佐瀬 ジェームズ幸輝(させ・ジェームズこうき)
プレイドに入社する前
大学卒業後は博報堂にマーケティング職として入社。自ら事業を持つ時、愛せるプロダクトにフルコミットする時のために、まずはあらゆる業界のビジネスや商材そのものに触れたいと考えたんです。
前職のR&Dに携わっていた中でKARTEの活用を検討したことがきっかけで、プレイドの存在を知りました。博報堂には「生活者の体験を第一に考えてあらゆるアイデアを生み出そう」という共通思想があるんですが、KARTEの思想はそれに近いものがあると感じました。しかも思想だけでなく、具体的な価値がプロダクトにまで落とし込まれていて、その姿勢が独創的でいいなと思いましたね。
将来性を感じる一方で、当時はその魅力が外にはあまり伝わっていないようでした。いい意味で余白があったというか、自分の持つ全成分を使えばできることがあるだろうと思えたんです。
入社の決め手は、プレイドの採用スタンスにもありました。「何年後でもいいし、どんな職種でもいいから一緒に働きたい」と言ってもらえ、代表の倉橋やメンバーが「職種」という型に当てはめずに自分のことを人として見てくれていると感じましたね。KARTEでも人感のあるコミュニケーション、人軸で考えることの重要性を謳っているので、企業と事業に一貫性があっていいと思いました。
入社からこれまで
実は、最初の2ヵ月くらいのことはあまり記憶がないんです(笑)。アサイン型だった前職とは真逆で、プレイドはそれぞれが自ら動いて仕事を生み出していきます。強い意志を持って能動的に動いているメンバーを横目に、とにかく焦りを感じていました。
この葛藤を乗り越えるターニングポイントとなったのは、プロダクトリリース2周年のインフォグラフィックの制作を主導したこと。自分から仕事をつくるという感覚を掴め、以降は多様なプロジェクトに関わってきました。
一例をあげると、立ち上げ中の新規プロダクト「KARTE Live」の事業化、昨年のプロダクトメジャーアップデート時のコミュニケーションデザイン、大手メーカーへのKARTE導入からケース創出〜事例化など。本当にやってきたことは様々で、ロールを無理に固定しないプレイドだからできたことだなと思います。
もちろん形式がない難しさもありますが、そもそも自分たちは明確な解がある成熟した市場にはいません。市場を創っていく立場です。自分たちの現状も常に振り返り、時にはこれまでの前提を壊すことも必要となるので、そういったドラスティックな動きが取れるのはとてもエキサイティングなことだと思います。
今後、挑戦したいこと
短期的には、KARTEを自分の家族や友人にまでわかりやすく共感してもらえるようなブランド創りをしていきたいです。KARTEはBtoBの事業ですが、より世に広めていくためにはBtoBtoCの意識を持って、生活者にどのような価値があるのかをもっと突き詰めて表現していく必要があります。
マーケティング・コミュニケーション以外にもプロダクト、セールス、採用、広報などあらゆる接点がブランドを形作る接点になるので、自分自身も「マーケター」というよりブランドを創る者として、領域を限定せず必要なことに取り組んでいきたいですね。現在の世の中的な「職種」だけでは説明できないような新たな動きを生み出したいなと(笑)!
編集後記(HR 清藤)
入社後、様々なプロジェクトに関わってきたJamesですが、社外とのタッチポイント全てをブランド体験の機会と捉え、高い当事者意識で携わっている印象があります。
KARTE3周年のインフォグラフィックpjtではプロダクトの世界観を体現する制作物にすべく「人感」にこだわって創り上げ、反響を呼びました。他にも、たとえば採用活動一つとってもプレイドやKARTEが一般の生活者(候補者)にはどう映っているのかフィードバックがもらえる機会でもあると捉えているそうで、面談にも積極的に参加してくれています。
体験価値にこだわって様々な角度からCustomer Experienceを追求する姿勢に他のメンバーも刺激を受けていると思います。