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食品ロス削減で閉店後のホットコーヒーをスイーツに。売上前年比110%企業内カフェの若手エリアマネージャー、「数年後の目標はない」の真意とは。

第一社カフェテリア事業部 大塚史帆さん



こんにちは、広報の坂本です。

ノンピでは、企業様の社内カフェテリアの企画・運営事業を展開しています。
現在、大変ありがたいことにお問い合わせを多くいただいており、
コロナ流行前と変わらず、新店舗が続々とオープンしています。(参考ブログ

今回は、社内カフェテリア事業部で活躍中の若手エリアマネージャーに
店舗での取り組みやマネジメントについてインタビューしました!

INDEX
■コンセプトカフェから心機一転、ノンピにジョイン
■褒められる、向き合うのが当たり前の環境
■アルバイトスタッフの「もったいないよね」の声をスイーツに
■売上昨比110%の店舗に。店舗のマネジメントや課題
■仕事をしている自分を好きになった
■~インタビューを終えて~


コンセプトカフェから心機一転、ノンピにジョイン

坂本〉ノンピにジョインした経緯を教えてください。

大塚〉元々は調理師で、ずっと飲食業界で働いています。前職は友人が経営するコンセプトカフェの立ち上げ・運営に携わりました。5年間で3店舗まで展開し好調でしたが、年齢的にも20代後半に差し掛かったので今後のライフステージを見つめ直して再出発したいと思い、転職を決意しました。

坂本〉転職をする上で重要視していたことはありますか?

大塚〉正直、今までの職場環境ではスタッフの管理などもあり、休日でさえもプライベートな時間はほぼなかったです。シンプルに、仕事と休日のプライベートとちゃんと両立していきたいと思ってました。

坂本〉ノンピ入社後の業務や今の店舗マネジメントについて教えてください。

大塚〉2022年4月に入社し、キッチンの調理担当として黙々と料理を作っていました。その後、前職で店舗運営の経験もあったことから、1年足らずで社内カフェ2店舗のエリアマネージャーになりました。
店長の経験もなかったので不安はありましたが、上長が約4ヶ月付きっきりで、それこそPC操作から数字管理まで細かく教えてくれました。
店舗マネジメントの仕事は、売上や利益に直結していくことを考えることが楽しく、管理する側として「いかに自分の手を空けるか」も大事な仕事だと思っているので、セルフマネジメントで業務を進めていくことも自分の性格にも合っていると感じています。
一方で、アルバイトスタッフへの指導の難しさは実感しています。20~40代のスタッフは女性中心で、女子高のような雰囲気を感じます。(笑)

坂本〉女性特有の関わり方、伝え方の難しさもありそうですね。

大塚〉そうですね。やはり売上施策等を進める中で業務上スタッフの負担になることが発生したり、それ故に不満が生まれることもあります。なので、前職の経験から「承認欲求」を気にかけるようにしてます。一般的に言葉だけではネガティブなイメージが想起されがちですが、仕事においてはモチベーションや自己肯定感にも繋がるのでポジティブな面として捉えていて、マネジメントをする上で「指摘をしない伝え方」に気をつけています。
もちろんアルバイトスタッフの仕事に対する意欲はものすごく感じてます。在庫管理もしっかりしてくれますし、自分がオペレーションに入り込まなくてもお店が回るようになっているので、とても感謝しています。これからもしっかりとコミュニケーションを取っていきたいです。

褒められる、向き合うのが当たり前の環境
坂本〉ノンピに入社して驚いたことはありますか?

大塚〉入社して一度も「怒られた」ことがなくて、怒られた人を見たこともないです。まずはちゃんと面談して、話す。向き合う姿勢を感じます。今までの職場環境とは全然違うので驚きました。
当たり前なのかもしれないけど社風として時代に合っているし、まずはリスペクトを持って向き合う姿勢がすごくいいなと思います。
正直今までは、「褒めて伸ばす」より「怒って伸ばす」で育ってきたので…入社当初は自己評価が低いことを指摘されたくらい自分自身は褒められ慣れていなくて…。
ノンピの社員は、ポジティブな人が多くて明るいので、いい刺激になっています。


アルバイトスタッフの「もったいないよね」の声をスイーツに

坂本〉ホットコーヒーの余りをスイーツにしよう!という企画を聞きつけました。大塚さんが企画されたのですか?

大塚〉実はこれ、アルバイトさんの発案から始まったものなのです。
元々をたどると、社内カフェはオフィスビル内にある為土日休みなので、毎日営業する外食店舗とは違ってどうしても金曜日に廃棄する食品が多く発生してしまいます。この現状に「やっぱりもったいないよね、どうにかしたいよね」という話はスタッフ内で上がっていて、『食品ロス』への意識は高まっていました。
そんな時、別の企画でジュースの残りをゼリーにして販売するという経験をヒントに、アルバイトさんから「気温が高くなりホットコーヒーのロス量が多くなってきたので、残ったホットコーヒーをスイーツにできるでは?」と提案がありました。
すぐに、衛生担当の部署に余ったコーヒーの使用期限や保管方法等を確認したり、パティスリーに店舗で作れるレシピを教えてもらう等、現実的に実施可能かどうか確認をしました。
作業自体は発案者のアルバイトさんがやってくれるとのことだったので、「幻のコーヒーゼリー」が誕生しました。お客様の反応もよく、リピートしてくださっている方もいます。



坂本〉ちょっと思うのは、これってコーヒーを作る量(ドリップする量)を調整してそもそもコーヒーの余りを作らないようにすることもできるのでは…と思ってしまったのですが?(余計なこと言っちゃったかな…)

大塚〉コーヒーメインのカフェなので、コーヒーがよく売れる店舗なのです。閉店ギリギリまで売れるので、売り切れにしないようにドリップする量は見極めて調整しています。
Lサイズ1杯分でコーヒーゼリーは5個作れるので、ギリギリをせめても2杯分=10個はできます。これくらいの余りはどうしても出てしまうかなという感じです。

坂本〉1杯で5個!それは、ギリギリを攻めても作れますね。お客様の反応も良いようなので、他の店舗でも活用できるといいですね。

「幻のコーヒーゼリー」として販売中。

売上昨比110%の店舗に。店舗のマネジメントや課題
坂本〉今の店舗の状況や、何か課題に感じていることはありますか?

大塚〉私が担当している2店舗の内1店舗では、着任してから8ヶ月連続で毎月売上前年比110%は越えています。ランチの食数も当初より、約1.8倍にまで増やして提供できる限界の数に達する程好調です。忙しいけどスタッフ全員でうまく回せています。
ただ、どうしてもアルバイトスタッフの入れ替わりは発生してしまう中で、新人スタッフに対しての実務レクチャーを担当するアルバイトさんの負担に対して店舗マネージャーとしてしっかりケアできるかが課題です。
また、社内カフェはオフィスを利用する社員の方へのサービスとなるので、そもそも運営の形が特殊です。ビルやオフィス管理のクライアント様がいらっしゃる中での運営なので、メニュー等もご要望をお伺いしたり、売れる施策を考える上で、優先順位を考えることも重要且つ難しさを感じる部分でもあります。
店舗発信で集客はできないからこそ難しいですが、出社率に左右されない施策も考えていきたいです。

仕事をしている自分を好きになった

坂本〉今後の大塚さん自身の目標はありますか?3年後、10年後…どのような姿を想像しますか?

大塚〉すごく答えるのが難しいのですが、特に、…ないのです。(笑)
何年後の自分…というよりは、自分にできることを常にやっていきたいですし、任せていただけたらワクワクするし、頑張れる性格なのです。

坂本〉世代も近いので、なんとなくわかる気がします。(笑)

大塚〉もちろん今は、「エリアマネージャー」としてはまだまだなので、社員の皆から認められる存在になりたいと思って頑張っています。ただ、課題がある限り、最大化でトライしていくだけだと思ってます。
ノンピでは月に1回の全社会議で、会社にどういう歴史があって、どういう風に経営が向かっているのかの共有があるので、会社が自分に期待することが見えてくる環境がいいと思ってます。今までの職場ではそういった風潮がなかったので、どうしても不安な部分や全力で楽しむことができずに、常に「辞めたい」と思っていました。
今は、やる気を持って仕事をしている自分が好きになっているから楽しいですし、尊敬できる同僚とも切磋琢磨しつつ、プライベートでも仕事の話も交えながら良い関係が築けています。

坂本〉「エリアマネージャー」として、日頃の活躍は部署を越えて聞こえて来てますよ。
これからも期待しています!!!ありがとうございました。

プライベートでも仲の良い同僚
~インタビューを終えて~

目標がない=「やる気がない」ではない
大塚さんにとって、「仕事をしている自分」を好きになれたことは、ノンピへの入社によって大きなインパクトだったように感じました。だからこそ、今、前を向いて自分ができる最大限の課題に取り組めているのだと思います。

それぞれの人が、今までの働く環境や今後の予測不能なライフステージの変化を考えると、
必ずしも3年後、10年後の自分の姿に対して、大きな目標を掲げることが全てではないと感じました。フレキシブルに働ける環境や、世代によってビジネスパーソンも多様に変化していると思います。

これは決して目標設定が不必要ということではなく、目の前にある課題に懸命に取り組み成果を出すことで、
〈今後の自分の道を切り拓いていくこと自体を楽しむ〉という考えを持っている人もいるということだと思います。
若手の新しい考えも尊重しつつ、更なる飛躍を期待していきたいです。


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