こんにちは!プレイドのナンザンです。
銭湯とお酒をこよなく愛する関西人です。
プレイドでは仕事の取り組み方や組織体制など様々なことにチャレンジ・トライしているのですが、もっと社外の方へも自分たちの取り組みやカルチャーを知ってもらいたいと思いこの記事を書いてみました。
今回は、事業が成長していくにあたって仲間が増え、コミュニケーションが複雑化してくる中で、個人間やチーム間の動きを積極的に「見える化」していったお話しになります。
なぜこの取り組みをやろうと思ったか
社内のプロジェクトが増えた
私がプレイドにジョインしたのは約3年半前。
KARTEもサービスを世にリリースしてから3年が経ちました(あっという間でした)。
直近1年間だけを見ても開発チーム・ビジネスチーム共に仲間がたくさん増え、
KARTEをご利用頂けるお客様も業種業界問わずとても増えました。
それに伴い、社内のプロジェクトも当然たくさん増えました。最初は、各人が役割を持ちながらも少ない人数だったので全員でカバーしながら動いてきましたが、それぞれがチームやプロジェクトとして大きく動き出した1年でした。
私の所属しているビジネスチームは日々KARTEを導入検討いただいているお客様へのご案内や、既にサービスを導入いただいているお客様のサポートなど、KARTEにまつわる営業~サポート業務まで全般を担っています。
それぞれが見えづらくなっていた
また、ビジネスチームは現在3つのUnitに分かれて活動しています。
同じUnitのメンバーとは座席は近いものの、日々打ち合わせや取引先への訪問などから自席にいないことも多く、対面でのコミュニケーションを取る時間がお互いなかなか取りづらい状況でした。
そうした環境の中、生まれてきたのがそれぞれのプロジェクトやチーム・個人が日常的に進めている業務内容や取り組みが少しずつ見えづらくなってきたことでした。
情報を見逃しがちになる場面が出てきた
各プロジェクトやチーム内での取り組み内容やコミュニケーションが閉じがちにならないよう、Dropbox PaperやGoogleドキュメントを活用し、それぞれで進めている(これから進めようとしている)ことをドキュメント化して、その内容をSlackでシェアするといった流れがプレイドにはあります。
ただ、利用するツールが多様になってきたことやSlackを使ったフロー型のコミュニケーションだけではどうしても見逃しがちになる場面が出てきたのも事実でした。
そうした課題感を感じながら、どうすればビジネスチームの「社内情報量の均質化」を図れるかな、と考えていた中でトライし始めたのが、これまで主に製品開発系のissue管理やCS系タスク管理のツールとして既に社内でも使っていた「GitHub」をビジネスチームとしても活用してみることでした。
どうやって取り組みはじめたのか
ビジネスチームではまずはそれぞれのUnitでトライをしてみて、うまくいった活動をビジネスチーム全体にシェアしていい動き方があればお互いに真似し合う文化があります。
今回のトライも最初は、自分の所属するUnit内で小さく始めてみました。
まずは、個々人が抱えているタスクの洗い出し(現状の把握)とフォーカスすべき業務ポイントを整理するところから開始です。
考える2軸はシンプルにx軸に「仕組み化できるか否か」を、y軸に「重要度の高低」と置き、個々人でもっている業務タスクが書かれた付箋を上記、四象限のどこに当てはまるかをホワイトボードにどんどん貼っていき、可視化してみました。
次に、すべての付箋が貼り終わったら、議論し合いながらUnitとして優先して取り組むべき業務はどれか、反対に、いま優先すべきでない取り組みはどれかを明確にしていきました。
そうして整理した内容を早速「GitHub」にissueとして挙げていきます。
各issue内容の冒頭には、下記のような5つの項目を記載して、周りからフィードバックを得やすいように工夫しました。
- やること(取り組み内容)
- 目的
- 対象となる顧客やパートナー
- スケジュール
- 資料保管場所
また、GitHubのprojects機能を使うことで各issueの進捗も簡単に見える化できるようにしてみました。
実際に出来上がったのがこんな感じです。
※GitHub projectsとは・・・
アジャイル開発や、プロジェクトマネジメントという視点でよく活用されている機能がカンバン式のタスク管理を可能にする機能『projects』です。
取り組み始めてみた結果
取り組み始めたことによって大きく3つの良い効果が生まれました。
- チーム内や個人間で閉じがちだった業務内容が見える化できるようになった。
- 取り組んでいる業務内容が見える化したことでビジネスチーム内だけでなく、エンジニアチームやデザイナーチームからもフィードバックが増え、チーム間を越えたコミュニケーションが活発になった。
- 取り組んだ結果だけでなく、なぜその取り組みをいまやろうとしているのか、どういった過程や議論があってその結論に至ったのかがストックされるので、後追いでも情報を正確にキャッチアップできるようになった。
更にチーム全体でもやってみた
週次で実施しているビジネスチームの定例MTGでも取り組み内容を共有してみたところ各メンバーからも良い反応があり、今では各UnitやUnitを横断した取り組み内容も含め、様々なツールに分散してしまっていたこれらの情報をGithubで管理・見える化を進めています。
今後も・・・
会社のフェーズの様々な変化に合わせて、組織やプロセスに大きく変化のあった1年でした。
そんな、プレイドには様々なバックグラウンドやそれぞれが違った強みを持ったメンバーが集まっています。
個々人が持っている知識や経験をオープンコミュニケーションでやり取りし、かつそのやり取りをストック化していくことで、今後もチーム全体として事業を推進していきたいと思います。
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