- プロダクトマネージャー
- フリーランス・サーバーサイド
- カメラマン・フォトグラファー
- 他27件の職種
- 開発
- ビジネス
- その他
千では四半期、半期、通期のタイミングで全社表彰があります。
今回『note』の機能開発をほぼ1人でリリースまで完遂したことを評価され、四半期のMVPに選出された新卒2年目のエンジニアのH.Tさんにインタビューを行いました。
プロフィール
H.T(2019年4月新卒入社)
東京大学大学院を卒業後、新卒でエンジニアとして千に入社。幼い頃から創作活動が好きで、学生時代は放送研究会に所属しラジオ放送や動画制作、そして制作物広報のためWebサイトも自作。現在もプライベートの創作活動は続けており、エンジニア業と両立している。
今回受賞の対象となった『note』のWebアプリケーションについて、どのような機能か簡単に教えて下さい。
保育ICTシステムの『Hoisys(ホイシス)』と連携できる『note』というWebアプリケーションを作りました。
ホイシスは2020年に千の子会社になった保育ICTで開発されたサービスで、保育士さんへ向けた業務支援システムです。今までは保育士業務や保育士間コニュニケーションがメインのシステムでしたが、「保育園と親子を繋ぐ」ことが千の得意とする分野ですので、そういった機能を今後は搭載していく予定です。その第一弾として、noteという園情報を保護者が閲覧することができるWebアプリケーションを開発しました。
初めてのゼロベースでの機能開発は、自身の経験としてもプラスになった
今回の機能開発で大変だった点を教えて下さい。
私がゼロベースでサービスの機能開発を行うのが初めてだったので、大変だったというよりは、難易度が高いことに挑戦させてもらえる点で楽しかったです。
その中で、私個人として良い経験になったと思えることは2点あります。
ひとつはDB設計や開発環境の構築から携われたことです。
これまでの業務では、既存サービスの改修がメインだったので、すでにある開発環境やDBを用いての業務がメインでしたが、今回はdockerを用いての開発環境の構築から手探りで行いました。新機能を追加しただけでなく、骨組みからの開発を行ったことで、作り手としての経験値が上がったような気がします。
2つ目は、フロント側のフレームワークにReactを取り入れたことです。
千の多くのサービスではフロントのフレームワークにVue.jsを取り入れていますが、新しい技術を使っての開発をしてみたい気持ちがあったので提案してみました。社内で検討を重ね、最終的には意向を汲んでもらえたのは嬉しかったです。
会社として使い慣れていないフレームワークということですが、どのように作業を進めたのですか?
私が担当したのはフロントのロジックとバックエンドの開発全般で、フロントのデザイン関連はチームメンバーが開発しましたので、好きな分野に専念できる環境でした。
社内にもReactを使っての開発にそこまで詳しい人がいない可能性が高かったので、チュートリアルやスタック・オーバーフローを見ながら、手探りで開発を進めていきました。
まずはなんとかなんとか作り切ったという段階で、これからもアップデートをしていく必要はあると思っています。
開発途中の段階では「大変だな」と思うこともありましたが、振り返ってみると “ものづくり” に没頭できていたなと思います。
ライフワークともいえる“声の仕事”との両立について
ものづくりが好きということですが、仕事意外でもそういった活動は行いますか?
はい!副業で声の仕事をしているのですが、ゆくゆくはエンジニアと声の二足のわらじでやっていきたいという思いがあります。
それは珍しいですね!仕事との両立で工夫していることはありますか?
レコーディングの他に、レッスンに通ったり、オーディションを受けたりするのに時間をつくる必要があります。
フレックスタイムの勤務体系なので、夕方からレッスンがあるときは勤務開始時刻を7:00~にして早めに仕事を切り上げられるように調整したり、有給を使ってオーディションに参加したりしています。
気付いている人もいるかもしれませんが、会社でのコミュニケーションの中で練習を行うこともあります。例えば笑い方を変えてみたり、少し声色を低くしてみたり(笑)。あと、自宅に防音ルームをつくり、そこに録音機器を設置しています!
声優と両立させて仕事をしていきたいという思いが学生時代からあったので、副業ができることと勤務時間の融通がきくことが私の就職活動の軸でもありましたが、それが叶えられる今の環境はありがたいです。
ものづくりが好き。エンジニアはその気持ちが活かせる仕事。
趣味が仕事に活きていると感じることはありますか?
はい。最近では声優としての活動の他に、開発の分野でも趣味の活動を行っています。
自分で「なぞなぞ」をプログラミングしたウェブサイトを公開したり、オンラインのボードゲームを作成したりしています。
エンジニアリング含め、創作活動全般が好きなので、まさに好きなことを仕事にできている状態です。
私は人と話すことも好きなので、社内のエンジニアと意見交換をしながら、より良いものをつくっていけることも楽しみのひとつです。社内のエンジニアは惜しみなく意見出しを行ってくれるので、その中から新しいアイデアが生まれると楽しいですね。