11月27日(日)、当社がダイヤモンドスポンサーとして協賛する「U-22プログラミング・コンテスト」の最終審査会が実施されました。
「U-22プログラミング・コンテスト」は自らのアイデアを、プログラミング技術で表現する作品提出型のコンテスト。今年も多くの応募があり、最終審査会では当社がスポンサー企業賞として送る「いい未来をつくるで賞」も選ばれました。
▽当社が本コンテストに協賛する背景については、こちらで詳しくご紹介しています!
そして、毎年恒例になりつつあるのが、コンテスト後に開催される学生さんとの交流イベント。
今年もコンテスト応募者の中から希望者を募り、オンラインでの社員座談会を開催しました!
当日は事前に準備していたパネルディスカッションだけではなく、学生さんから現役エンジニアに対する質問も積極的にしていただきました。せっかくなので、イベントの一部始終をお見せします★
▽夏には大学生向けのリアルイベントの開催も実施しました!
Q.そもそも、なんでエンジニアになったの?
前半、簡単に会社紹介を行なったあと、パネルディスカッションがスタート!
今回の登壇者は、CTO・宮崎さんとスマレジエンジニアのOさん・Tさんの3名です。
まずは自己紹介から、プログラミング学び始めた時期やエンジニアになったきっかけ、スマレジに入社した理由などを深堀してみると……?
宮崎さんは建築系の進路に進んだものの、なかなか興味が持てず「これからはITでしょ!」と思い立ってエンジニアに。また、Oさんは中学生の時には既にプログラミングの世界に足を踏み入れていた一方で、Tさんは社会人になって全くの異業種からエンジニアにキャリアチェンジしたそう。三者三様の歴史がありますね(^^)
Q.あなたが思う自社開発の魅力、「ビジネスのできるエンジニア」とは?
採用活動においても「自社サービス企業に行きたい」という理由でスマレジへの入社を決めていただく方も多くおり、何かと気になる“自社開発ならではの魅力”。また、弊社のエンジニア採用におけるバリューの1つでもある“ビジネスのできるエンジニア”について、スマレジエンジニアはどう考えているのでしょうか?
■宮崎さん:
とにかく開発における自由度が高いこと。「誰に、何を、いつ提供するのか」を全部自分たちで決められるのが大きな魅力。苦労も多い分、サービスをローンチして初めてお客さんがついた時は嬉しかったなあ……。
■Oさん:
お客さんの人件費や工数をいかに削減できるかという視点を持ちながら開発ができるエンジニア=「ビジネスのできるエンジニア」だと思っています。BtoCサービスは個人の好みなどの不確定要素に影響されやすいですが、BtoBサービスを開発するにあたって考えることは案外シンプルなんですよね。
▽当社の開発バリューについてはこちらでご紹介しています!
Q.学生時代の経験が今につながっていること、学生時代にやっておいた方がいいことを教えて!
学生目線で気になることランキング1位?事前に回収した質問でも多く寄せられたこの質問。
現役エンジニアだからこそ伝えられるアドバイスをたくさんしていただきました。きっと学生さんの参考になったはず(^^)
■宮崎さん:
「この人今こう思ってるだろうな」みたいな“人間の機微”を感じ取れる人間になってほしいなと。そのためには、遊びやアルバイトを通じていろんな経験や人間関係を築くことが大切だと思っています。エンジニアとして就職したら、嫌でもプログラミングはやることになるので……(笑)。
■Oさん:
勉強しておいた方が良い具体的な言語やスキルは特にないかな?業界の進化が早くて結局変わっていくものなので、学生時代は何でも挑戦してみてほしいです。エンジニアの仕事は基本的にやったことないことをやるので「誰かやらない?」となった時に進んで手を挙げられるような、尻込みしない姿勢は大切だと思います。あと、学生時代の勉強という意味では、自分は理系だけど実は国語が結構好きでした。エンジニアの仕事って、意外と文章を書いたり読んだりする機会が多いので、国語を勉強しておいて良かったなと思いますね。
■Tさん:
僕は最初プログラミングスクールでRubyなどから勉強し始めて、今は仕事でPHPを使っているので、後々使う言語が変わったとしてもシステムが動く仕組みを追える言語を勉強するのが良いかなと思います。プログラミング以外で言うと、いろんな人と出会って、いろんな価値観に触れた経験が自分の財産になっています。考え方の違いを“面白い”と思えるようになりました。あとは、自分が得意なことをちゃんと把握すること。簡単には見つからないものだけど「自分の得意なことってなんだろう?」とか「自分はどういう風になっていきたいんだろう?」と考えてみる。意外と自分で強みだと思っていたことが少し違ったり、自分で気づけていない強みがあったりするものです。
Q.顧客や社内の非エンジニアと接する時に意識していることは?
イベントでは、学生さんから寄せられた質問にも時間の許す限り回答させていただきました。
「そう来たか……!」というような視座の高い質問や、学生さんならではのピュアな質問も多く、答えるのも一苦労?!
その中でも、顧客からの具体的でない要望への対応や、非エンジニア社員とのコミュニケーションにおいて、日頃どんな点に気をつけているのでしょうか。
■宮崎さん:
顧客の要望は具体的でなくて当然なので「根本的な目的は何か?」を徹底的にヒアリングしてシステム化するのが我々エンジニアの仕事。とは言え、全ての要望を一度に実現することは難しいので、投資に対する工数削減や成果がどれくらい見込めそうかを考え、優先順位をつけながらいかに要件に落とし込むかが腕の見せ所です。また、システム化に際しては基本的に自分の専門外の業務に関わることになります。想像力を働かせて顧客が今やっていること・これからやりたいことを顧客よりも先にキャッチアップし、実現可否の解像度を上げていく。相手に「この人めっちゃ賢いやん!」と思わせるのも期待値コントロールにおいては重要だったりします(笑)。
■Oさん:
非エンジニアとのコミュニケーションにおいては、使う用語に気をつけています。プロダクトで使っている用語も表記揺れなどしないように、ヘルプサイトに使っている表現をそのまま使うようにしています。仕事中はslackでのテキストコミュニケーションが多いので、話が噛み合わなかったり、反応が違ったり相手が勘違いしてそうだなと感じたら都度確認しますね。少し多めに補足を書いたり、相手の言葉をよく聞いて、見落としがないようによく注意します。
■Tさん:
専門用語を使わず“1センテンス1情報”を意識して、なるべく簡潔に伝えるように心がけています。非エンジニアと言っても、社内の人ならある程度リテラシーは高いので話は通じやすいですが、例えば「〜できます」の一言が拡大解釈につながらないように、“できる”が指す範囲がどこからどこまでなのか具体的に確認するなどの工夫をしていますね。
Q.学生の皆さんに送るメッセージ
気づけばあっという間にイベントも終盤に。最後は、スマレジエンジニアから学生の皆さんにメッセージを一人ずつ述べてもらいました。
「今頑張っている学校やプログラミングの勉強が将来につながるので、ぜひ頑張ってくださいね!」
……そんなメッセージかな〜?と思いきや、意外な内容もありました!
■宮崎さん:
「学生時代にやっておくべきこと」でも話しましたが、エンジニアになれば必然的にプログラミングをやることになるのので、学生時代はプログラミングはほどほどに、それ以外のことを思いっきり楽しんで!
法を犯さない範囲で「ここまでやったらさすがに怒られるのか〜!」くらいのギリギリラインを攻めてみてください(笑)。
■Oさん:
面白そうだなと思ったことは何でも関わってみてください。きっと良い思い出になると思います。僕は今でも誘われたら断らない主義(笑)。気になったらまず参加してみて、微妙だったらそれはそれで良いと思っています。皆さんもそんな軽いフットワークで行動してみてほしいです。
■Tさん:
本当に自分に向いていることや好きなことは、やってみないと分からないと思っています。プログラミングも、一生懸命やってみて初めて本当に好きかどうかが分かると思うし、プログラミングとは全然違う好きなことが見つかるかもしれない。広い視野で色々なことに挑戦してみてください。
満足度100%達成!皆さんお疲れさまでした(^^)
イベント終了後に実施したアンケートでは、なんと満足度100%という結果に!
皆さんから寄せられたコメントを一部抜粋します★
ビジネス寄りのお話が多くて参考になった。
普段聞くことができない経験などをお話していただいて本当に参考になりました。この機会で自己を見直すきっかけになりました。今開発しているプロジェクトにも参考になったので更に磨きをかけていきます。
エンジニアの方々としてのお話はもちろん、最後の宮崎さんの犯罪にならない程度になんでもやるという話など、終始笑ってしまう楽しい時間でした。
プログラミング学習をしているだけでは知ることのできない現場の声を感じ取れました。自分の将来に繋がる意見を聞けて、参加して良かったと感じました。
要件定義の仕方やコミニケーションの方法など参考になりました。相手が技術についてわからないのが当たり前という話は大変参考になりました。
……どれも嬉しいお言葉!!!開催冥利に尽きます(泣)
まさに学生の皆さんにとって普段なかなか触れられない現役エンジニアのリアルボイス。新鮮に感じていただけたようで何よりです。
最後まで積極的に参加いただいた学生の皆さん、そして貴重なお話をしていただいた宮崎さん・Oさん・Tさん、本当にありがとうございました!
当社は「U-22プログラミング・コンテスト」の協賛をはじめ、ITクリエイティブ人材の育成を通じて、これからもIT業界をますます盛り上げていきます!
また、エンジニア中途採用はもちろん、現在学生向けの開発インターン生も募集中ですので、ご興味を持って頂いた方はぜひお気軽にお問い合わせくださいね(^^)
▽当社はさまざまな角度でITクリエイティブ人材の育成に力を入れています!