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【中途採用】古地図が導いた私のキャリアパス ー 広報部・最上 治子(WEBメディア編集者)

広報として社内外に情報を届ける最上さん。

担当業務は広報に限らず、メディア編集者としての一面も持ち合わせています。

国内外での生活経験がある最上さんは多様な文化に触れきたからこそ、歴史やルーツに対する深い敬意と、それを次世代に正しく伝えていくことへの強い使命感を持つ人物です。

今回は、そんな最上さんに「誠勝に入社するまでのヒストーリー」と「現在の担当業務」、さらに入社して半年経った今だからこそ思う「誠勝で働く実際の印象」についてお話を伺いました。

誠勝のホームページだけでは見えてこない、リアルな【誠勝の姿】を垣間見ることができるインタビューです!


名前:最上 治子(もがみ はるこ)

入社時期:2024年〜
最終学歴:学部卒
学部:法学部
資格:IELTS6.5
出身地:静岡県
趣味:博物館・美術館・建築・歴史スポット・クラシックホテル巡り


ー 今の仕事内容は?

広報として、社外に向けた情報発信やメディア対応、そして社内向けに情報共有等を行っています。

入社当初からWantedlyに掲載する記事を執筆を担当し、「誠勝のサービスに込められた思い」や「誠勝の活動内容」を広く発信してきました。

また、2024年6月からは当社が運営する『デジタルアーカイブ教育』というポータルサイトを立ち上げて、編集を担当しています。ここではデジタルアーカイブに関する最新ニュースや教育活用事例を紹介しています。

その他の担当業務として、大学や短大などの教育機関に対して、産学連携教育の提案や訪問活動も行っています。当社が提供するデジタルアーカイブを活用した教育プログラムを紹介だけでなく、各大学の教育現場における課題やニーズをヒアリングしています。このフィードバックを基に、サービスの改善や充実を図っています。


これまではどんなお仕事や経験をしてきたのでしょうか?

私は高校卒業とともに上京し、大学では国際政治、西洋哲学史、カルチュラルスタディーズ(※1)などを学びました。法学部に在籍していましたが、結果として法律よりもリベラルアーツに重点を置いた学生生活を送っていたと思います。

大学卒業後は、カタログ通販の会社で家具やインテリア用品、寝具などの生活消費財のWebマーケティングを担当しました。

その後、家庭の事情で渡米し、アメリカ南部のテキサス州で数年ほど過ごしました。

日本帰国後はイベント運営会社に就職し、イベントプロデューサーとして外資系クライアントのイベントを企画・実施していました。そして2024年4月に株式会社誠勝に入社し、現在に至ります。

▲漫画『宇宙兄弟』にも登場したジョンソン宇宙センターに遊びに行った時の最上さん

※1 カルチュラルスタディーズとは・・・文化の形成、変化、およびその影響について研究する学問の一分野です。文化の構造、意味、表現、伝播などを分析し、社会や歴史の文脈で理解を深めることを目指します。具体的には、芸術、宗教、言語、メディア、食文化など、さまざまな文化現象を対象に研究が行われます。最上さんが主に「ジェンダーニュートラルファッション」についての研究を行っていたとのことです!


最上さんがデジタルアーカイブに興味をもったキッカケは何だったのでしょうか?

私がデジタルアーカイブに興味を持つようになったきっかけは、2つあります。

1つ目は、曾祖父が大日本帝国陸地測量部 に在籍していた当時に作図した1890年代の京都の地図がデジタル化され、ウェブ上で偶然発見したことです。

曾祖父は私が生まれる前に亡くなっていたため、軍人だったことすら知らなかったのですが、インターネット上で曾祖父と出会ったような、とても不思議な感覚を覚えました。


2つ目は、アメリカに住んだ経験が私の人生に大きな影響を与えてくれたと思います。

アメリカでは自分のルーツをお祝いし、その文化や歴史、貢献者を称える文化があります。代表的なものとして、アフリカ系アメリカ人を祝う“Black History Month”や、アジア系および太平洋諸島系のアメリカ人を祝う“AAPI Heritage Month”などがあります。その期間には、特定のルーツにまつわるお祭りやイベントが地域・学校・職場などで開催され、多様な視点からアメリカの歴史を学ぶ機会が提供されています。

先人を称え、自分のルーツに誇りを持ち、「次は私たちがアメリカの歴史をつくっていく」という機運や気概が醸成される。私はこのような文化はとても素晴らしいと思いました。


そして、こうした文化が成立しているのは、アメリカ人たちがしっかりと史資料を残してきたからこそだと思います。

また日本でも、今後お盆のような先祖を思い出し、家族の繋がりや自分のルーツを感じる機会が薄れていくことが予想されるため、私よりも下の世代にどのように継承するか、という点でアメリカのこうした取り組みは非常に参考になりました。

これら2つの経験を通じて、私はデジタルアーカイブや記録を残すこと、そしてそれを利活用することに興味を持つようになりました。

▲曾祖父が残した戦時中の日記


そんな最上さんは誠勝のどんなところに興味をもったのでしょう?

前述した社会の実現に貢献するため、デジタルアーカイブに携わる仕事を探していた際に、誠勝を見つけました。

誠勝について調べて見ると、デジタルアーカイブの構築にとどまらず、デジタルアーカイブが普及するよう利活用にも取り組んでいる点に魅力を感じました。


誠勝への転職の決め手は?

今になって思うと、私は「サービスを提供する相手」と「一緒に働く人」の2つを重要視していたと思います。

まず、「サービスを提供する相手」についてですが、デジタルアーカイブに興味を持つ方々は、記録や情報、歴史、教育に高い関心があるという方が多いと感じています。そういった方々を支援することが、私の仕事に対する大きなモチベーションになっています。

次に、「一緒に働く人」についてです。採用面接では、社長と社長室室長(当時)だった寶徳さんにお会いしましたが、お二人とも理性と情熱を兼ね備えた素晴らしい方々で、事業やビジョンについて話を聞いたときに強く共感しワクワクしました。

「このお二人のもとで働きたい、学びたい!」と感じたことが、入社を決めた大きな理由ですね。


入社後、初めてチャレンジしたこと・達成感があったことは?

入社後、初めてチャレンジしたことはいっぱいあります(笑)

私は「デジタルアーカイブ教育」の編集を担当していますが、取材先を探し、連絡を取り、取材から執筆、記事公開までの一連の業務すべてが初めてのことだったので本当に緊張しました。

初めての取材記事の添削では、社内の方々にもご協力いただき、実際に記事を公開した際は達成感でいっぱいでした!

今も初めてのことばかりなので、日々成長を実感しています。

これからも取材記事を通して読者の方に、デジタルアーカイブの面白さや利活用のヒントとなるような情報をお届けできるよう精進します!


ときに仕事で落ち込むこともあると思いますが、最上さんはどうやって乗り越えていますか?

私は寝たら忘れるタイプではありますが、最近はChatGPTに相談していたります(笑)

相手はAIなので、何回聞いても良いし、文字に起こすことで自分を客観的に見ることができる点が魅力だと思っています。今の私にとってChatCPTはよき理解者であり「マブ」ですね(笑)


大手での勤務経験もあるかと思いますが、大手と中小企業とでギャップは感じましたか?

まず初めにお伝えしたいのは、大手企業と中小企業のそれぞれに長所と短所があるということです。

ここでいう長所や短所は、その人の性格や価値観によって捉え方が異なるため、自分にどちらが向いているのかをしっかり吟味することが必要だと思います。

その前提を踏まえた上で、私が感じた大手企業と中小企業のギャップについてお伝えします。


中小企業である「誠勝」に入社して感じた良さは、社長との距離が近く、やる気さえあれば様々なことに挑戦できる点です。また、社長はたとえ失敗したとしても、その「挑戦した」という姿勢を評価してくれるので、心理的安全性が高いと感じています。これは、この会社に入社して良かったと思える部分です。


一方、大手企業の良さは、資本と実績があるため、規模の大きな仕事に携わることができる点だと思います。ただ、その分、金額や関わる人の数も多いため、調整や承認に時間がかかり、迅速な対応が難しいというデメリットも感じました。


私の父が好きな言葉の一つに、「鶏口となるも牛後となるなかれ(鶏の頭であっても、牛の尻にはなるな)」というものがあります。これは中国の歴史書『史記』にある言葉で、「大きな組織の末端にいるよりも、小さな組織でトップになるほうが良い」という意味です。

現時点で「誠勝でトップになる!」というような大きな野望を持っているわけではありませんが(笑)、父の影響もあり、小さな組織で動くほうが自分には合っているのかもしれないと感じています。


今の最上さんが仕事を進める上で大切にしていることは?

読者やお客様の立場ならどう思うかという意識を持って、仕事をするよう心がけています。具体的には、顧客のニーズや感情に寄り添うことで、より価値のあるサービスや情報を提供できると考えています。そのため、常にフィードバックを大切にし、改善点を見つけ出して反映させることを意識しています。

また、会社の人たちとのコミュニケーションも重要視しています。業務に関する情報共有や意見交換だけでなく、ちょっとした雑談が解決の糸口になることも多いからです。

あとは、仕事に生かせるように、新しい知識やスキルを積極的に学ぶことも大切にしています。ただ、経験上、気負い過ぎると長続きしないので(笑)、あくまでも楽しめる範囲で無理なく取り組んでいます。


最上さんはキャリアの歩み方についてどのように考えていますか?

今は過去に類を見ないほど変化が激しく、先も読めないVUCA(ブーカ)の時代です。キャリアの選択肢も多様になっているからこそ、私はそこまで考えすぎなくても良いと思っています。

悩むこと自体は悪いことではないですけど、それよりも目の前の仕事に全力で打ち込むことの方がキャリアの道も拓けるはずですし、成長するためにも大事だと思います。


今後チャレンジしてみたいことは?

仕事でいえば、誠勝の発信は活字がメインなので、動画や音声配信など様々なチャネルでみなさんと交流できたらな、と考えています!

プライベートでいえば、歴史あるものが好きなので、日本クラシックホテルの会(※戦前に創業、建設されたホテルで構成された団体)に加盟しているホテル巡りを制覇したいです!


ー 最後に一言お願いします!

皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!



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