以前掲載した、好きなエンタメ(推し)とplaygroundでのお仕事のお話を聞く「社員の推しごと」シリーズ。
今回はその第二弾としてplaygroundイチ推し活を行っているたなまなさんに、推し活を始めるきっかけとなった「演劇」と現在の仕事での関わり方を語ってもらいました!
「社員の推しごと」シリーズ第一弾、フェスを愛してやまない下郷さんに「フェス」と現在の仕事での関わり方をお伺いした記事はこちら!!
<目次>
・たなまなさんのプロフィール
・ある作品で演劇の虜に。
・プロダクトマネージャーの 立場から「新しい推し活」を実現させる。
・電子チケット導入が遅れている演劇業界。それを変えたい。
・積極採用中!
▲田中さん。社内ではたなまなさんの愛称で親しまれています!
【プロフィール】
山口県出身、関西大学卒。新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、エンジニア兼コンサルタントとして大手企業の新規事業創出に従事。「大好きなエンタメのサービスをもっと良くしたい」と思い、2021年6月にplaygroundへ転職。現在は、新規事業チームでプロダクトのプロダクトマネージャー(PdM)を務める。 超がつくほどの演劇好きで、日々劇場に足を運ぶ。
ある作品で演劇の虜に。
――まず、演劇を観に行くようになったきっかけを教えてください。
もともと演劇に興味があってメールマガジンを登録していたので、たくさんメールが送られて来ていました。でも当時(コンサル時代)は、仕事が忙しすぎて演劇を観に行きたくても行けない状態で。
そんな時に、前から好きだった元乃木坂46の伊藤万理華さんの舞台出演をたまたま知り、「応援したい」と思って観に行きました。ちょうど仕事が忙しい時期が終わり、いいタイミングだったので「今日は絶対帰ります」と言って。笑
――強い意志!実際、舞台を観た感想はどうだったんでしょうか?
「演劇ってこんなに面白かったんだ」と感動して別の演劇のチケットを予約するぐらい、よかったです。
ちょうど一昨日、その時の映像を映画館で上演するという企画があったので足を運びました。当時と状況が違うので受け取り方も若干違って、それも含めて楽しんできました。
――どんな作品でしたか?
群像劇です。
いろいろな人たちが登場する中で、人間関係の面倒臭さとか、自分の中にある本音と建前みたいな、「面倒くさい感情」をまるっと飲み込まないと人間は関わっていけないですよね。そんな風に関わるのは精神的には負担が大きくて大変だけど、それでも今できる精一杯で関わって生きていくしかないよねという作品でした。
――なんだか重そう…。現実的な演劇がお好きなのですか?
そうですね、現実世界に即した作品が好きです。というか、この作品がきっかけで好きになりました。
それまでは大きな劇場で、有名なキャストさんが派手やかな衣装と音楽で作り上げる作品ばかり見ていました。
でもこの作品を観て、有名なキャストさんじゃなくても、派手やかな作品じゃなくても心に刺さるものがあるとわかって。それからは小劇場の演劇ばかり観るようになりました。
――年に80本の演劇を観ると聞きましたが、本当ですか?
本当です。笑 もちろん毎年ではないんですけど。
今週は月曜日と木曜日に1本ずつ、土曜日に2本見たので計4本。
今週は多い方ですね。笑
▲インタビュー中のたなまなさん
プロダクトマネージャーの立場から「新しい推し活」を実現させる。
――playgroundはエンタメDXを行う会社ですが、具体的にどうエンタメを良くしているのか教えてください。
主にはスポーツ・エンタメのイベントの入場です。playgroundでは電子チケットであるMOALA Ticketやその他のMOALAのサービスを用いてスムーズな、そして低コストな入場の実現を目指しています。
また、最近は新しいこととしてNFT(代替不可能なトークン)にも力を入れています。
スポーツの試合で応援したことを証明する「応援証明NFT」や推し選手を最前列で撮影する権利付きチケットを購入した方のみが参加できる「撮影企画参加証明NFT」など楽しいエンタメをもっとワクワクさせるサービスを展開しています。
――なんだか聞いただけでワクワクしますね!たなまなさんはplaygroundでPdMを任されていますが、どんなことをしているのでしょうか?
PdMはプロダクトに必要な全ての仕事をやるのですが、一番大きいのはプロダクトをどう成長させたいかのビジョンを持ち、必要なことをマネジメントしていくことですかね。
よく比較される、プロジェクトマネージャーはプロジェクトをスケジュール通りに遂行することが仕事ですが、PdMはスケジュールよりもプロダクトが世の中に与えたいビジョンを持ち、それを実現することが仕事です。
――ビジョン実現がPdMの責任なのですね。現在はどんなプロダクトのPdMなのでしょうか?
現在はエンタメDXクラウド「MOALA」の中でも、特にファン接点を担当するアプリのPdMを担っています。MOALAユーザーがリアルなイベントそのものだけでなく、付随する様々な体験をコレクションして宝物にし、人生を通じてもっと素直にエンタメを楽しむことを後押ししたいと考えています。
電子チケット導入が遅れている演劇業界。それを変えたい。
――実際今は、どんなイベントに関わることが多いのでしょうか?
現在一番関わっているのは音楽業界で、残念ながら演劇業界と関わることはまだ少ないです。
でも、演劇を中心としているあるチケット二次流通サイトでもMOALA Ticketを導入いただいていますし、他のチケットエージェンシーでもちらほら、演劇のチケットに使われています。
ですが、演劇業界はまだ紙チケットが主流で、当日券の量も多いのが現実です。演劇で使われている電子チケットは一公演につき数十枚とか、数百枚だったりするんですよね…。
――数十枚…。演劇業界には電子チケットの導入がほとんど進んでいないのですね。
そうなんです。
でも知らないところで、実は使われていたなんていうこともあって。
例えば、ミュージカル「レ・ミゼラブル」という2~3ヵ月にわたって10万人ぐらい動員する大きな公演で使われていたり、帝国劇場での公演でも毎回のように使われていたり。
やっぱり、実際使われているのを知ると内心テンション上がっちゃいますね。笑
――たなまなさんの目指す未来を教えてください!
「電子チケットが当たり前」の世界です。
演劇業界全体で当たり前のように電子チケットが使われ、「スマホを持たない人だけが紙チケットを使う」くらいの世界にしたいです。
――それは、なぜでしょうか?
月に何十本もの公演に行っていると、紙の使いづらさを痛感します。
例えば、チケットを取っていたのに行けなくなってしまった時とか。
二次流通サイトはありますが、紙チケットだと数日前に取引を完了させ、郵送費を自己負担してチケット郵送しなければいけません。
公演中止の時には発券したチケットを運営側が1枚1枚確認して銀行振込するみたいな。
でもこれって紙チケットでしか発生しない負担なんですよね。
――たしかに、そう考えると紙チケットは面倒ですね。
そう、面倒なんですよ。
それに申込み方法が違うと「チケットの種類が違う」とか「決済方法が違う」とかあるんです。来場者も混乱しますけど、運営側も大混乱ですよね。チケットの種類でもぎり方が変わるので。
――「電子チケットが当たり前」という世界は運営と観客、どちらにも良いということでしょうか?
そうですね。それが、playgroundが直近で行っている「入場DX」ですね。
電子チケットなら二次流通させるにしても、公演開始の直前まで取引できて、観客側はリンクを送るだけなので。紙チケットで負担になる面倒くささも金銭面も全部カバーできちゃいます。
入場もチケット種類が1つなら、もぎり方も1つ。運営側も混乱しませんよね。
――電子チケットは手元に残らないのが悲しいという声も聞きますが、それはどうなんでしょうか?
よく言われますね。
ですが今playgroundでは、電子チケットを単に券として使うだけでなくNFTとして受け取ることで、劇団の次の公演の先行販売券が買える、とか限定でグッズがもらえるとか、そんな特典につながる取り組みを考えています。
この特典で、より公演に行く回数が増えたり一緒に行く人を増やしたり。収益性に直結できて、今の日本のエンタメ界の課題の1つである収益性の低さを改善できると思います。
今はスポーツが中心ですが、演劇においても「電子チケットが特典付きのNFTになり、次の公演につながる」という未来まで持っていきたいなと思います。
――電子チケットが単なる券じゃなくて、特典が付くNFTに化ける…。
チケットとして使い終わったあともワクワクしちゃいますね!今日はありがとうございました!!
積極採用中!
演劇が大好きなたなまなさんのお話、いかがだったでしょうか?
「電子チケットが当たり前」の世界になり、使用済み電子チケットが特典付きNFTになる。
playgroundで実現させていきたいですね!!
好きなエンタメ業界をテクノロジーでもっと発展させたい方!
一緒にエンタメDXとその後の発展まで貢献しませんか?
ぜひ一度、カジュアル面談で好きなエンタメとその未来を語りましょう!
ご応募お待ちしております。
インタビュアー:野上
筆者:大橋