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意外と知られていないインハウスデザイナーの話

はじめまして。スナックミーでグラフィックやパッケージデザインを担当している御田(みた)です。

インハウスデザイナーがどんな働き方をしているのかって意外と知られていない気がして、今回は入社して約10ヶ月で「印象に残っている仕事」と「デザインする上で大切にしていること」について書いていこうと思います。企業によって仕事の範囲ややり方は違うので、あくまでスナックミーのインハウスデザイナーの仕事として読んでいただければ幸いです。

まずは忘れもしない4月の直営店オープンの仕事。入社してあと2ヶ月ほどでリアル店舗がオープンします!しかも1店舗目!と言われた時は一瞬時が止まりましたが、迷っている暇はありませんでした。

商品ラインナップもコンセプトも固まっていない状態でしたが、まず店頭に商品が並んでいるイメージだけでも作ろうと思い、簡易的にプライスカードとパッケージに貼るラベルを作って代表の服部に見てもらったら、お店っぽい!めちゃいいですね!と言われとりあえず一安心…。一発でデザインが決まることは珍しいので、まずはラフを作って様々な方向性を形にして、メンバーに見てもらうのは大切だと思っています。ブランドの立ち上げなど、1から作り出す仕事だと特に、意見をもらってブラッシュアップを繰り返し、完成という流れが多いです。

ちなみに検討した結果、全て手書きの(!!)プライスカードになりました。温かみのある店舗にとても合っているので今思えば手書きがベストだったと思います。

なんだかんだ他にも色々ありましたが(ここでは語り尽くせません…)なんとかオープンにこぎつけました。入社早々卒業制作を終えた気分でした…。


〈秋の森のにぎわいクッキー缶〉

クッキー缶のデザインは、日々の仕事の中でも比較的大仕事です。秋のクッキー缶は、缶のデザインと中身のクッキー両方で世界観を作りたかったので、パティシエの遠藤と話し合い「秋の森」というテーマで商品作りを始めました。中に入れることができそうなクッキー型などを候補に上げながら、それと同じモチーフをパッケージに載せることで、外と中の親和性が高いものが出来上がったと思います。完成品は自分でもお気に入りの商品になりました。


〈ギフトBOX〉

ギフトカテゴリーを強化をしていくため、ギフトBOXとショッパーも作りました。メーカーに見積もりを依頼し、紙の素材を選び、オペレーションでの組み立てやすさや、コスト感などを確認しながら進めていきます。限られた条件の中で、どれだけ良いもの(スナックミーらしいもの)が作れるかはいつも頭を使うところです。

最後に、デザインをする上で特に大切にしていることが2つあります。

・スナックミーらしいデザインかどうか

・わくわくできるかどうか

スナックミーらしいデザインとは、日々模索中ではありますが、「親しみやすい」「遊びごころがある」「おおらか」など、この辺りのキーワードを意識しながらデザインをすると「スナックミーらしいデザイン」になる気がしています。遊びごころという点では、例えば、定期BOXにちょっとした仕掛けをつけて、仕掛けに気づいた時にちょっと嬉しい気持ちになるようなデザインを意識しています。気づいたユーザーさんがSNSで写真をあげてくださっているのを見た時は、伝わった…!と心の中で嬉し泣きをしています。

わくわくできるかどうかは、「自分が作っていてわくわくするか」「お客様に届いた時にわくわくしていただけるかどうか」の2つの意味があります。

私はパッケージを集めるのが趣味(であり仕事)なんですが、このパッケージだったら自分も欲しい!と思えるものができた時はデザイナー冥利に尽きます。そしてそれがお客様に伝わったときは嬉しい気持ちでいっぱいです。

デザインについては基本デザイナーに任せられていますが、迷ったら他のメンバーに意見を聞くこともあります。こんなテキスト入れたら良いんじゃないか、こっちの方がスナックミーっぽい…などなどいつも的確なアドバイスをくれます。気軽に意見を聞ける環境というのもありがたいです。

色々なメンバーと関わりながら仕事を進めるのが好きな方、パッケージデザインに興味がある方、おやつが好きな方、ぜひお気軽に話を聞きに行きたいボタンを押してみてください!

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