1月31日、今回で第2回目となるクリエイティブ室ミートアップイベントを開催しました!
クリエイティブ室のメンバーは、リクルートグループの事業会社のプロジェクト業務に携わるメンバーが多く、他の拠点で業務していたり、社内にいても全く別の案件を担当していたりと、なかなか顔を合わせて話す機会がありません。そこで昨年から、メンバー間の横のつながりを目的に有志のメンバーが中心になって開催されるようになったのが、このクリエイティブ室ミートアップイベントです。
今回は第2回目ということで、参加人数は50名ほどに増え、会場もグレードアップ!
銀座にあるおしゃれで開放的なスペースを使って実施しましたので、その様子をご紹介します。
「SUUMO」「リクナビ」「じゃらん」など、有名サービスを支えるリクルートグループ
ニジボックスのクリエイティブ室のメンバーには、
社内でさまざまな制作案件、UX案件を担当するメンバー。
リクルートグループの拠点に常駐というかたちで出勤し、サービスの案件にたずさわるメンバー。
というように、2種類の働き方をしているメンバーがいます。
それぞれ、デザイングループ、フロントエンドグループ、映像イラストグループに分かれ、プロジェクトを進めています。
リクルートグループの各事業会社に常駐するメンバーは、リクルートの有名サービスに携わっているメンバーが多数です。グループ会社の数自体も多いので、個々人では自分が所属する拠点以外の情報をあまり知らない、ということも珍しくありません。
そこでまず、みんなで自分たちの関わっているグループ会社とサービスについてふりかえってみました。
・株式会社リクルート住まいカンパニー
住まいに関する総合情報サイト「SUUMO(スーモ)」。
・株式会社リクルートキャリア
人材領域のサービス「RECRUIT AGENT」「リクナビ」「リクナビダイレクト」「リクナビイベント」「リクナビ HR Tech」など。
・株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
「カーセンサー」「ゼクシィ」「スタディサプリ」など。
・株式会社リクルートライフスタイル
CMや広告でも目にすることの多いサービス「じゃらん」「HOTPEPPER グルメ」「HOTPEPPER Beauty」「HOTPEPPER Beauty cosme」「Airシフト」「Airリザーブ」など。
こうして見てみると、クリエイティブ室のメンバーが携わる案件はどれも有名サービスばかりですね。
クリエイティブ室メンバーが「気づき」「学び」を共有する貴重な機会。ライトニングトークセッション!
今回のLTは、クリエイティブ室の各グループや、リクルートグループの各拠点で活躍するメンバーがそれぞれどんな仕事をしているのか、さらにプロジェクトに取り組む中で発生した課題や、それを乗り越える中で得た学びなどを他のメンバーに知ってもらうことが目的です。
一人目の登壇者は、フロントエンドエンジニアの朝長さん。
朝長さんは、大規模採用メディア「リクナビ」関連の業務を担当しているそうです。10月からはグループリーダーとして活躍しています。
そんな朝長さん、グループリーダーになったばかりの昨年10月、早速運用上の大きな課題に突き当たったそうです。彼の運用するメディアでサイト反映ファイルの齟齬が起きてしまったのでした。緊急対応することで難を逃れたものの、そもそもなぜこんなことが起きてしまったのか、朝長さんは考えました。
原因は、ファイル管理システムの運用上の問題とヒューマンエラーだったそうです。そこで、自らサイト反映のフローについて関係部署にヒアリングを行い、改善策を考えたとのこと。具体的には、ヒューマンエラーを防止する為、サイト反映されるファイルリストの管理を半自動化し、運用でも、誰が何を担当しているのかについて、関係者間で常に把握できるようにフローを改善したそうです。
失敗を乗り越えて得た成功ほど大きなものはない!大切なのは失敗をしてしまった後の対応なのだと感じさせられるお話でした。朝長さん、ありがとうございました。
二人目の登壇者は、デザイナーの北村さん。
普段は「カーセンサー」案件を担当していて、現在グループリーダーとして活躍しています。この案件に携わり始めた昨年にあった制作体制の課題と、それをどう乗り越えていったのかを、チームのチャレンジと題して発表しました。
チームの目指す方向が同じであれば、クライアント、制作側関係なくゴールを目指していけることを改めて実感できるお話でした。
三人目の登壇者は、フロントエンドエンジニアの小嶋さん。
以前は「SUUMO(スーモ)」の開発を担当していましたが、現在はニジボックス社内で、社内案件を担当中。グループリーダーとしてメンバーのマネジメントも行っています。
今回は、新人育成に関する改善策についてお話ししてくれました。
ニジボックスのフロントエンドエンジニアチームでは、新しいメンバーがほぼ毎月入社しているのですが、新人指導できるメンバーが限られているという問題がありました。
そこで小嶋さんは、チームとして全員が新人をフォローできる仕組みづくりにチャレンジしたのだそうです。具体的には、3人1組のスリーマンセルの導入、各人がSlackで自分専用の分報チャンネル(times)を開設、レビュー会の実施に取り組んだと言います。
結果として、チームとして教えあう文化、育てるための責任感が生まれ、新人育成の土台ができあがってきたそうです。今後ますますメンバーが増え、大きくなってゆくであろう、クリエイティブ室の新人育成の裏側を垣間見ることができたお話、ありがとうございました。
最後の登壇者は、映像イラストグループで映像制作を担当する窪田さんと、アニメーション制作を担当する平田さんのおふたりです。
クリエイティブ室の中でも少数先鋭で頑張っているグループの1つで、その実態を詳しく知るメンバーも多くないお仕事内容についてお話してくれました。
最初にお話してくれたのは、映像制作を担当する窪田さんです。
動画制作をする上で陥りがちな課題は4つあるそうです。
1つ目は、案件の性質上短納期での制作になりがちなこと。
2つ目は、動画という納品物の性質上、完成イメージの齟齬が起きやすく修正が多いこと。
3つ目は、編集者によって、得意不得意があること。
4つ目は、動きやイメージを誰にでもわかるように言語化して共有するのが難しいこと。
これらの課題を解決するために、
納品時の画角に合わせた具体的な絵コンテを最初に作成し、
動画制作の作業に入るという取り組みを行いました。
これらの取り組みを行った結果…
・最初に絵コンテですり合わせを行っているため修正も激減し、短納期での対応も可能に
・依頼時に具体的なイメージの共通認識が持てるので、品質も安定
・具体的な絵コンテを導入したおかげでクライアントへの説得力も段違いに向上
このような改善が見られたそうです。
最後に登壇してくれたのは、2Dイラストを用いたアニメーション制作を担当する平田さんです。
今回は、パーツ分けしたイラストを組み合わせることで立体的な動きに見せるLive2Dアニメーション制作の大まかな流れについて話してくれました。
まずは細かなパーツ分けから。
あるゲームのキャラクターを例にするとパーツの数は何と、148個!それを1つ1つ描いて組わせているのだというから驚きです。次にモデリングを行い、いよいよ実際にアニメーション制作へ。
細かなパーツの書き込みなど骨の折れる作業も多い中、平田さんがクライアントの好みをつかむこと、クライアントが求める以上のアウトプットをすること、そして何より自分なりの面白さを見つけ、仕事を楽しむことを大切にしているのだそうです。
窪田さん、平田さんともに実際に制作を行った映像、アニメーションを披露してくれ、制作プロセスを知った上で見る映像のすばらしさも実感したメンバーは、かっこいい演出が入るたびに「おお!」と感嘆の声をあげていました。
ペーパータワー対決は、考えながらのチーム連携が楽しい!チームビルディングに最適!
LTの後は、普段あまり交流の機会のないメンバー同士でチームを作り、ペーパータワー対決を行いました!
A4用紙を使って、一番高いタワーを作り上げたチームが勝ち!というシンプルなこのゲーム、チームビルディングに絶大な効果を発揮します。
初対面のメンバー同士でも、その場で「ああしよう、こうしよう」と相談しながらより高いタワーを目指すことで、すぐに打ち解けムードに、知らず知らずのうちにチーム感も強まって来ます。
途中でタワーが倒れてしまい、10cm、14cmというチームがいる中で、147cmという高さのタワーを作ったチームが優勝! しっかりとした土台作りを行ったチームが堅実な結果を出したようで、チーム力の強さを感じられました。おめでとうございます! 実際にやってみるとすごく面白いので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてください!
ニジボックス クリエイティブ室長 齊藤光一の想い
以上で、本日の企画はひと通り終了!この後の懇親会の前に室長の齊藤さんから総評をもらいます。
「クリエイティブ室はいろいろな職種のメンバーがいますが、カスタマーやクライアントが最初に目にする仕事という共通点があります。今後ますますクリエイティブ室内の交流を活発にしていって、デザイナーがフロントエンドエンジニアを目指してもいいし、フロントエンドエンジニアが映像クリエイターを目指してもいいんです。視野をどんどん広げて活躍していってください」
みなさん、今後のキャリアプランや突き詰めていきたいことなど、いろいろな想いが広がったのでは無いでしょうか?
クリエイティブな意志がワイワイつながる、交流タイム
実際にメンバーからは「普段お話できない人ともいろいろ話すことができて、楽しかった!」という声はもちろんのこと「2回目のイベントだったこともあって、LTの内容がさらに良くなっていて面白く聞けた」「LTのレベルが高くて勉強になったし、刺激されました!」という声を聞くことができました。
さまざまなメンバーとの交流をすることで「あんな風になりたい」と目標を新たにすることができたり「こんな人もいるんだ、こんな考え方もあるんだ」というように新しいアイデアが生まれたりすることもあります。
ニジボックスでは、メンバー間の交流活性化や知見の共有はもちろんのこと、その方のキャリアや働き方の可能性を広げるようなイベントを今後も行っていく予定です。