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「関わった人全てをハッピーに」を経営理念として、クイックは「はたらく」をテーマに様々なサービスやプロダクトを提供しています。
この記事では、クイックが手掛けるサービス・プロダクトのなかから、看護師向けカレンダーアプリ『ナスカレ』をご紹介。サービスの狙いやユーザーへの想いなどをお伝えします。
【「ナスカレ」の開発部署…Web事業企画開発本部について】
既存事業の成長や新規事業の創出を担う社長直轄部門として、2017年に発足した社内ベンチャー組織。さまざまな業界で、トップクラスのシェアを誇るサービスを数多く展開しています。エンジニア・デザイナー・プランナー・マーケター・編集者など、テックやクリエイティブの力で、プロダクトやサービスの開発を担っています。
『ナスカレ』は、看護師向けのカレンダーアプリです。
「職場に貼り出されるシフト表を手帳に書き写すのが大変」という看護師の声から生まれたアプリで、「日勤」「夜勤」「早番」等のスタンプを使ってシフトを簡単に入力できる利便性や、グループを作成して友達とシフトをシェアできる「シフト共有機能」が特徴です。
2013年にリリースされたナスカレの利用者数は、現在240万人。全国に約170万人いる看護師だけでなく、「シフト共有機能」で予定を共有する家族や友人にも利用されてきたことで、業界シェアトップクラスのアプリに成長しています。
▼『ナスカレ』アプリ紹介ページ
https://www.kango-roo.com/appli/cal/
ナスカレが誕生した当時、クイックでは、自社が展開する看護師向けメディア『看護roo!』との接点をつくる、いわばブランドの入口となるサービスの企画・開発を進めていました。
そのアプリに求められていたのが、「日常的に接点があること」と「多くの人に使ってもらえること」。それらを満たすサービスとして白羽の矢が立ったのが、現場の看護師からのニーズが高かった「シフトを簡単に作成できる、カレンダーアプリ」でした。
当時主流だったカレンダーアプリでは記入が面倒だった「日勤・夜勤」等のシフトを、スタンプ感覚でスピーディに入力できる簡便さは、看護師のニーズを満たすものとして広く受け入れられ、看護roo!ブランドの認知拡大に繋がりました。
しかし「便利なシフト作成アプリ」というだけで、ヒットしたわけではありません。
ナスカレが看護師に支持された理由として大きかったのは「シフト共有機能」でした。
看護師ならではの困りごととして、友だちとの予定調整の難しさがあります。日勤、夜勤、準夜勤、早番、遅番…など、さまざまな勤務時間があるため、休日を合わせて遊びに行くことが難しかったのです。どうにか予定を合わせようにも、複雑な勤務時間を簡単に共有できるツールも無い状況でした。
「仲良しグループのシフトが、ひと目でわかると便利だよね」そんな想いから生まれたのが、シフト共有機能です。
ただ、この機能自体は、看護師から直接「欲しい」と言われた訳ではありません。ユーザーになりきり、シフト表の使い方を理解することで感じた「こういった機能があれば、絶対に便利だ」という想いが、企画の出発点になっています。ユーザーすら気づいていない要望にいち早く気づき、提供できたからこそ、多くのユーザーに支持されるアプリとなりました。
ナスカレは現在、単に便利なカレンダーアプリとしてだけではなく、コミュニケーションツールとしての広がりも見せています。
ここでも肝となっているのが「シフト共有機能」です。
「予定を調整したい」という目的を叶えるだけではなく、友達を招待してシフトを共有すること自体のワクワク感や、ゲーム感覚で予定を合わせる楽しさなど、予定を共有することで生まれる「楽しさ」を感じてもらうことも、ナスカレでは大切にしてきました。
使うことで楽しくコミュニケーションが取れ、実際の生活でも役に立つ。楽しさと利便性を兼ね揃えた「友達や恋人と使いたい・紹介したい」と思えるアプリだからこそ、紹介の輪が広がり続けています。
『ナスカレ』に限らず、クイックのサービスやプロダクトに共通しているのは、「ユーザー目線で、絶対に必要なものを考え抜く」こと。
ユーザーに話を聞くだけでわかりやすいニーズが出てくるとは限りません。事実、『ナスカレ』も当初は「手帳があるから」と、必要性を感じていない方が少なくありませんでした。ですが、実際には「今のままで困っていない」と言いつつも、ユーザー自身も気づいていない不便さや、イメージができていない今よりも便利な状態というものが存在していることがあります。
こうした状況があるからこそ、ユーザーの声をきっかけにして、その裏側に隠れている本質的なニーズまでユーザー目線で考え抜くことを、私たちは何よりも大切にしています。その結果生まれた『ナスカレ』は、看護師向けカレンダーアプリのパイオニアとして長く愛される存在になることができました。
プランナー、マーケター、デザイナーやエンジニアなど、開発に携わる全員が「ユーザー目線」を大切にしている点は、クイックが誇る強みであり特徴です。一人ひとりがユーザーになりきり、それぞれの視点からの気づきを持ち寄っているからこそ、より多くの人から愛されるサービス・プロダクトづくりに繋がっています。
クイックでは、様々な角度からサービス・プロダクトを世に送り出している最中です。世の中に良い影響を与え、ユーザーの隠れた望みすらも叶えるサービスやプロダクトを今後も生み出し続けるために、『真のユーザーファースト』をこれからも体現し続けます。
クイックでは、ほかにもさまざまなサービスやプロダクトを手掛けています。
くわしく知りたい方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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・編集者(キャリア系メディア担当・看護roo!担当)