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蜷川演出舞台出身の取締役が語る「世界」を目指したきっかけ 〜 取締役 中矢誠一 〜

こんにちは!広報の坂本です。

嬉しいことに毎月新しい仲間が増えていくノンピ。

ノンピってどんな人がいるの?
今までどんなことをしていたの?

ノンピで活躍するメンバーのことを
もっともっと知ってもらいたい!
社員同士でも知らない話もあるかも?!

そこで、まずは取締役編ということでインタビューしました。
取締役トップバッターは中矢誠一さん。

■プロフィール
取締役 兼 事業開発本部 
中矢誠一(44)
ノンピJOIN:2019年
好きなこと:トレーニング
好きな食べ物:寿司

Q.プライベートについて

坂本〉まずは、少しプライベートのことも聞きたいので、「家族」について教えてください。
昨年の夏、休日にBBQを開催した時に息子さんを連れてきてくださいましたね。身長も高くてイケメンで中矢さんにそっくりですよね。可愛かったです〜。

中矢〉家族は、妻と5歳の息子がいます。
息子はそうですね〜、そっくりだなって自分でも思いますね。自己主張が苦手なところとか。

息子さんと奥さん 撮影:中矢さん


坂本〉自己主張…中矢さんは、お得意そうかなと思うのですが?

中矢〉社会に出てから本当の自分を出せたと思っていて。それまでは苦手でした。
小さい頃の自分に似ているなと思う反面、自分よりももっと経験させてあげたいなって思います。

チャレンジしたいと思うことに関して環境を整えてあげることはしたいし、
何より息子との時間は大切にしたいと思ってます。
子育ての時に一緒にいられなかったことを後悔している経営陣がいることは周りからよく聞いてます。
子供と遊べる時間は限られているし、数年もすれば子供にとっては友達との時間も大切になってきますからね。

今は共通の話題を作りたいから、こっちも知ろうと努力してます。
最近は一緒にYouTube観ながらベイブレード(玩具)の研究をしたりもしますよ!

自分が体験できなかったことを息子に体験させることで、自分自身の心も満たされている感覚があります。

坂本〉息子さん想いで素敵ですね。

中矢〉こういった想いは、妻の影響もあるかなって感じてますね。感謝しています。

坂本〉奥さんはモデルさんですよね。とてもお綺麗で雰囲気も素敵です。そういったご家族のお話しを聞いていて、「あたたかい家庭だろうな〜」と勝手ながら想像ができます。

中矢〉そうは言っても、ぶつかり合うこともありますけど(笑)でもお互いがお互いの気持ちをちゃんと表現できることは良いことだと思っています。今の自分がいる大切な存在だし、お互いをリスペクトしています。

Q.世界を目指すきっかけとは

坂本〉俳優の経歴があることは聞いたことはありますが、中矢さんは今までにどのような経験をしてきたのですか?
またよく言葉にされている「世界」を目指すきっかけになったことがあれば教えてください。

中矢〉勉学もそうだし、何か優れたり得意にしていることもなかったです。このままの人生どうなるんだろう?って考えたら絶望し始めて…それで静岡県浜松の高校を卒業して東京に出てきました。それで、役者の道に進むことになりました。

坂本〉なぜ役者を選んだのですか?

中矢〉最初は容姿を武器にできるかな〜と思ったけど、
活躍している俳優陣を目の当たりにしたらビジュアルでは勝てない・・・と途方に暮れてしまって。
ちょうどその時、渋谷で松竹芸能のオーディション広告を見つけて「松竹…?映画かな?」って、
なんとなくエントリーしてみました。
エントリー用紙に所属事務所とか書かなきゃいけないのだけど、当然どこにも所属していないから、適当に書いてみて(笑)今はもう絶対そういうのはダメだけど、当時はそういったゆるい部分もありましたからね。
それが蜷川幸雄さん演出舞台のオーディションとは知らないまま、
「当日に原稿渡されて、セリフを覚えて、役を演じる」をやりました。
だけど経験がないからセリフが全く覚えられなくて。
作文読むかのように原稿を手に持って、大声で全部読んでみました(笑)
それしかできなかったから。

もちろん周りはザワザワしたけど・・・結果的にこれが気に入られたという訳です。

初めてのオーディションの様子を再現


坂本〉中矢さんらしいなと想像できますけど、とても勇気のあることですよね。そのあと舞台役者デビューはどういう感じだったのですか?

中矢〉最初に与えられたのが「馬のうしろ脚」の役で。
代々木の乗馬倶楽部へ行って馬の脚の動きを見て何度も研究しましたね。
だけど、自分と前脚役の子で身長差があって、デコボコでおかしくて。
このままだと役が交代になってしまうという危機感と、どうせなら前に出たいという一心で、
蜷川さんの目の前をずっとウロウロして視界に入るように自分をアピールし続けました。
「俺いるよ!前にでたいよ!」って気持ちで。本当にずっと。
そうしたら結果的に、前に出る役に変わりました。
蜷川さんの舞台は一流の人しかいない中で、そこに参加させていただいて経験させてもらいました。

その時の体験や経験は財産で、自信を持てるようになったきっかけでもあります。
それから蜷川さんを知るようになっていく中で、「世界の蜷川」と呼ばれていることを知って、それを感じて、
自身も「世界」を意識し始めました。ただ、力をつけないと「世界」では通用しないと感じて、
23歳の時蜷川さん演出の舞台を最後に俳優を引退しました。

俳優最後の舞台で大竹しのぶさんからいただいたメッセージ


坂本〉それから現在まではどのようなことをされていましたか?

中矢〉役者引退後は代理商契約(フルコミッション)という雇用形態で企業に入社しました。
2年間はBtoCの営業を行い、年間営業成績賞を取りました。
最年少支店長、次長、営業部長、営業本部長、取締役、代表取締役というステップで
営業力を磨くこともできましたし社長になる経験もできました。
その後こちらの会社を独立し、会社経営に4年間携わりました。
初年度売上4.5億から最終年度は15億の売上を達成できました。

坂本〉新しい経験と共に、素晴らしい実績を残されたのですね。

中矢〉そうですね。そしてこちらの会社をM&A(Mergers& Acquisitions)した後、
別会社を債務超過事業再生として7年間経営をしました。
こちらでは人生初の海外進出(中国・北京)をするものの、実力不足とタイミングの問題もあり失敗しました。
事業再生自体は成功しましたが、海外への挑戦とその壁の大きさも感じました。

実は、この会社ではキャラクターの物販の企画・製作としてノンピと取引をしていました。
以前関わりがあったことを知らないノンピ社員も多いかもしれないですね。

そして、40歳前になって「若い頃からずっと働き続けてきた自分」の人生を一度ゆっくり俯瞰したいと思い、
福岡に移住することを決めました。もちろん柿沼さん(ノンピ代表取締役社長)にもお世話になったので
お別れの挨拶をさせていただいたことも覚えています。そして3年間後、また東京に戻ってきました。
多分その頃は、ノンピのケータリングが伸びてきた時期だったと思います。

坂本〉その後ノンピへJOINとなったと思いますが、その理由は「世界」への意識もありましたか?

中矢〉もちろんありました。そして今も。前職でお茶を世界に広める仕事にも携わっていたから、
そこで「世界」に発信するすばらしさを感じましたし、ジョエル・ロブションにNYで出会ったことで、、
一歩近づいた気もしていました。それをきっかけに、世界で戦えるコンテンツはなんだろうと考えるようになり、
「食」「エンタメ」というキーワードが思い浮かびました。
そしてその「食」の中でノンピの「ケータリング」というユニークなビジネスが面白うそうだと感じ、
今後のマーケットにも可能性があるとも感じました。
ケータリングを通して日本の素晴らしい食・文化を広められると思ってJOINを決意しました。

Q.中矢さんの思う、役割とは

坂本〉取締役という会社にとって責任のある仕事や、新規事業も管轄されていますが、中矢さんご自身が思う役割についてお聞きしたいです。


中矢〉もちろん責任のある仕事はしているから、そこについての役割は大前提。
その上で、今ノンピで役職を持って奮闘している30代が、当時の自分と同じような経験をしているなと
重なる部分があります。助けられるところは支えたいし、事業部長世代が活躍できるために
自分に何ができるかを常に考えています。
そこで大きく活躍できれば、ノンピは大きく進むと確信しています。

自身の人生の中で大きな経験はしているので、サポート面に力を入れたいし、
ビジネスでの演出家になりたいなと思います。

やはり、自分の尊敬する蜷川さんのことは常に考えていて、「蜷川さんだったらどうか?」って。

ビジネスの世界で蜷川さんのような仕事をしたいですね。
ケータリングで世界進出すること、そしてノンピが一歩進むことにしか興味がないし、
ノンピが上場できて、みんながいろんな経験できて、世界に進出できたら、
みんなの人生観が変わるのではないかと感じています。


インタビューを終えて

中矢さんにとって、蜷川さんとの出会いが人生を大きく変えたようです。
「自ら発信して、こんなに話したことないけど」と、この機会にたくさん教えてくださいました。
中矢さんの経験が、これからのノンピにとって貴重なもので、世界進出に一歩近づいているのだと思います。
蜷川幸雄さんマインドを大切に。

中矢さん、インタビューのトップバッターありがとうございました。

今は新型ウイルスなどで世界的に大変な時期でもありますが、
これも経験として捉え、一歩前へ進むべく全社員一丸となって頑張っていきます。

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