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【代表×採用責任者 新年対談インタビュー】2024年は<コンサル×テクノロジー>のシナジーをさらに強化。半歩先、一歩先の技術トレンドをキャッチして邁進する!
こんにちは、パクテラ・テクノロジー・ジャパン(以下パクテラ)の採用担当です。
今回は新年を迎え、Pactera Japan統括兼PTJ代表取締役社長 小早川 泰彦(こばやかわ やすひこ)と採用責任者 蘇 剣(そ けん)の対談インタビューをお届けします。弊社の昨年の歩みを総括するとともに、2024年のビジョンやアクションプラン、それに伴う採用チームの戦略や求める人物像について詳しく伺いました。ぜひ最後までお読みください!
過去最高の業績を達成した2023年。未来を見据え、組織の若返りも!
―― まずは小早川社長に伺います。代表就任から約1年が経ちますが、2023年を振り返ってどのような年でしたか?
小早川 非常に良い年でした。業績としては過去最高の売り上げを達成し、3年前に立てた中期経営計画からの躍進を実感できた年です。
もともとパクテラは顧客のニーズを幅広く拾い上げて提案する“マーケットイン型”のビジネススタイルが主体でしたが、3年前に“強いサービスやソリューションを作り、顧客の需要を喚起するサービスアウト、プロダクトアウト型にシフトしていこう”という方針を打ち出しました。その結果、自社プロダクトをはじめとするソリューションチームが数百名規模で動いており、昨年はマーケットイン型とサービスアウト・プロダクトアウト型の2つのエンジンがしっかりと形になったように思います。
また昨年4月、人事面で若返りを図り、次世代を担う40代前半のメンバーが事業部長や執行役員など組織の中枢に就任しました。チャレンジングではありましたが、先ほど申し上げたとおり良い業績を達成しつつ、10年後・20年後を見据えた、若返りのスタートがうまく切れたと思っています。
―― 蘇さんは昨年10月に採用責任者に就任されました。はじめに自己紹介をお願いします
蘇 私は2006年、パクテラ大連からキャリアをスタートして現在18年目です。最初は日本向けの採用業務からはじまり、中途採用や新卒採用を担当しました。2010年、組織拡大とともに無錫や広州など他中国拠点の採用業務も担当。当時採用したメンバーは現在、プロジェクトマネジャーなどで多数活躍しています。
2012年には、中国国内の欧米系顧客向け採用チームの責任者に就任。2016年からは日本と香港の採用チームの責任者となり、日本で年間120人、香港で年間85人ほどの採用を行いました。その後は採用業務と並行して、部署間のメンバーアサイメント調整も担当し、そして昨年10月、新型コロナの収束に伴い、3年ぶりに日本の採用業務の責任者に戻りました。
―― 蘇さんにとって、2023年はどのような年でしたか?
蘇 日本はコロナ禍で働き方や生活様式が変化しており、採用チームも新メンバーが多く3年前とは状況が変わっていましたが、着任後はメンバー一人ひとりとコミュニケーションを取り、また新たな採用チームとしてスタートすることができました。
2024年はコンサル×テクノロジー<ワンパクテラ>でビジネスを拡大!
―― 続いて2024年のビジョンを伺います。まずは、2024年の展望を教えてください
小早川 2024年は“グローバル”、“テクノロジー”、“インダストリーナレッジ”の3つの要素を大切にしていきます。
まず、“グローバル”ですが、2024年、日本のIT市場は拡大する反面、IT人材不足は非常に大きな課題であり、海外のリソースを活用して開発する形は継続するでしょう。とはいえ有事の際の懸念もあり、これまで以上にセキュリティやプロセス、BCP(事業継続計画)も含めてしっかりしたグローバルサプライを持つSIerが選ばれていくこととなります。
その点、パクテラグループは中国で最初のGEのグローバルパートナーとなり、2003年にはITサービス企業として初めて企業レベルでCMM Level 5を取得するなど、マーケットリーダーとして先んじてマネジメント力を磨いてきましたので、その強みも生かしながら、大手顧客との取引をより一層、固めていきます。
2つめは、“テクノロジー”のさらなる強化です。パクテラの顧客は保険、流通、通信、製造業など多岐に渡っているのですが、それぞれニーズが異なるため、事業部ごとに自分たちが対峙するマーケットにどんなニーズがあるのか改めて考え、一歩先、半歩先の技術トレンドをキャッチアップし事業をけん引していく必要があります。
そして何より、顧客の課題をきちんと理解し提案できることが大前提ですので、“インダストリーナレッジ”はとても重要です。この3つのセットを改めて重要視していきます。
―― 2024年の事業方針もくわしく教えてください
小早川 我々のメイン顧客は日本で活躍する日系・外資系企業となりますが、その中で中国企業に対するサービスも拡大していきたいと考えています。また、パクテラには中国だけでなくシンガポール、マレーシアなどの拠点もあります。日系企業の海外進出に合わせ、現地での信頼できるグローバルパートナーとして、現地での支援にも対応していきたいですね。
それらを実現するために、4つのキーワードでアプローチしていきます。まずひとつめは、“コンサルティング×テクノロジー”。近年、上流工程から提案し一気通貫で開発を受注するプロジェクトが主流になっていますが、弊社もグループ内のコンサルファーム“パクテラ・コンサルティング・ジャパン(PCJ)”とのシナジーをどう形成していくか、事業部ごとにしっかり考えていきます。
次に、“クラウドインテグレーション”。今後はクラウドネイティブ化が加速し、真の意味でのシステムの最適化が本格的に始まっていきます。その動きを見越した、ネイティブアプリケーションが開発できる体制強化をしていきます。それから3つめは、Odoo、ProActiveやSAPなどの“ERPシステム”です。現在300~400人ほどのERPチームを今後、数年間で2倍に強化していきたいと考えています。
最後に、パクテラグループが総力を挙げて開発したクラウドネイティブのデジタルインフラストラクチャー “ORIGIEN”の活用です。弊社グループは中国国内において、銀行向けに最大手のシステムインテグレーターであり、中国の主要銀行は、メインフレームから弊社の分散型クラウドネイティブの銀行業務システムに移行しつつあります。このミッションクリティカルな銀行業務システムのインフラ・ミドルウェアなどのモジュールを切り出して、日本の顧客にご紹介・導入を進めてたく思います。例えばNLP/LLMなどによるAI大規模モデルや、AI画像認識などの機能であり、すでに引き合いも多くあります。グループの知財ともいえるORIGIENがお客様の要望にヒットするならば、それはまさに我々にしかできない提案だと自負しています。
―― 組織力向上のための2024年の取り組みをそれぞれ教えてください
小早川 数年前にDigitalというキーワードが出始めた折に、技術を集約して各事業部をサポートする横軸の組織を設置し、マトリックス型としていました。今年1月、それを解体して事業部門の強化を進めました。戦略に合わせて組織は設計するものであり、先ほども話したとおり、顧客の事業によって技術ニーズが違うため、どの技術にフォーカスするかそれぞれの事業部で最適化していくのが狙いです。
蘇 パクテラの基盤は、高度な技術力を有する人材です。私たち採用チームは各事業部に必要な人材を迅速に提供することを目的として存在しており、2つの重要なミッションがあります。ひとつは日本国内でより質の高い日本人技術者を採用すること。2つめは海外の優秀な人材を日本に招聘すること。この2つは当社の将来の発展と緊密に関連していますので、今年はより多くの採用チャンネルを開拓したいですね。
「挑戦を楽しめる人」が輝ける! パクテラの魅力はオープンでフラットなカルチャー
―― お二人が思う、パクテラの組織としての魅力はどのようなところでしょうか?
小早川 やはり“オープン”な社風ですね。会話のキャッチボールの中からアイデアが出てくることもあるのでコミュニケーションは大変重要ですし、考えや悩み事をすぐに誰かに相談できるような組織でありたい。私自身もみなさんといろいろな話をしたいと思っています。
もうひとつは“チャレンジ”しやすい環境ですね。職務の枠組みはありますが、弊社では手を挙げてコミットしてもらうのが基本。失敗があっても、それに目くじらを立てることはありません。例えば5つ挑戦したとして、その中でひとつでも成功すれば、将来の発展に繋がりますから。
蘇 私もパクテラ最大の魅力は、オープンでフラットな企業文化だと考えています。また、安定した顧客基盤があり、市場に影響を与える大きなプロジェクトに初期段階から関わることができ、先進技術にも触れることができることもあげられます。事業部ごとのセミナーや会社主催のトレーニングなど多くの学習機会もあり、スキルを向上させることができます。
さらにグループ内には4万人以上のエンジニアが在籍しており、高度な技術や専門知識を共有し、多くのサポートも得ることができます。技術力を高めたい人にとって、非常に魅力的な職場環境だと思います。
―― 今期の採用計画について、新たな取り組みや課題があれば教えてください
蘇 2024年はパクテラにとっても変革を迎える大事な年。会社は優秀なIT人材を多く必要としています。採用チームとしては、ニーズをより正確に把握し優秀な候補者を提供することで、各事業部の人材不足を解決することが主な目標です。
―― 最後に転職希望者のみなさんにメッセージをお願いします
小早川 パクテラの特色のひとつは、”ダイバーシティ”であること。日本や中国以外にも10数国籍にのぼる多国籍の社員も在籍し、国籍はまったく関係ありません。ぜひ挑戦を楽しめるような人に来てもらいたいですね。
蘇 パクテラでは新入社員もベテラン社員も平等に対話し、助け合うカルチャーがあります。良いアイデアがあれば、社歴やポジションは関係なく実行することができますし、積極的なコミュニケーションの姿勢があれば、より多くの機会を得ることができます。技術が好きな方、技術力をこれから伸ばして成長していきたい方、特に自ら挑戦に向けて動くチャレンジ精神の高い人材は大歓迎です。
いかがでしたか? パクテラ・テクノロジー・ジャパンが2024年どのような展望を掲げているのか、感じていただけたでしょうか。パクテラに興味を持ってくださった方、一度お話してみませんか? ぜひお気軽にご応募ください!