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「動画クリエイターとして専業になることに不安はなかった」/SNS総フォロワー数900万人超のクリエイター・ケンティー健人さんにインタビュー!

 

 シズル感満載の料理とテンポのいい編集、穏やかな人柄で人気を博し、昨年には「TikTok Creator Awards Japan 2023 Creator of the Year」を受賞した料理系TikTokクリエイター、ケンティー健人さん。

 TORIHADAの100%子会社であるPPP STUDIOに所属するケンティーさんに、動画投稿のこと、TikTokクリエイターというお仕事のこと、TORIHADAに対するイメージまで、じっくりお聞きしました。

動画投稿について

Q.動画投稿を始めたきっかけは?

 根本を辿ると、承認欲求になります。ずっと家族で暮らしてきたのですが、一人暮らしを33歳で始めて、動画撮影を誰の目にも触れずに恥じらいなく撮影できるようになったので、その頃流行っていたTikTokを始めました。

Q.投稿動画のルーツはありますか?

 無言で自撮りをしながら料理を作る動画スタイルは、海外のクリエイターさんを参考にしました。2年ほど前に見かけて、自分も親近感の湧くこんな動画を撮影したい、発信したいと思ったんです。

Q.1日のスケジュールを教えてください

 まず、どんな料理を作るか考えます。それから買い出しに行って、動画の構成を考え、1時間から3時間くらいかけて撮影をします。撮影しながらライブ配信をすることもあります。そのあと編集して動画を投稿。編集には4、5時間かかります。投稿後は行けたらジョギングに行き、お風呂に入ったあと、電子書籍の中学英語テキストを2ページやります。英語に興味が出てきたので、ページ数は少ないですが継続が大事だと思っています。終わったら、好きなものを食べたり飲んだりしながらライブ配信をして、寝ます。

Q.アイデアはどのようにして考えるのですか?

 動画を作るときはまず、なにを発信したいかをしっかり決めます。次にどうやってそれを見てもらうのか、理由付けを考える。ただいきなり食材を登場させても、料理に興味のない人には見てもらえません。最初の5秒でその動画を見る意味を作れると、いろいろな方に見てもらえることが多いです。

Q.アイデア探しのルーティーンはありますか?

 まず、スーパーに向かって食材売り場を見渡します。そこから自分が食べたいものを選んで、スーパーをぐるぐる回りながら考える。それでも思いつかないときは、寝る前、ジョギング、お風呂中に考えると、よく頭がまわります。

Q.動画の構成はそうやって理論的に導き出すことが多いのですか?

 いろいろですね。アイデアが急に降ってくることもありますし、毎回じっくり取り組むのはモチベーションを保つのが難しいので、何も考えずにただ自分が思いついたことをそのまま投稿するときもあります。ただ、企業さんのPR動画のときは動画構成を数日間かけてじっくり考ることもあります。最初の5秒を決めるのがとても難しくて、いつも字コンテ(動画の構成を書いたもの)を出すのがぎりぎりになってしまいますね。

Q.そうした日々の努力が実を結び、昨年は「TikTok Creator Awards Japan 2023 Creator of the Year」を受賞されましたね。そのときは率直にどんなお気持ちでしたか?

 とにかく嬉しくて、まったく実感がありませんでした。ファンの方に報告したら喜んでもらえるかな、とわくわくもしました。ただ、自分でいいのか?という気持ちも大きかったです。

Q.今後の目標はありますか?

 まずは何より、これからも試行錯誤を繰り返しながら、世界中の人に動画を届けることです。あとは、夢なんですが、全世界で流行るような動画の構成を自分発信で作りたい。もしそんなことになったら、最初に動画投稿をし始めた承認欲求っていう部分では大満足です。それと、地元が福井県にあって大好きなので、福井の魅力を届けていきたいなとも思います。

Q.目標を達成するためにしていることはありますか?

 新しいことを始めるのではなく、動画投稿を楽しく継続するという根本的な部分が大事だと思っています。あとは、自分ひとりでやっても結果がでなければ、誰かに客観的な意見を言ってもらって、それを素直に聞くことですね。

Q.動画クリエイターとして活動する中で、嬉しいこと、大変なことを教えてください。

 大変なことは、TikTokのアルゴリズム上、本当に興味をかきたてるおもしろい動画でなければ拡散されないことですね。あとは企業と提携したPR動画を通してものを売ること。自分自身で言えば、動画を見てくださるだけじゃなく、イベントに来てくれるようなリアルなファンになってもらうことが難しいなと思います。 嬉しいことは、視聴者さんのいいねやコメントです。僕はTikTokのアルゴリズムは優秀で、本当にいい動画しかバズらないと思っているので、動画がバズったときはすごく嬉しいです。




動画クリエイターという仕事について


Q.今は動画投稿に専業されているんですか?

 そうですね。33歳のときに動画投稿を始めたんですけど、2年後に会社を退職しました。

Q.思い切った決断のように思いますが、大きな決断をするときに軸にしていることはありますか?

 1番大切なことは自分の意志だと思います。僕の場合、人に言われて会社をやめたわけではない。簡単なことではありませんでしたが、自分で覚悟を決めて、それをやり遂げるしかないのだと思います。

Q.動画クリエイターという、成功パターンが未開拓の場所に身を投じることに不安はありませんでしたか?

 正直言って、ありませんでした。もちろん生計を立てられたらいいなという気持ちはあったけれど、ビジネスでやっているという感覚が薄かったからです。これは今もそうですね。あとは、今まで会社で働いていた8時間以上の時間を使えば、何かしら結果に残るんじゃないかと思っていました。

Q.自分の好きなことを仕事にするときの、メリットとデメリットを教えてください。

 メリットは、モチベーションが保たれることです。例えうまくいかなくても、好きなことならなんとか乗り越えようと努力することができる。反対にデメリットは、その気持ちが余ってひとりよがりになってしまうところだと思います。結果が出ない状況で、同じことをやり続けて周りが見えなくなってしまうのは怖いところですね。




TORIHADA/PPP STUDIOについて


Q.PPP STUDIOに所属した経緯を教えてください

 動画投稿を始めて、まだ退職する前のとき、SNSにスカウトが届いていたんです。そこで事務所に興味を持って、2回の面談を経て所属になりました。有名な方が所属していた事務所だったので、その点で安心していました。

Q.個人で活動していたときと、PPP STUDIOに所属している今では、違いやメリットはありますか?

 個人で活動しているときは、ただ料理を楽しく発信しているサラリーマンでした。そんな自分に、事務所を通して企業からPR案件が来るようになったのは最大のメリットです。報酬は事務所を通したものですが、そもそも案件自体が事務所に持ってきてもらうものなので、不満も感じていません。また、動画のコンサルをしてもらうことで安定した再生数を獲得する動画を作れました。

Q.最後に、TORIHADAに対するイメージを教えてください。

日本一のSNSクリエイター事務所というイメージがあります。あとは、若い社員さんが多い会社なのかなと思います。いい事務所、というイメージがあります!

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