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【森の住人インタビュー】インターンから正社員へ。新卒ミキティがサンクレアに入社した理由とは?

大学2年時から、福山市のアンカーホテル、森の国で2度にわたる長期インターンを通して経験を積んだミキティは2021年4月から、正式にサン・クレアに新卒入社をした。
インターン時代の話や、ここでの仕事、これからの野望について、インタビューをしました!

Q. 大学では、何を勉強をしてどんなことに興味がありましたか?

大学は立命館アジア太平洋大学という、アジア太平洋の地域に特化した大分にある大学でした。もともと海外に興味があったので、半分以上外国人という国際色豊かな環境に惹かれてそこに入りました。

中学生の時からホテルで働きたいと思っていて、将来自分が経営者になってホテルを作りたいっていう夢があったので、経営学部に入って、マーケティングを専攻していました。

Q. 中学の頃からそんな夢があったなんてすごい。なぜホテルを経営したいと思っていたのですか?

最初は、経営をしたいというところまでは考えていなかったのですが、旅館やホテルでアルバイトを経験する中で、自分だったらこうするだろうなって思うことがあって。
ただアルバイトの立場ではできないことがたくさんあったので、いつかは自分がマネジメントできるホテルをしたいと思うようになりました。

Q. こんなホテルを作りたいというイメージはありますか?

インドネシアに作りたいと思っています。大学でも、インドネシア人の友達も多く、何度かインドネシアにも行きました。

インドネシアと聞くと、バリとか、ジャカルタのような発展した都市をイメージする人も多いと思うのですが、そういった発展している地域って、首都の一部のみで、全土でみるとまだまだインフラも整っていない町も多い国なんです。

なので、雇用を生み出して、インフラも整えて、現地の人の生活が少しでも豊かになるようなきっかけになるホテルを作れたら、と考えています。

Q. 地域活性化につながるホテル、まさにサン・クレアが森の国でやっているところと重なりますね。どんなきっかけでサン・クレアを知り、インターンをすることになったのですか?

大学のキャリアの説明会に、サン・クレアさんが一度きて講演されていたんです。そこで話を聞いたのが最初です。サン・クレアさんはホテル業の中でも、単純に新しいホテルを作るわけではないと言うところに惹かれました。
その時、広島県福山市のアンカーホテルでイベントを企画して、企画書を出すと言うインターンを募集されていたので、応募して、大学2年生の春、3週間のインターンに参加しました。

Q. アンカーホテルでのインターンでは具体的にはどんなことをやりましたか?

福山市のパン屋さんをめぐるイベントをやりました。イベントは1日だけ開催して、あとに残せるものとして福山市のパン屋さんマップを作りました。

イベントでは、自分で作成した福山市のパン屋さんマップを使いながら、私のおすすめのパン屋さんを宿泊客や地元の方と一緒に巡りました。イベント当日まで2週間の準備期間の中で、地元のパン屋さんに取材にいって、インタビューをさせてもらいながら、お勧めのパンを聞いたり、写真を撮ったり、チラシ作りやポスティングを行っていました。

Q. どんな経緯でインターンの仕事内容は始まったのですか?

もともとアンカーはアンカリストと言って、地域をつなげる学生がいて、宿泊の方と一緒に飲み屋さんに行ったり、案内する人がいました。
そして、インターンも、町とアンカーの人たちをつなげるイベントをやってくださいというミッションがあったんです。パンは自分が好きだったので、パンのイベントをやろうと。

Q. 大学二年生でゼロから企画するのは、どこから始めればいいかわからない人も多いと思いますが、どんな風に進めたのですか?

2週間後の〜日にイベントをします、と最初にFacebookで打ち出したんですね。
なので、それに間に合わせるしかないと思い、やることを自分で考えて進めていました。基本は一人で、たまに社員さんと相談しながらやりました。

インターンも色々な形があって、やることが最初から決まっているインターンと、割と自由度の高いインターンの2種類があるとしたら、サン・クレアは後者。
そこが良くも悪くも社会経験がない大学生にとっては難しい。

これが必要かなって自分で思って行動はしていたんですけど、抜けているところもあったし、ターゲットを決めていなかったり、集客面は全然考えられていなかったりで、今思うともう少し効率よく集められたんだろうな、と思います。

Q. でも、当日は宿泊客だけではなく地元の方も多く来てくれたということで、良い成功体験になりましたね。そして一年後、森の国で2度目のインターンをやったと言うことですが、なぜ2度目のインターンに参加することになったのですか?

本当は1年間フランスに留学予定だったのですが、コロナで半年で帰国したんです。
日本に帰ってきているのを知って、サン・クレアさんの方から声をかけてくださったんです。
コロナ禍で、神奈川の実家にずっと籠もっていたのですが、『森にきたら?』細羽さんからお誘いをいただいて。
大学もオンラインで、場所はどこでもできることなので、森行ってもいいかな、と思い、2020年の夏にここに来ました。

2年目、森の国ではどんなことをやりましたか?

『English Camp』の企画と、『森とパン』の店舗立ち上げの2つのプロジェクトのチームにジョインして1ヶ月半ほどサポートをしていました。

『English Camp』はスケジュールを組んだり、オンラインで世界中の人とディスカッションをするためのセッティングなどを行いました。
『森とパン』では、必要なもののリストアップや、収支年間計画を作りました。
大学で会計を勉強していたのですが、会社の収支を作ることはなかったので、実践面で勉強になることが多かったです。
また、お店のオープンってこんなに色々考えなきゃいけないんだと、表に見えていない部分のステップも相当あると言うことを知ることができて、勉強になりました。

Q. インターンを通して、サン・クレアに入社した決め手は?

人です。働く環境ももちろん良いし、人口の少ない町での取り組みもとても面白いと思いましたが、その中で働いている人たちがやりたいことを持って働いていることが1ヶ月半月のインターン生活の中で伝わってきて。
30年ぶりにお店がオープンするという話や、松野町の歴史の話なども社員さんから聞いていて、最後森とパンのオープンを見届けてからは、もうここだ、と思いました。

Q. 卒業後の進路を決める中で、大変だったことはありますか?

私の場合は、行きたい業種が決まっていて、軸が既にあったので、その点で悩むことはあまりなかったです。
一斉にみんな同じ格好をして型にハマった就活をしなくてもいいんじゃないかな、という考えを持っていたので、就職活動に対して焦ることはなくて、自分のペースでやっていました。

Q. 今は森の国で新卒社員として働いていますが、どんなお仕事をしていますか?

ホテルのフロント業務にも入りながら、『森とパン』のパン作りや販売もお手伝いしています。
他には今年の『English Camp』も今4人チームで企画中です。

予約サイトで、マーケティング、数字を追う、ところもやらせていただいていて、宿泊の傾向や
インスタグラムとの関連なども勉強しながらやってみています。

マーケティングに関しては興味もあるし知識ももう少し付けたいので、データを使って戦略的に見て、結果につなげていくようなことをできたら、と思っています。

Q. 大学での専攻も生かしながら、色々なことに挑戦していますね。ここで正社員として働き始めて1ヶ月ちょっと立ちますが、どんなことを感じていますか?

自然環境や、サステナビリティについての話題が上がることが多くて、SDGsについても大学でも勉強したので、その視点が入っていることがうれしいです。
SNSを運用している上で、伝えたいことを考える機会が増えたんですけど、もっと知ってほしいと思うところがいっぱいある場所だな、と思っています。

Q. 最後に、ここでの生活についても聞かせてください。

私は中学も高校も関東の学校で満員電車で通学していたので、真逆の自然の中での生活に憧れていました。
去年の夏、寝ている時に、ムカデに刺されたんですよ。虫は得意ではないですけど、そういう経験って都会だとできないなと思いました。
今日も死んだネズミを見つけて、埋葬したり。そんな経験も今までないので、新鮮です。
そういうのも含めて自然で遊んだ経験がないからこそ、全部が新しいですね。

華奢で柔らかい雰囲気をもつミキティは、話を聞いてみると、将来の明確なビジョンを持つ、馬力のある強い女性だった。
8年後、30歳になる時にインドネシアで自分のホテルを作りたいという夢に向けて、着実に一歩ずつ前に進んでいる。そんな彼女のこれからの躍進にも期待したい。

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