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【代表インタビュー/後編】「レジ=精算」の時代はもう終わり。POSレジの未来を語る、スマレジ代表の「お店愛」が強すぎた!

本記事は代表インタビューの後編です。
前編をお読みでない方は、ぜひこちらからご覧ください!

【代表インタビュー/前編】「もうこれで最後や!」スマレジは"背水の陣"で生まれていた?倒産の危機から、会社が上場するまで | 株式会社スマレジ
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来たるデータ経営時代は、徹底した「お店」目線で

ーここまで会社の創設期からお話を伺ってきたのですが、今後は会社としてどんな価値を世の中に提供していきたいと考えていますか?

レジの歴史は100年くらいあって、元々は電機メーカーさんが築いてきたハードウェアビジネスの世界です。一方、スマレジはレジの“中身”であるソフトウェアとデータに特化して誕生しました。

これからのレジはただ精算するためのツールではありません。レジを通じて、「誰が・いつ・どこで・何を何個・いくらで買ったのか」といったあらゆるデータを蓄積し、分析し、活用してゆく。そんな「データ経営時代」が来ると私は確信しています。

スマレジの経営理念である「OPEN DATA, OPEN SCIENCE!! 」にも、その想いが込められています。誰もが簡単に、当たり前のようにデータ活用できる時代を創ってゆきたいですね。

ーデータ経営時代、ワクワクしますね!とは言え、理想に向かってまだまだ道半ばな部分もあると思います。現状課題に感じていることはありますか?

どれだけ意味のあるデータが集まっても、それを上手く活用できなかったら意味がないですから、私たち自身がもっともっとユーザー目線に立って「データの活用の仕方」「店舗経営の仕方」について学んでいく必要があると思うんです。そのためには、自社製品を自分たちが積極的に使ってブラッシュアップし続けることが最も効果的だと考えています。

そんな背景から、最近では焼き鳥屋台やバーの運営にも挑戦しています。あとは、「お店ラジオ」という店舗経営者をゲストにお招きするトーク番組を企画・放送していますね。

どんな活動においても、ユーザーと同じ目線で思考することを心がけています。これは、私や経営陣だけでなく、当社メンバー全員が経験すべき大切なことです。

▽山本代表がパーソナリティを務める「お店ラジオ」。radikoやvoicyでもご視聴いただけます★

お店ラジオ supported by スマレジ
この番組は、レジの半径5メートルにいるお店を取り巻く人間の、お店を取り巻く人間によるお店を取り巻く人間のためのラジオ番組。 店長さんやオーナーがどんな想いで店づくり、チームづくり、さては、通りの雰囲気づくりまでをしているか、お店に秘められたカルチャーを紹介をするインタビューラジオ番組。
https://www.interfm.co.jp/omise

「大成功」するために、進化し続ける

ー企業経営だけでなく、店舗運営やラジオパーソナリティまで、本当に幅広いご活躍だなと感じているのですが、山本さんは何をしている時が楽しいですか?

日々の成長が楽しいですよね。成長が止まったら老いが始まると思っています(笑)。

私自身、この規模の企業経営は初めてのことなので、本当に勉強の積み重ねなんですよ。当然、経営に関する著書を読むこともしますが、スマレジより規模の大きな企業の経営者に会いに行ったり、逆に規模が小さくても先進的な取り組みをしている企業の経営者のお話を伺ったりするのが楽しくて。自分の足を使って生の情報交換をするのが好きですね。

上場する前なんて、ここだけの話、バランスシートの意味すらあまり分かってなかったですよ(笑)。そんな私も今は他社の決算書を“きちんと読める”ようになりましたし、数百名の社員を前に堂々と話すこともできるようになりました。その一方で、最近始めたたった3坪の小さなバーの経営に苦労してたりもします。それがまた楽しいんですけどね。

ーできないことや初めてのことに対してもポジティブに向き合われている姿が印象的です。日々成長していくためにも、山本さんが大事にされていることはありますか?

大成功したいと思っているので、変化し続けたいですね。現状維持はすぐに飽きちゃいますから。なので、最近座右の銘を作りました。「行けるとこまで、いく」です(笑)。

どこまで行っても私はメーカーでありたいので、"いいもの" を作りたい。いいものを提供してお客さんに喜んでもらえることが第一です。それは、私にとっての"いいもの"ではなくて、お客さんにとって"いいもの"でなければならないので、常に進化し続けることでもありますね。立ち止まったら老けちゃいそうです(笑)。

ーただ高機能なだけではなく、その先のお客さんの感情を動かせたら素敵ですよね。一方で、山本さんの仕事以外の時間の過ごし方も気になるのですが......?

休日はよくオートバイに乗っています。ツーリングやキャンプ旅に出るのも好きですし、オフロードコースを走るのも好きです。

最近だと、長渕剛さんがInstagramに投稿していた鹿児島のラーメン屋が気になって「ここ、行こう!」と、みんなで大阪から鹿児島まで走りました。鹿児島のラーメン屋に辿り着くまでに、なんと3日間もかかりました(笑)。

旅の途中で立ち寄ったお店では「ここのお店はすっごく行列ができていて、営業時間が何時間、座席数が何席、客単価がこれぐらいだから......売上はきっといくらぐらいだね」と勝手にお店の経営を試算したり、ロードサイドに並ぶ看板広告をみて、その街の商売や経済圏を仲間と推測したりして楽しんでいます。職業病ですかね(笑)。

ーそれは完全に職業病ですね!

年々、私の思考がIT経営者というより、ユーザー寄りに偏ってきているなという自覚はあります(笑)。

「お店」が元気になれば、「街」が元気になる!

ーお話を伺っていて、山本さんの止まらない「お店愛」が伝わってきました(笑)。今興味があることや将来やってみたいことがあれば、ぜひ教えてください!

飲食店でも、小売店でも、ホテルでも、ショッピングモールでも、店舗経営から始まる街づくりにとても興味がありますね。偉大な成功者の皆さんを見ていると、やっぱり自分の店だけではなくて、その周りの街全体を見ているように感じることが多いんです。

ー“街全体”というと?

例えば、お店ラジオのゲストにも来ていただいたJINS代表の田中さんは前橋市で街づくりを、SHIFT代表の丹下さんは広島でまちづくりを、SanSan代表の寺田さんは徳島県で学校づくりをされているんですよ。ある程度事業で成功されている方々は、事業で得た収益を純粋な社会貢献に回していらっしゃる。共感できる部分がたくさんありますし、私もそんな考え方のできる経営者でありたいなと思っています。

ーすごく面白そうですね。店舗と密接な関係にある当社だからこそできる、新しい視点だなと感じました。最後に、山本さんから読者のみなさんにメッセージをお願いします!

個々の成長が全体の成長に繋がると思っていますから「会社を大きくするために頑張りましょう!」なんてことは言いません。

当社はまだまだ成長過程にありますから、個人が成長し続けないと、会社の成長スピードに着いていけなくなってしまいます。会社も、個人も、共に成長していきましょう!

いかがでしたか?

今回は、前編・後編に渡り、山本代表がエンジニアになったきっかけからスマレジの誕生、そして今後目指したい姿まで、盛りだくさんの内容でお送りしました!

スマレジはこれからも、テクノロジーの力でお店や街を元気に、そして社会全体に貢献できる存在であり続けたいと考えています。少しでも興味をお持ちいただけた方は、ぜひ気軽にご連絡くださいね(^^)


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▽代表インタビュー前編!合わせてご覧ください★

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