「デジタルアーカイブ構築のノウハウ」を無料公開 - 公開の裏にある、その想いとは?
こんにちは、株式会社誠勝の最上です。
「デジタルアーカイブ構築と利活用事業」を営む私たち誠勝は、この度2024年5月8日に、「デジタルアーカイブを構築するために必要な最低限のノウハウ」を解説したホワイトペーパーを無料公開しました。
「え?無料公開してしまって良いの?大丈夫?」
そんな声が聞こえてきそうですが、もちろん大丈夫です!
今回の記事では、「ホワイトペーパーを無料公開した理由」やそこにかける当社の想いについてお話していきます。
今後、貴重書や文化財、それらを利活用した教育のお仕事に携わりたい方、是非ご覧ください!
無料公開した「デジタルアーカイブの構築ノウハウ」とは?
「デジタルアーカイブの構築ノウハウ」って、なんか難しそう…。
こう感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、デジタルアーカイブの構築には企画を立てるところから始まり、資料整理や画像作成、システム構築など、必要な知識が多岐に渡ります。
全ての専門知識を公開したとしても、それらをすぐに実践することは難しいでしょう。
そこで、今回公開したホワイトペーパーは、「まずはデジタルアーカイブ構築って、どんなものか?」「概ねどんな手順が必要なのか」といった、これだけは知っておきたい手順を解説した内容になっています。
ノウハウの公開にかける想いとは?
ノウハウを公開してしまうことは、誠勝の事業発展を妨げてしまうのでは?
そんな声も聞こえてきそうです。
しかし私たちは、むしろノウハウを公開することこそが、デジタルアーカイブ社会の発展、ひいては当社誠勝の発展に寄与すると考えています。
社会の動きを見ると、2023年4月1日に改正博物館法が施行、同年6月9日には内閣府が作成する「知的財産推進計画2023(※)」が公開され、これらの法律や計画には、デジタルアーカイブ推進の記載があり、社会的にもデジタルアーカイブ構築の機運が醸成されています。
引用元:内閣府「知的財産推進計画2023」p.78-84
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/kettei/chizaikeikaku_kouteihyo2023.pdf
一方で、せっかくデジタルアーカイブを構築したけれど「利活用方法」がわからず、維持と保存だけに費用が継続発生してしまい、デジタルアーカイブが閉鎖されてしまう、という事象も度々生じています。
こういった状況がこのまま続けば、デジタルアーカイブ業界全体が萎んでしまい、文化の継承もストップしてしまう恐れがあります。
そのため、私たちが取り組まなければならないことは、「利活用を見据えたデジタルアーカイブ構築」であり、そのノウハウを公開して、業界全体を活性化させることにあると考え、今回ホワイトペーパーの無料公開に踏み切りました。
私たちのミッションに共感する方へ
株式会社誠勝は「"文化を継承するアメーバ"を創る。」というミッションを掲げ、デジタルアーカイブが自走的に作られ、当たり前に利活用される社会の実現に取り組んでいます。
そして、その一環として、デジタルアーカイブの構築事業と利活用事例の形成に取り組んでいます。
これらのミッションと活動に共感し、一緒に仕事をしてみたいと思う方、是非まずは気軽に話を聞きにきていただければと思います!