは違う概念の中で生きている人にも諦めずに寄り添って共に生きて行った先に、意外といい未来があるなと思ったんだよね。

日出:
なるほど!CRAZYに来て人との関わり方の新しい形に気づいたんだね。
ちなみに、今、CRAZYでは全社会議でフロムの「愛するということ」を輪読をして学んでいるんだよね。そんな形で「愛」について身近に学ぶようになってより一層、愛って多くの人が触れるべきもので、学ぶべきものだと私は思うようになったな。

愛は、答えがあるようでないようなものだと思うし、形として見えづらいので捉えるのが難しいのだけど、結婚式を作るっていうことも愛の表現。もっと小さなことで言うと、日々目の前の相手に対して全力で話すと言うことも、全て愛の表現だと思うんですよ。

だから、それを愛と捉えて、できるだけそれがみえるように、行動したりきっかけを作ると言うことに全社員が取り組んでいることが、CRAZYらしいなと思うよね。

永野:その通りだね。

子どもたちが幸せな未来をIWAIから作りたい

日出:
最後に、まるさんの今の人生の目標やそれをCRAZYという場ででどう実現していきたいかを教えてもらっていいですか?

永野:
私は出産という経験が今の私をつくった大きな出来事になっていると思っていて、私の人生を良い方向に向けてくれたのが育児という経験だから、それを経て子どもたちが幸せな未来を作りたいということを強く思っているな〜。

例えばIWAIで式を挙げてくださったおふたりにいつか子どもが生まれた時にお祝いのためにまた戻って来れる場所でありたいと思うし、親以外のIWAIで出会う大人たちとの触れ合いの中で、子どもたちに新しくて素敵な世界を見せてあげたいなと思っています。

だからこそ、IWAIをきっかけにご縁が繋がったお客様とは生涯をかけてのお付き合いをしたいと心から思っています。そういう未来を実現したいと思って今を頑張っているかな。

日出:
本当に、この仕事って丸ごと人生だよね。私も今まさに、ふうふのパートナーシップに関するアプリの開発に携わっているのですが、改めて思うのは、ふうふとかカップルって最小単位なんだよね。ここの二人から家族が生まれて、その周りにいるお互いの家族や大切なとなど、さらにたくさんの人が関わってくる。

このふうふのパートナーシップが二人の子どもや、新しく家族になる親戚や、それ以外の友人などにもとても影響すると思うからこそ、ふうふの関係性にアプローチするというのは、人間にとってとてもインパクトがあると思うんだよね。

CRAZYが愛がみえるきっかけとなる手助けをしたり、ふたりがよりお互いを知り、尊重し合える問いを与えたりという関わりをすることで、ふたりの人生やひいてはその家族の未来もより良い方向に変わっていくんじゃないかなと本気で思ってみんな日々突き進んでいます!!

永野:
いいまとめだね!笑


*1 ライフプレゼンテーション・・・CRAZYの組織文化である、自分の人生についてのプレゼンテーション。入社時に全員行う。現在中途採用メンバーは入社3ヶ月後に行う。
*2 森さん・・・株式会社CRAZY代表取締役社長 森山和彦

大手婚礼業界から転職し、全く環境の違うCRAZYでの新たな挑戦を選んだ永野。
「おふたりにとって本当に価値のある結婚式とは?」を問い続け、常に誠実にお客様と真正面から向き合う永野のストイックな在り方の理由がよく分かる内容でした。

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